白鷺温泉 【白鷺温泉白鷺館】

白鷺温泉(しらさぎおんせん)

【白鷺温泉白鷺館】




【住所】  愛知県豊田市篭林町塩平21
【電話】  0565-62-0151
【料金】  800円

【泉種】  弱アルカリ性硫黄冷鉱泉(硫化水素型)
       pH8.0 17.5℃ 湧出量不明 成分量不明 S26年分析
       
※総硫黄は159mgとの掲示あり

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時〜20時 不定休
【記 録】  2007/03/04 【再訪1】 2007/10/28 【再訪2】 2012/07/22


【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 気温19℃で晴れの中、午後2時より行って参りました。雑誌「じゃらん2月号」の付録についていた「100円にて入泉できるクーポン」を使っての利用です(´ー`)ノ。しかし3月初頭でこのポカポカとした気温、地球の温暖化の影響かな〜(>_<)。お願いだから日本の美しい四季を崩さないで下さいね。

 周りの道路に看板はあるのですが、どれもちょっと古い看板で歴史の長さを感じます。駐車場も車が少なめで意外と穴場か・・・と感じながら建物に向かいます。

 建物は昭和27年に建てられたものが宿として今も使われています。三十路の私が、なぜか懐かしい雰囲気を感じてしまいます・・・日本人だなぁ(≧∇≦)/。入り口を入るとセンサーで呼び鈴が鳴り、奥から黒のセルフレームメガネが良く似合っている女性従業員がお出迎えしてくれました。

 コインレスの鍵なし下駄箱に靴を入れるように指示され、靴を入れようとするのですが、昔の下駄箱でサイズが小さく蓋が閉まりません。「斜めに1段1足づつ入れて下さいね」とお言葉が・・・何とか入ったぁ。
(再訪2では脱ぎっぱなしもOKでした)

 初めての利用ですかと聞かれ、初めてですと答えると施設と温泉の説明が入ります。昭和27年からこの建物は使用していること・湯船はもちろんシャワーやトイレの水まで源泉を使用していることなど・・・すげぇ!湯量は明記されていませんでしたが、豊富なようです。

 パンフレットやカラー出力された案内の紙をもらって、細い廊下を徐々に下がりながら奥の脱衣所に向かいます。途中にゲームコーナー兼マッサージ機コーナーがあるのですが、どれも年代物です。昭和の時代を感じることが出来ますよ〜。

 今回は向かって左側が男湯で、引き戸を開いて脱衣所内に入ります。脱衣所は意外と広い空間を確保しており、宿のロッカーらしく篭タイプがメインですが、100円の有料ロッカーもありますので人間不信な方はどうぞご利用ください。また洗面台にドライヤーがありますが、冷風しか出ませんでした(>_<)・・・ぜひ新しいものにして欲しいですね。体重計はレトロなものが80kgを指した状態で置いてあります。きっとこれはオブジェかなぁ。
(再訪2でドライヤーは変わっていましたが、体重計は90kgを指していました)

 浴場は内風呂が1つで非常にシンプル。掛け湯はなく、洗い場も3つのみで仕切りなし・鏡なしです。シャワーやカランの温度設定もお湯と水を己で調整する旧型タイプなので、近代設備に慣れた方だと不便かもしれませんね。

 そんな洗い場なのですがソープ類は私の好きな「炭」タイプ、よかったー。なおシャワーから硫黄の香りが判ります
(再訪2ではしっかり硫化水素臭でした)。利用しているお湯の全てが温泉ということで温泉成分を流して上がることは不可能な施設ですので、アレルギーをお持ちの方は気をつけましょう。

 早速シャワーで温泉を感じつつ体を洗い、唯一の湯船に体を沈めます。側面にはタイル絵が大きく設置されており、白鷺の絵が堪能できます。また側面はガラス張りになっていますので、閉塞感は感じることなく周囲の緑を鑑賞しながらお湯に浸かることが出来ます。

 そんな湯船の中心からはお湯がモコモコと盛り上がって循環されていますが、加熱のための循環と思われます。またホースで非加熱の源泉が湯船にチョロチョロと投入されています
(再訪2ではそのホースがありませんでした)

