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東静岡温泉(ヒガシシズオカオンセン)

【柚木の郷】




【住所】  静岡市葵区東静岡1丁目1番57号


【電話】
  054-261-1101

【料金】  1100円(平日:990円)

【泉種】
  中性含鉄(U)ーカルシウム・ナトリウムー塩化物温泉
        pH6.7 32.6℃ 160L/分 1.69g/kg H27分析


【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  
9時〜24時 年中無休 (平日:10時〜24時)
【記録】  2023/01/01

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★★
料金 -
総合 ★★★★


【コメント】

 行動制限が無い3年ぶりのお正月で実家への帰省途中で利用させて頂きました。新型コロナウイルスの第8波が流行している状況ながら、元旦で利用者が多い状況でした。天候は晴天、気温8℃程の中の利用です。尚一部写真は公式HPよりお借り致しました。

 施設は2016年4月に開業した施設で、JR東海道線東静岡駅近くで国道1号からも1本入った場所とアクセスしやすい場所にあります。駐車場は広々としており、その広い駐車場の3割ぐらいが使用されている状況でした。

 施設内部は入口からすぐにコインレスの鍵付きタイプの下駄箱が設置されています。その手前で靴を脱ぎ、下駄箱に靴を入れて右に進むと受付が設置されております。男性スタッフに駐車場のチケットを渡して、入館人数を確認されます。下駄箱の鍵は各自管理、脱衣所ロッカーキーを兼ねた館内決済用ICタグ付きリストバンドが渡されます。また岩盤浴も別料金で利用できるのですが、今回はパスさせて頂きました。

 脱衣所は2階なので受付左手を奥に進みます。1階は近年設置する施設が増えてきた個室型休憩スペースが設置されており、読書や仮眠が取れます。また食事処も普通の値段で提供されてもいます。尚この日だけなのか、利用者は若者の集団が多いのも特徴でした。

 脱衣所は照明がスポットで構成されており、大人の雰囲気を感じることが出来ます。内部は2段ロッカーが数多く設置されており、施設のキャパシティがかなり大きいのが判ります。またベビーベットも設置されており、洗面台併設のパウダールームやロッカー内のハンガーも設置されていますので、快適な館内空間となっています。

 温泉分析表は脱衣所の端に掲示されており、しっかり温泉であることも判ります。また分析表と一緒に利用状況も掲示されており、加温・循環ろ過・次亜塩素酸消毒となっておりますが加水の有無は記載がありませんでした。まぁ濾過で成分が無くなってなければいいなぁと思いつつ浴場へ向かいます。

 浴場はまず正面に掛湯、左手に洗い場・その奥に座湯・さらにその奥に二つの湯船とサウナが設置されています。洗い場は仕切り有りと無しの2パターン存在し、ソープ類はどの席も共通のものが設置されていました。また鏡やシャワー・照明・DHC製のソープ類も普通に設置されていますので、しっかり快適設備となっています。それにしても元旦の午前中から若い利用者が多い施設なのは予想外でした。

 内風呂はこの日片方が漢方湯となっており、もう片方が透明なお湯となっていました。これは温泉では無いと見た目で判断(鉄が入っている温泉でも循環・濾過して透明になっている温泉施設もありますが・・・)して、すぐに露天風呂へ向かいます。でも内風呂は窓際にあり、天井も高い設置になっていますので、温泉目的でなければ十分開放的に浸かることが出来そうです。

 露天風呂は全て屋根が設置されており源泉利用の立ち湯(130cmの深さがある上に透明度15cmもない濁り湯で、足元の段差注意です)・循環ろ過した温泉利用の岩風呂・炭酸泉利用湯船・寝湯・サウナ・水風呂が設置されています。周囲は高い塀に囲まれ、どこからも周囲の景色は見ることできず、和のテイストで造られた庭木を眺めることになります。それでも温泉利用の湯船が露天にあるので、この施設のメインは露天だな〜と思いつつ、早速源泉利用の立ち湯に向かいます。

 お湯は焦茶色の濁り湯で鉄泉にありがちな赤茶色とは少々異なります。湯温は40℃程で暫く浸かっていると肌が鉄分の影響で弱いギシギシ感を感じられます。温泉分析表には殆ど無色透明無味無臭と記載されていますが、見事に空気に触れて酸化したお湯は弱い鉄味の裏に微かなカルシウムの味が感じられ、さらにその後ろに塩素臭・塩素味も潜んでいます。

 130cmある湯船は7人位で満員御礼になるサイズで肩までしっかり浸かることが出来るのですが、座って浸かりたい方には不向きです。泉質に拘りの無い方は、その正面に濾過して透明になった温泉を利用している岩風呂であれば座ってゆっくりしましょう。

 個人的にはこの立ち湯とその前の温泉利用岩風呂だけで十分楽しめましたので、他の湯船を浸かることは逆に温泉成分を持っていかれて、湯上り感に影響しそうだったので利用しませんでした。

 湯上りは最近の施設に設置されることが多い「秘密基地的休憩スペース」が本棚と一緒に設置されており、ゆっくりする場所が沢山あります。お連れさんがいる方は待ち合わせ場所を決めておくと良いでしょう。また施設内の食事処は入口のメニューを見ている限りでは、この手の施設としては良心的な価格設定と思われました。

 湯上り感は「ポカポカ感」と「ギシギシ感」を感じることが出来ますが、これらの効果は強くはありません。この湯上り感は当日夜までまで徐々に効果を落としながら効果が持続しました。温泉の成分量から考えればそこまで強くはありませんので、誰もが利用しやすく判りやすい温泉でありました。



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