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臥龍温泉(がりゅうおんせん)

【臥龍の郷】※旧施設名:ひまわり




【住所】  岐阜県高山市一之宮町5525
【電話】  0577-53-3933
【料金】  700円

【泉種】  アルカリ性単純硫黄温泉
       pH8.7 34.2℃ 200L/分 0.56g/kg H23分析
      
旧分析:弱アルカリ性単純温泉 pH不明 湯温不明 湧出量不明 0.89g/kg H2分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・シェービングソープ・ドライヤー
【営業】  6時〜24時
【記 録】 2008/12/29 【情報1】 2011/11/01 【情報2】 2012/01/22【情報3】 2013/03/03 【再訪1】 2020/01/13


【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 気温0℃で曇りの天気の中、夕方4時半より入泉です。この施設は国道41号沿いにあるため、高山からの帰りやスキー帰りの途中に前を通る施設でした。よって存在は知っていましたが、今まで評価する機会がありませんでした。

 看板が目立つ施設入口より駐車場に入るとすでに駐車場は8割方埋まっています。スキーシーズンの夕方としては少し空いていますが、きっとそれは今年は雪が少ない為にまだスキーヤーやボーダーがこの地域ではあまり活動していない為でしょう。なおこの施設は宿泊施設のほうがメインとなっている為、浴衣で歩いている方も見受けられます。

 施設前には湧き水が飲めるようになっていますが、寒い為か誰も利用していません。2重ドアを抜けて施設内部に向かうと結構広い空間が現れます。内部は左手前にコインレスの鍵付下駄箱・右にフロント・正面に談話コーナーと物販エリア・奥に休憩エリアとなっています。また左には通路があり食事処に繋がっています。

 フロントでは立ち寄り入浴として女性スタッフに申し込みます。入泉料と下駄箱の鍵を渡すと脱衣所のバンド式ロッカーキーが渡されます。入泉料が1000円ということでタオルなどが付属するかと思ったのですが、残念ながらありませんので、必ず持参しましょう( ´・ω・)o。
(再訪1では入泉料が700円になりました)

 受付を済ませて奥の休憩エリアのさらに奥へ向かい、下へ下る階段を下りると脱衣所とおじさんがいる番台?があります。番台は何の為にあるのか最後までわかりませんでしたが、そのまま脱衣所へ向かいます。
(再訪1ではその番台がなくなりました)

 脱衣所内は結構広く、左半分はリクライニングソファーや簡易ベットの休憩エリア・右半分が各種サイズのロッカーエリアと洗面所になっています。ロッカーは小さいほうを使いましたが、それでも通常の3倍の大きさですので、スキーやボードの格好で施設に来ても何とか収納が可能ですよ〜(≧∇≦)/。
(再訪1ではロッカーが変わり、大小2種類のロッカーが設置されていました。ただロッカーキーは受付で渡されるので、ロッカーに希望があれば受付時に伝えましょう。)

 早速脱衣の後、浴場へ向かうのですが、意外にも温泉分析表が脱衣所のどこにもありません。なんか心配になりながらも奥へ進みます。
(再訪1では壁に温泉分析表が掲示されていました

 浴場は少し薄暗くて湯気がモウモウと立ち込め、有効視界は5m位といったところでしょうか。利用者が多数居るのはわかるのですが、シルエットも怪しいぐらいにしか見えません。そんな中で内部を見渡すと正面に水風呂とサウナ・左にイベント湯と中央に内湯・その両サイドに洗い場・左奥にアカスリ処と露天風呂への出入り口が設置されています。

 洗い場は仕切りが無いタイプでシャワーや鏡など一通りの装備が整っていますが、湯気で鏡はお湯を掛けてもすぐに曇ってしまいます。また洗面器が2つの席で1つとなっている為に、洗面器で順番待ちをしなければならないのは少し不満が残ります。まぁ混みあっていなければこのような問題は無いのですが(^^ゞ。
(再訪1では洗面器は一席1つに変更されていました)

 さっと洗って振り返るとある内湯にドップリ浸かります。細い造りになっており、施設の中央に近いほうにお湯の投入口があります。またその投入口に近いほうが深くなっており、そちらのほうが人気になっています。

