本文へスキップ
新白川温泉
(しんしらかわおんせん)
【美濃白川 道の駅温泉】
※2022年3月末にて閉館
【住所】
岐阜県加茂郡白川町河東3500-1
【電話】
0574-75-2146
【料金】
550円
【泉種】
アルカリ性単純硫黄温泉
pH9.9 29.8℃ 100L/分 0.29g/kg R1分析
旧分析:アルカリ性単純温泉 pH9.6 29.8℃ 100L/分 0.31g/kg H21分析
旧分析:アルカリ性単純温泉 pH9.71 26.4℃ 湧出量不明 0.44g/kg 分析日不明
【備品】
リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】
10時〜20時 水曜及び年末年始定休
【記 録】
2012/01/28
【再訪1】
2016/05/04
【再訪2】
2022/03/20
【評価】
施設
★★★
お湯
★★★★
湯上感
★★★★
料金
★★
総合
★★★★
【コメント】
道の駅「美濃白川」に併設されたこの施設、運営会社が白川町からの委託により営業してきた四季彩の湯が、同町内の道の駅に温泉施設が新設されることに伴い閉館となり、2012年1月20日にこの施設がオープンしました。
早速この施設を気温0度で良い天気の中、評価させてさせていただきます。なお駐車場は道の駅の駐車場と共有なので、そのまま道の駅に駐車、奥にある施設に向かいます。なおこの日はオープンして日が経っていない為にオープンの旗が至る所に立っています。
温泉施設入口は2つある物産販売棟の中間奥に位置し、大きな暖簾が掛かっていますのですぐに判ります。施設内部は左右にコインレスの鍵付き下駄箱が設置され、左下駄箱奥に券売機・そのさらに左奥に受付が設置されています。
受付では券売機で購入した入泉券を女性スタッフに渡すのみで受付を終了。特にこれといって説明や案内は無かったので、そのまま受付の更に奥へと向かいます。廊下は少し進むとL字に曲っており、受付より奥側はベンチの置かれた休憩コーナー、L字の曲ったところで家族風呂・曲って突き当たりに男女それぞれの脱衣所が設置されています。
その家族風呂は4名まで90分2000円という設定になっており、なかなか良心的な金額設定となっています。今回は普通の湯船を確認すべく、男なのでいつもどおり男湯の暖簾に向かいます。
脱衣所内部はロッカーと少ない籠・洗面台で構成されており、壁にはしっかりと温泉分析表が掲示されています。そんな脱衣所ロッカーは利用する場所によって、鍵付きながら100円リターン式かコインレスかが変わりますので注意です。
また脱衣所は天井が高く、広くは無いもののそこまで圧迫感は感じられませんよ。なお装備面で新施設で不満は無いものの、ロッカーの不統一など、コストを出来るだけ削っている部分も見受けられるのはある意味身の丈経営ですね。
早速脱衣の後に浴場へ向かいます。浴場はここでもL字の造りになっており、はじめのエリアは右に掛け湯と左が仕切り有りの洗い場・正面に露天風呂の出入り口・右に曲ると今度は仕切り無しの洗い場が右・内湯が左といった造りになっています。また内部はこの日だけかもしれませんが湯気が充満しており、あまり良い視界では有りません(*_*)。
洗い場は先にも書いたように、仕切り有りと無しの2パターンあり、どちらも鏡やシャワー・ソープといった快適装備は同じです。シャワーはダイヤル式でカランが押しボタン式、ソープ類もそこまで匂いがキツく無いものなのでこれといって不満は感じられませんでした。
この日は開業1週間後にもかかわらず、利用者は私も含めて3人しか居らず、ゆったり体を洗い、長方形の形をした唯一の内湯へ向かいます。
内湯は40℃程に設定されており、18名程がゆったり浸かれるようなサイズです。側面の窓からは小さな庭園も見えますが、木々の後にはすぐに塀がありますので、開放感は無いわけではありませんが良くはありません。
