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石和温泉(甲斐リゾートホテル源泉)(いさわおんせん)

【甲斐リゾートホテル】






【住所】  山梨県山梨県笛吹市石和町上平井391
【電話】  055-263-7911
【料金】  -円(現在日帰り入浴未対応

【泉種】
  アルカリ性単純温泉
       pH8.0 35.2℃ 133L/分 0.64g/kg H14分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  無休
【記録】  2011/10/08

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★
料金 -
総合 ★★


【コメント】

 嫁の希望により一泊二日間での旅行によって利用した温泉リゾートホテル。嫁が仕事の影響で、前日まで旅行が出来るかわからないということで、前日夜にWeb上から直前格安予約サイトを利用しての申し込みとなりました。

 この石和温泉は甲府盆地の平野で予想外に発見された比較的新しい温泉とのこと。周囲はメインの温泉街からかなり離れており、葡萄畑に囲まれたのどかな風景が広がっています。施設は地図もしくはナビがないとわからないような場所にありますので、事前に準備してから向かいましょう。

 今回は宿泊利用なのでフロントにて通常の受付を行いましたが、日帰り入浴について確認すると「数年前までは受けていたが、現在はお断りしている」との事。

 このホテルの入浴施設は二階にあり、エレベーターを降りて左手に進むと左手に脱衣場の暖簾が現れます。なおこのようなホテルの場合、家族との待ち合わせをどうするかを決めておかなければならないのですが、その待ち合わせ場所は一階のロビーしかありません(。´Д⊂)

 脱衣場内部は入口で靴を入れるだけの下駄箱があり、その奥に洗面所と籠が設置された棚が設置されています。壁にはしっかり温泉分析表が掲示されているのですが、利用状況を示す表示はありません(*ToT)。意外と利用状況が未掲示な施設がまだあるんですよね…。

 浴場は右手にサウナと洗い場、左手にメインの湯船と源泉風呂、左外に露天風呂が設置されています。明るい時間帯は窓からの採光で明るい雰囲気なのですが、夜は一転大人の雰囲気で薄暗いながらも暗すぎて恐ろしいわけでもありません。


 洗い場は仕切りが無いタイプで、鏡やシャワー等の快適装備はしっかりあります。しかしながらどう考えても昔サウナが大きかったのを小さくして、洗い場を増設しただろう!という雰囲気の部分が右側にあります。リフォームしたときにもう少し何とか出来なかったのかしらと不思議に思えてしまいます。

 そんなことを考えつつ全身を洗い、メインの湯船である大きな内湯にゆっくりと浸かります。湯温は41℃程で側面は大きくガラス窓が在る為、昼間であれば明るい湯船ですよ。


 しばらく浸かっているとアルカリ性のお湯の為に肌がサッパリしてくるのがわかります。湯船は常に縁のギリギリまでお湯がくるように設定されており、浸かる人が居るとお湯が溢れるようになっています。

 しかしながらこんな芸が出来るのは循環施設の証拠でもあったりします。実際手すりがある近くに取水口があり、そのお湯を循環・加熱・濾過して不足分は新湯を追加しています。まぁ加熱が必要な温度の源泉なので、光熱費を考えればそれが一番安く済む方法なのかもしれませんね。


 その横にある小さな湯船が温泉マニア用?の源泉風呂となっています。源泉風呂は30℃程でかなりぬるく感じますが、しばらく浸かっていると体が慣れて心地よくなっていきます。源泉は湯船より暖かいのですが湯船で冷めてしまう様で、季節によって大きく湯船の温度が変わりそうな気がします。
                                    
 しかしこの湯船の位置はサウナからも近いので、サウナ利用者の水風呂としても利用されていそうな感じを受けてしまいました。まぁ合理的といえばそれまでなのですが。


 お湯は無色透明で微かな塩素臭の裏に鉱石臭、弱いながら金属的な味が感じられました。この温泉の分析表では湯温が25℃以上ありますので温泉になるのですが、成分のメタケイ酸でも温泉法をクリアすることが出来ます。でもメタケイ酸って別の名は「シリカ」なので、免疫力向上や骨形成に効果があるものだそうです。

 そんなお湯の利用状況は掲示がないので加水の有無はわかりませんが、源泉風呂以外は循環・加熱・未加水・塩素系薬剤による殺菌ではないかと推測しました。


 露天風呂は案内がかるのですが、出入口が目立たないので見落とし注意です。そんな露天風呂は岩風呂風で、大人6人がゆったり浸かれるサイズ。二階に設置されているために横長に制限された造りなのですが、周囲の塀や建物によって眺望はありません。

 立地的には周囲が宅地と農地の混在している地域なので、露天風呂から風景が見えるとその逆も見えてしまうということなのでしょう。唯一見える空を眺めながら、しばらく浸かって源泉風呂で冷えた体を温めておりました。


 湯上がりは部屋でゆったりしつつ、昼間に近くにあるワイナリーにて仕入れたワインとチーズを楽しみました。ちょうどヌーボーの出回る時期なので、フレッシュなワインを好まれる方は10月〜11月はおすすめです(* ^ー゜)ノ(私はブランデー入りワインにハマりました)

 湯上がり感は肌にサッパリ感と張りを翌日朝まで感じられるほかは、これといって特徴はありません。成分量から考えればもう少しポカポカ感などの特徴があっても良いのですが、その辺りは予想外でした。

 良くいえば万人向け、特徴ある温泉を求める方には物足りないお湯に感じられると思われます。



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