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仙水の湯源泉(せんすいのゆげんせん)

【天然温泉いこいの湯 多摩境店】




【住所】  東京都町田市小山ヶ丘1-11-5
【電話】  042-797-4126
【料金】  900円(平日700円)

【泉種】
  弱アルカリ性ナトリウムー塩化物温泉
       pH7.9 48.6℃ 438L/分 2.95g/kg H16分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  9時〜翌1時 偶数月の第1火曜日定休
【記録】  2008/01/03 【再訪1】 2014/01/03

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】
 
 気温2℃で快晴の中、朝9時より入泉です。神奈川県と東京都の境に程近い位置にある温泉施設で、ジブリ映画「平成狸合戦」の舞台になった多摩ニュータウンの奥(西側)に位置します。映画の通り近年、丘陵地帯が開発によって一気に切り開かれたエリアになります。

 営業開始15分前に着いたのですが、すでに数台の車が待っており、人気の高さが伺えます。和風の施設はなかなか立派で、横では加温用の燃料をタンクローリーから供給を受けています。

 しばらくしてから大きな暖簾の掛かった施設に入ります。入り口は右側にコインレスの下駄箱が設置されており、さらに内部へ通じるドアがあります。まだこの時は営業開始より早く、内部で列を作って皆さん待たれていました。営業開始時には30名ほど並んでおりました(-_-;)。

 内部へのドアが開くと右手にフロントがあり、下駄箱の鍵を渡すと番号の書かれたバンドが渡されます。このバンドによって食事などが出来、後会計になりますので失くさない様大事に扱いましょう。

 受付を済ませてフロント横を右に曲がり、別の棟に移動します。その途中にはキッズコーナー
(再訪1ではそのキッズコーナーは無くなっていました)・2階への階段・無料の貴重品ロッカーが設置されており、2008年現在の最新スーパー銭湯風温泉施設であることが判ります。その奥に脱衣所の暖簾があるのですが、男性が手前・女性は奥の浴場になります。

 脱衣所はコインレスの大小のロッカーがそれぞれ設置され、洗面台やベビーベットといった快適設備もしっかり設置されています。今回は小さなロッカーを使わせていただきましたが、ロッカー内部もしっかりと綺麗にされていますヾ(^ω^*)。

 脱衣の後浴場に向います。浴場のドアを開けると左右に別れており、右が各種内湯とサウナ・洗い場、左が各種露天風呂となっています。まずは体を綺麗にしなければならないため、何はともあれ右の洗い場に向います。

 内湯のある建物はなかなか古風な和の雰囲気で作られており、落着きを感じられます(´ー`)ノ。洗い場は仕切りがあるタイプで、各席に温かい電球色の照明が付いております。ソープ類や鏡・シャワーもしっかり装備されてなんら不満はありません。ただ髭剃りなどするには少し暗めかもしれません。

 さっと洗い、内湯を一通り確認しますが全て井戸水利用と言うことでパスします。なお内湯はイベント湯やジェットバス・電気風呂等、スーパー銭湯にありそうなものは全て揃っていました(≧∇≦)/。

 入り口に戻って露天風呂に移動します。露天風呂は源泉掛け流しで上流側・下流側の岩風呂・寝湯・檜湯の湯船で構成され、端にはごろ寝できるエリアとベンチがあります。残念ながら檜湯と寝湯は循環したお湯を利用しておりますが、岩風呂はこの地区で貴重な「源泉掛け流し」です。

 さっそく源泉風呂で屋根も設置されている、上流側湯船に浸かります。温度は少し高めの44.5度を湯温計が指しており、江戸っ子が好きそうな湯加減です(^^ゞ。眺望は露天風呂横の斜面にある緑と横のマンションが視界に入ります。

 マンションからはちゃんと露天風呂が見えないようになっているそうですが、マンションは結構な大きさでその辺がニュータウンらしさを感じるところでしょうか。なお下流側の湯船は42度の湯温でした。

 湯はウーロン茶色の透明なお湯で、この辺で湧出する相模原やまと温泉などの温泉と特徴は同じです。匂いは微かに油の匂いと硫黄臭がほのかに感じられ、味は微かに甘めのなんとも言いがたい独特の味を感じられます。しばらく浸かっていると弱いながらも確実に芯から温まっていくのが判ります。

 ただ硫黄の匂いがしっかり感じられるのは黒いお湯が使われている2つの湯船のみなので、硫黄臭を感じたい方は湯船を間違えないように気を付けましょう。

 お湯の利用状況は岩風呂2つで利用した温泉を循環・再利用しているのが檜湯と寝湯という状況で、循環しているお湯は加温・状況によって加水・塩素消毒となっています。掛け流しの方は気温の低いときに加温する場合があるそうですが、基本的に何も手を加えていないとの事(≧∇≦)/。

 湯上りは2階の休憩エリアでゆっくり出来るのですが、施設の規模からしてちょっと狭い感じがします。高い位置にある畳の休憩所と、窓の外に向けて置かれている机付きの1人掛けリクライニングシートがあるのですが、ほぼ埋まっています(-_-;)。1階の食事処もあるのですが、もうちょっと広くしてほしいなぁ〜。

 湯上り感は優しいポカポカ感と、肌のしっとりサラサラ感が得られます。季節を問わない湯上り感な上に久々に優しいお湯に入ったな〜という感覚が得られ、気持ちよく帰路につきました。持続力はポカポカ感がその日の夕方まで、肌のしっとりサラサラ感は翌日朝まで持続しました。

 この地域でウーロン茶色のお湯を掛け流しで利用している施設は貴重です。公共交通の便は少々悪いですが、なかなかよい施設だと思います。お湯で★5つにしようか迷いましたが、内湯が井戸水利用・露天の一部が循環という点から★4つといたしました。


【再訪1】


 6年ぶりの再訪にて状況を確認いたしました。大きく変更されているところはありませんでした
が、洗い場のリンスinシャンプーはシャンプーとリンスに分かれて設置されました。また2階の休憩エリアは女性専用のスペースが確保され、さらに通路から休憩エリアは見えないように壁が設置されていました。

 夜に利用したのですが相変わらず大人気施設であり、露天風呂は空いているスペースを探すような状況でした。

 初期評価を手直しを行い、情報を更新いたします。



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