硫黄泉Sulfur spring
療養泉の定義では溶存物質量である総硫黄が2mg/kg以上含まれている泉種であり、主成分が遊離硫化水素の場合は(硫化水素型)・主成分が硫黄の場合は(硫黄型)となります。成分上金属は腐食し黒くなるので、貴金属は注意しなければなりません。
東海地方では数少ない温泉種別であり、硫黄型が岐阜県の大白川温泉等・硫化水素型が岐阜県の平湯温泉等がこの泉質に該当します。
効能は単純泉で説明している温泉の一般適応症に加え、硫黄型は慢性消化器病・慢性皮膚病・切り傷・糖尿病に良いとされ、硫化水素型は硫黄型の適応症に加え高血圧症・動脈硬化症によいとされています。また飲用の許可を得ている泉では糖尿病・痛風・慢性便秘によいとされています。
しかし硫化水素型の硫黄泉は火山の近くで湧出する事が多い為に、硫化水素等の火山性ガスでの事故に気を付けなければなりません。
硫黄型
東海温泉馬鹿二代目