 お湯はしっかり温泉であることが判る匂いで、しばらく浸かっているとジワジワと温まっています。これはスキー場帰りにはたまらんな〜(≧∇≦)/。湯船の深いほうは混みあっていたので、浅いほうで足を伸ばしてゆっくり浸かります。ただ湯気が凄くて正直周りは何も見えません。勿論窓はあるのですが曇って何も見えません。

 じっくり温まったところで露天風呂へ向かいます。露天風呂の出入り口にてようやく温泉分析表を発見、ですが残念ながら簡易版なので利用状況や湧出量などは表示されていません。ちと温泉の情報は不足かなぁ。
(再訪1では同じ位置に更新された温泉分析表が掲示されていますが、なぜかアルカリ性単純温泉と記載されています)

 露天風呂は岩風呂と打たせ湯の2つで構成されており、側面は雪が積もった森になっています。岩風呂には常時熱めのお湯が横から供給され、同じ量のお湯が横から排出されています。どうやら内湯と露天風呂では利用状況が違うようです。また湯船も深く、底の岩に腰掛けるとちょうど良い位置に首や胸が出ます。なおこのときの湯温は41℃程でした。

 お湯は露天風呂で評価させていただきますが微かながら色々な色が少しづつ混ざった濁り湯で、硫化水素臭と硫黄臭・鉱石臭と微かながら弱い甘めの味が味わえます。全然内湯よりいいじゃな〜い(≧∇≦)/。

 利用状況につきましては掲示が無いので私の思うところ露天風呂は加温の上源泉掛け流し、内湯は循環・加熱・塩素消毒で加水の有無は正直判りませんでしたが、間違えなく露天風呂より成分が薄く感じられます。

 温かい温泉に浸かりながら、顔は気温0℃の風に吹かれる雪見風呂は逆上せないでいつまでも入っていられますね。

 湯上りは脱衣所内のリクライニングチェアーで、新聞や雑誌を読みながらゆっくりします。正面のTVでは年末の特集番組をやっており、年末の雰囲気を嫌でも感じられました。

 湯上り感はポカポカ感と硫化水素臭と硫黄臭・鉱石臭が残ります。アフターに予定がある方には少し辛い温泉施設かもしれませんが、温泉らしさを求める方には良いかもしれません。このポカポカ感と匂いは翌日の朝まで持続し、服には匂いが残りました。

 内部でゆっくり出来る為、高山観光やスキー・ボードで疲れきった体を休めるには良い施設ではないでしょうか。


【情報1】


 2011年7月20日に閉館したとの情報を頂きました。公式HPは既に無い状態ですので今後どうなるかはわかりませんが、今までお疲れ様でした。立派な施設なのでぜひ復活して欲しいものですが・・・。


【情報2】


 掲示板にて「温泉おやじ」様より利用情報を頂き、2012/1/22に施設前を通過して経営陣が変わり「臥龍の郷」として営業しているのを確認いたしました。

 機会を得られ次第、評価致します。


【情報3】


 掲示板にて「禁ぱちランナー」様より、以下の情報を頂きました。

入館料 800円でタオル・バスタオル付
シールラリーゆらんの本より、湧出量200L pH8.7 源泉温度8.2℃

公式HPでは単純硫黄泉と謳っていますので、おそらくH2年分析より新しい情報と考えられます。貴重な情報ありがとうございました。

また公式HPの情報では、営業時間は6時〜23時の営業時間となっていますね。

それにしても再訪してないなぁ・・・(T_T)。

【再訪1】


 約11年ぶりの再訪にて状況を確認しました。前にも書いておりますが「ひまわり」という施設名は「臥龍の郷」と変わりましたが、施設的には脱衣所のロッカーは変更された程度で殆ど変化していませんでした。変化したのは電話番号が変わり、温泉分析表が更新されH23分析のものに変わりました。また単純泉から硫黄泉に泉質が変化し、入泉料は1000円から700円に下がっており、営業時間も8時30分〜22時が6時〜24時と利用しやすくなっておりました。

 情報を更新し、初期評価の手直しを行いました。



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