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白浜温泉(行幸混合泉)(しらはまおんせん(みゆきこんごうせん)

【崎の湯】






【住所】  和歌山県西牟婁郡白浜町湯崎1668
【電話】  0739-42-3016
【料金】  300円

【泉種】
  弱アルカリ性ナトリウムー塩化物温泉
       pH8.4 78.6℃ 湧出量測定不能 11.15g/kg H16分析(4源泉混合)

【備品】  -
【営業】  10月〜3月    8:00〜17:00 
      4月〜6月・9月 8:00〜18:00 
      7月〜8月     7:00〜19:00 オールシーズン水曜定休
【記録】  2007/11/11

【評価】

施設 ★★★★★
お湯 ★★★★★
湯上感 ★★★
料金 ★★
総合 ★★★★★


【コメント】
 
 気温16度、晴れの天気の中、南紀白浜の中でも代表的外湯「崎の湯」を朝10時半より入泉いたしました。

 県道から海沿いの細い道を奥に進み、海岸沿いの施設に向かいます。崖と海に挟まれた狭い駐車場はすでに殆ど空きがなく、誘導員の指示に従うことになります。

 施設の入口にはおばちゃんが券売機の前で待ち構えており、来客者に簡単な施設説明と入泉券の販売をしています。


 この時間は満潮に近いらしく、海に近いほうの湯壺は使えないとのこと(この施設は湯船ではなく湯壷と言う)。また貴重品は受付横の100円有料ロッカーを使うよう指示がありました。しかしこの案内の仕事、雨の日や風の強い日は大変だろうなぁ(>_<)

 入泉料を支払い、小屋風の脱衣所に向かいます。手前が女性・奥が男性となっており、潮風で暖簾がヒラヒラと舞っています。女性はちゃんと目隠しがあるので大丈夫なのですが、男性は丸見えになります(^^ゞ。

 小屋の外壁にはお湯の利用状況が白浜温泉オリジナル形式で明記されており、その手前には温泉の歴史が案内板に明記され、日本書紀や万葉集に登場する温泉がここであるとのこと。歴史ある温泉ですね〜(´ー`)ノ さすが日本三古湯の1つです。

 脱衣所内部はちゃんとコインレスの鍵付きロッカーがあり、外の有料ロッカーは意味が無いことを悟ります。足元はスノコになっており、靴は入り口に脱ぎっぱなしとします。壁にはしっかりと温泉分析表が掲示され、知りたい情報は得られます。

 ささっと脱衣の後、階段を下りて湯壷に向います。脱衣所を出た途端に太平洋の波と潮風を受けます。なんて開放的なんだ〜(≧∇≦)/。

 ここは石鹸の使用が禁止されていますので、洗い場はありません。頭や体が洗いたい方は浜辺横の「白良湯」が海を見ながら浸かれますのでオススメです。

 掛け湯を行い、湯壷に浸かります。湯壺は場所によって温度が異なり、海に近いほうがぬるく40℃程で崖に近いほうが43℃程と熱くなります。


 この日は風が強く寒く感じられましたので、崖側のお湯の投入されているところでゆっくり浸かります。

 湯壷は自然の地形を利用している為に深さがまちまちなので、自分の体格に合うところを探しましょう。崖側のほうには深くなっているところがあり、お子様は要注意です。

 湯は微かに水色で透明・塩味・潮の香りを感じられます。見た目は特徴がありませんが、浸かっているとじわじわ体の芯から温まっていきます。


 お湯の利用状況はさすがに掛け流し・未消毒・未加熱・常時加水となっております。加水の割合はわかりませんが、高温の源泉がすぐ近くなので冷却が間に合わないのでしょう。

 しばらく浸かって下の湯壷の様子を見ることにします。通路にはロープが掛かっており、立ち入り禁止となっています。その奥には白波が届きそうな位置にある湯壷があります。なんというワイルドさ!

 しかしこの施設近くにある海中展望塔から男は丸見えになります。体に自信ののある方はどうぞ岩の上でポーズを取りましょう・・・(;´Д`)。


 湯上りはベタベタすることなく、肌がサラサラ・体はポカポカとし、意外とアルカリ性の特徴が塩化物の特徴と対等に出ています。この効果はその日の夕方まで徐々に効果を落としながら持続しました。

 源泉は県道から施設に向かう途中にあり、鉄塔が数本湯煙を上げながら建っている為にすぐ判ります。横には温泉卵専門店があり、高温の温泉を有効活用しています。でも誰もお客さんはいませんでしたが・・・(^^ゞ。


綺麗な海を見ながら温泉に浸かるという施設としては管理されており、誰でも楽しめる施設だと思います。



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