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白浜温泉(上山湯源泉)(しらはまおんせん(かみやまゆげんせん))

【KKRホテルズ&リゾーツ 白浜美浜荘】




立寄り対応不可

【住所】  和歌山県西牟婁郡白浜町1564-2
【電話】  0739-42-3383
【料金】  立寄り対応不可

【泉種】
  中性含硫黄ーナトリウムー塩化物温泉
       pH7.3 73.5℃ 331L/分 13.62g/kg H9分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー・剃刀・櫛・タオル小
【営業】  入浴時間 15:30〜22:00/5:30〜8:00 無休
【記録】  2007/11/10

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★★★
湯上感 ★★★
料金 -
総合 ★★★


【コメント】
 
 名古屋から片道330km、日本三古湯の1つである白浜温泉に行って参りました。今回は大学時代の同期と年1回の旅行で宿泊利用です。

 この施設は国家公務員共済組合連合会の施設ですが、一般も受け入れてくれています。公務員の組合施設ということで豪華かなぁと偏見をもって予約を取ったのですが、意外と年季の入った素朴な施設でした。まぁ今回1万円以下のコースなので贅沢は言いません。

 チェックインをして近くのサンセットビーチを散歩、海の綺麗さとゴミのないビーチに感動、戻ってきて食事の後入泉です。なお食事は満足できる量と質でした。

 浴場は施設に1つのみ、1階フロント奥の通路を進んだところにあり、手前が男性・奥が女性になっています。正直ドアはアルミ製で何の風情もありません。正直もう少し温泉地らしい演出が欲しいところです(-_-;)。

 脱衣所は鍵なしのBOXタイプ、篭もありません。壁には白浜温泉のオリジナル利用状況と温泉利用証明書・水質検査証明書が別々に掲示されています。ん!ちょっとまて、肝心な温泉分析表がないぞ〜Σ(゜□゜*)。

 仕方なく泉質不明のまま浴場に向かいます。中は左手に仕切り無しの洗い場、右に湯船が1つ設置されているのみ。非常にシンプルな上にちょっと暗めですが、消毒臭はなく硫化水素の香りが微かに漂っています。

 洗い場に向かい、明日の予定を組み立てながら体を洗います。シャワーはボタン式で押して4秒後に止まってしまう設定、いくらなんでも早すぎです・・・(-_-;)。結局常にボタンを押しながらシャワーを利用しましたが、座ったところがダメだったのかな(>_<)。

 さて、壁1つ隔てた湯船に向います。湯船サイズは8人入れば満員御礼サイズ、露天風呂やサウナなどはありませんので温泉の泉質のみに集中することが出来ます(´ー`)ノ。

 お湯は掛け流しで未加水・未消毒・未加温でさすがに1300年の歴史がある名泉、湯量も湯温も恵まれています(≧∇≦)/。投入されたお湯と同じ量のお湯が湯船の縁から流れ出しており、誰でも掛け流しと判ります。

 湯は薄暗い為、正確ではありませんが本当に微かな白色透明・大人しい硫化水素臭・サッパリとした塩味となっています。掛け流しのために消毒臭は全く無く、すばらしいの一言です。

 しばらく浸かっていると、体の芯から温まっていくのが判ります。硫黄と塩化物の組み合わせは草津温泉や平湯温泉・大白川温泉といった誰でも良いと評価する温泉の泉質で、体がポカポカするのが特徴です。

 ゆっくり浸かっていると、酒くさ〜いオジ様方がガヤガヤ入ってきました。途端にアルコール臭が充満、ゆっくり浸かっている状況ではなくなってしまいました(T_T) 。

 湯上りは肌がしっとり、ポカポカ感が楽しめます。しかし変な汗が出ることもなく、上品な感覚が楽しめます。また疲れがどっと出ることも無く、夜更けまで楽しく酒を飲みながら友人と語ることが出来ました。なお持続力はポカポカ感が寝るまでの5時間、肌のしっとり感が翌日朝までしっかり持続していました。

 なお温泉分析表はフロントに聞くとコピーされて出てきました。いや〜分析表のコピーをいただけるとはびっくりですが、ぜひそれは脱衣所に掲示していただきたいものです。

 また源泉井戸は宿から海岸に向って歩き左側にある「白浜エネルギーランド」横にある井戸です。冷却のための幾つかの槽に溜めている為、近くを歩くと硫化水素臭が漂っています。これは温泉地らしい(´ー`)ノ。

 温泉地としては意外と温泉をゴリ押ししている土地ではなく、海産物や特産である梅・近くの動物園で生まれた双子のパンダなど、地域で観光地化に取り組んでいるのが判ります。家族で来ても温泉に興味が無い方でも楽しめる土地だと思いました。



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