 お湯は無色透明、硫黄味の裏に微かな鉄味・硫黄臭が感じられます。また湯船に浸かると体中に気泡が付きます。愛知県下にこんな温泉があったとはうれしいじゃないですか!
(再訪2では硫化水素臭に変化しましたが、湯船では殆ど匂いが感じられず気泡もありませんでした)

 なお温泉の利用状況は明記されていませんでしたが、循環・加熱・未加水までは把握できました。ただ消毒方法は不明ですが塩素臭はありませんでした。

 温泉分析が昭和20年代とはいかがなものかと・・・是非再検査してください。一応成分表は受付後ろ上にありますが古いよ〜(>_<)。

 湯上りは肌がしっとりサッパリとします。季節問わず楽しめますが2時間後に湯あたりの症状が・・・。まさか私の放射能センサーが作動するとは、成分表に記されている4.4マッヘ(14.5キュリー)以上の結構なラドンも含まれているのではないでしょうか
(再訪2ではラドンを感じることはありませんでした)。持続力は翌日夕方まで肌は絶好調でした。

 温泉にアミューズメント性を求めず、温泉本来のお湯を楽しむ・湯上りを楽しむ・雰囲気を楽しむという点から見れば、なかなか良い施設ですよ!


【再訪1】


 掲示板の情報で2007年7月、浴場をリニューアルして露天風呂を設置したとの情報を「みなさん」に頂きましたので早速再訪してみました。気温22度で晴れの天気の中、15時より入泉です。情報ありがとうございました。

 今回は800円を支払って奥に進みます。玄関入り口には「7/21 温泉リニューアル」というチラシが張ってあります。興味深々で奥に進みます。休憩エリアに来たときに異変にがさっそくありました。水槽が少なくなって丸い机が置いてあります。どうやら休憩エリアも少しイメージチェンジしたようです。

 脱衣所に入る部屋前に移動して、右側の脱衣所上に露天風呂の文字が付いているのを確認します。さらにドアの前には男湯の札が掛けてあり、90分で入れ替わるシステムです。時間が噛み合わないとゆっくり浸かれません(T_T) 。ただ混みあっていないとその辺は融通が利くようです。

 脱衣所は純和風で雰囲気が出ています。内部はコインレスで鍵付きロッカーか篭から選ぶことが出来、洗面台も雰囲気に溶け込んでいます。GOOD JOB!(≧∇≦)/

 浴場に移動すると小さい浴室ながら、脱衣所と同じ雰囲気の空間が続きます。洗い場は仕切りなしでソープは炭シリーズ、お湯は相変わらず源泉です。

 内湯は2人入ると満員御礼サイズの小さなもの、結構な量のお湯が壁から流れてモニュメントになっています。しっかり湯船の下ではお湯が吸引されており、しっかり循環・加熱のお湯になってしまったのです(>_<)。

 露天風呂も内風呂と同じサイズ、利用状況は内風呂と同じです。小さいながら庭があり、上品な和風を感じます。

 無色透明で微かな硫黄臭と消毒臭・苦味が感じられるお湯で気泡が消え、質が落ちてしまったショックに精神的凹みが続きます。

 さて、時間が来たので一旦服を着て休憩エリアに退避、左側の浴場に移ります。しか〜し!この左側は前回となんら変わりがなく、湯船のお湯は露天同様少し質が落ちたようです。井戸の調子が本日絶不調なのかな〜(>_<)。

 湯上りは微かな苦めの硫黄臭と肌の張りを感じ、湯当りは今回起きませんでした。少し万人受けの施設に変更したこの施設、香嵐渓の紅葉狩りの帰りなどに寄ってみてはいかがでしょうか。今回の評価でお湯を★5つから★4つに変更いたしました。



【再訪2】


 約5年ぶりの再訪にて古い浴場を利用、状況を確認しました。90分入替制の張り紙は無くなっており、男女の浴場入替がいつ行われるのか不明且つ確認が出来ませんでした。また温泉分析表も古いままですので、更新していただきたいものです。

 初期評価を手直しし、写真を追加致しました。また評価に変更はございません。




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