そんな内湯のお湯は無色透明で、微かな硫黄臭の裏に塩素臭が感じられます。さすがにそのあたりは四季彩の湯とそんな大差が無いように感じられ、可も不可もないお湯となっています。ただ利用者は少ない為にとても良い状態のお湯であることは確かです。しばらく浸かっていると徐々に体が温まり、上がる頃には体の心からポカポカでした。
お湯の利用状況は掲示がされていませんでしたが、循環濾過・加熱・未加水・塩素消毒であると思われます。毎分100Lの湯量で利用者が多いと想定される道の駅なので、循環濾過は仕方ないと思われます。
しかしちゃんと温泉法施行規則で消毒等温泉に手を加えた場合は掲示するよう決められた情報は、小さくても掲示して欲しいですね。特にオープンしたばかりの新しい施設なので、そのあたりの事はわかっているはずです。
露天風呂は屋根付きで6名が浸かれるサイズの湯船と壷湯が1つ設置されています。壷湯が1つとは混雑時にはきっと順番待ちになるんだろうな〜と思いつつ浸かります。
露天風呂からの眺めは周囲を塀で囲まれている為に山の一部と空しか望むことは出来ません。露天風呂すぐ横を国道が走っているので、そのあたりは仕方ないのかもしれませんが少々物足りない気がします。またお湯は内湯同様の評価であり、利用状況も同じと感じました。
湯上りは受付近くの休憩エリアで、TVを見ながらゆっくりすることが出来ます。この日は利用者が少ない為かほぼ貸切でゆったりさせていただきましたが、道の駅なので混雑時にはベンチが不足する可能性も有りますね。
湯上り感は上品なポカポカ感が2時間ほど徐々に効力を落としながら持続し、肌もしっとり感とアルカリ性の張りをその日の夜まで感じられました。単純泉ながら湯上り感は楽しめ、改めて単純泉の面白さを実感いたしました。
【再訪1】
気温25度で良い天気の中、約4年ぶりの再訪にて状況を確認いたしました。施設やサービス面では特に変更はありませんでしたが、内湯では殆どお湯の匂いが感じられませんでした。露天風呂では前回の評価では感じられなかった硫化水素臭が感じられ、浴感も露天風呂の方が勝りました。硫黄臭が硫化水素臭の裏に隠れていますので、泉質的には大きな変化はしていないと思われます。
また今回はお湯の利用状況もしっかり掲示されており、加温・循環ろ過・塩素消毒となっておりました。出来れば新湯投入割合の情報などもっと欲しいところではありますが、一応温泉法には従った表示内容でした。
なお評価に変更はありません。
【再訪2】
掲示板にて「ぎふっこ」さんより閉館情報を頂きましたので、最後の確認で再訪致しました。オープンしてから10年、半公営で運営してきたのですが収支が合わなかったのでしょう。ようやくCOVID-19の第6波による蔓延防止等重点処置が終わりを迎え、経済を回していこうというときに閉館とは、タイミングが悪いように思えます。
変更点は下記の通り
・入泉料が450円⇒550円に値上げされていました。
・営業時間が1時間短縮され、10時〜20時に変更されていました。
・温泉分析表が更新されていました。
・掛湯の壺は使われていませんでした。
・お湯は硫化水素の匂いは消え、硫黄の甘く感じる匂いがしっかり感じられました。
せっかく東海エリアでは貴重な硫黄泉になったのに閉館とはもったいないです。またどこかで復活してほしい温泉施設と心より感じました。
なにはともあれお疲れ様でした。また「ぎふっこ」さん、情報を頂きありがとうございました。
このページの先頭へ
メニュー
トップページ
top page
温泉名50音別検索
profile
sched
県別・地域別検索
営業時間別検索
report
入泉料別検索
泉質別検索
掲示板
天然温泉未利用施設
注意書
リンク
自己紹介
東海温泉馬鹿二代目