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小笠山天然温泉・北山温泉混合(おがさやまてんねんおんせん・きたやまおんせんこんごう)

【遠州和の湯】




【住所】  静岡県袋井市諸井2022-3
【電話】  0538-23-1500
【料金】  1000円(17時以降800円)

【泉種】
  弱アルカリ性ナトリウムー塩化物温泉
       pH8.3 26.7℃ 湧出量不明 8.73g/kg H16分析(混合泉として)

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・フェイスソープ・ドライヤー・櫛
【営業】  10時〜23時 無休
【記録】  2011/02/12

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 袋井駅から車で10分ほどの所にある、掲示板で「N子」さんのお誘いがあった温泉施設。気温6℃で晴れの天気の中、午後2時より利用させていただきました。

 施設周辺には看板が頻繁にあり、地図が無くても迷うことなくたどり着けることが出来ました。しかしながら施設前の駐車場は満車、横の源泉井戸がある駐車場も7割方埋まっていました。1000円という入泉料の割には、かなりの人気施設ですなぁ(^^ゞ。

 施設内部は右手に下駄箱と券売機、右前方にフロント、正面奥に脱衣所、左手に休憩エリアが設置されています。早速100円リターン式下駄箱に靴を入れ、2台設置されている券売機に向かいます。

 しかしながらJAFの会員証をお持ちの方は100円引きにて利用できますので、券売機で購入せずフロントにて直接入泉料を支払いましょう。フロントで受付を済ませると、特に受け取るものもなく脱衣所へ向かいます。

 脱衣所内部は大小のロッカーと籠・洗面台・簡易マッサージコーナーで構成されており、ロッカーは100円リターン式のバンド式の鍵となっています。また温泉分析表と利用状況表は別々の位置になってしまいますが、しっかり掲示されていますので気になる方はご確認くださいな。

 早速空いているロッカーを探し出して脱衣を始めるのですが、この腕時計のようなゴム製鍵バンド、骨と皮しかないような腕の私にはこの施設に限らず一番狭くしてもスカスカなので好きではありません。ゴムの輪なら使い勝手も手首や足首に付けれますしね!(^^ゞ。

 早速脱衣の後に、わくわくしながら浴場へ向かいます。浴場内は左右に空間が広がっており、右手に掛け湯・洗い場・寝湯・普通の湯船・正面にジェットバス・左手にシャワーエリアに露天風呂へのドアが設置されています。

 なお寝湯・普通の湯船・ジェットバスは連結されており、一つの長細い湯船のように利用されています。またその横の窓からは露天風呂が高い位置から眺められるようになっていますので開放感はしっかり得ることが出来ました。

 洗い場は仕切りが無いタイプで、押しボタン式のシャワーや鏡などの快適装備やボディタオル・各種ソープが揃っています。さすがに入泉料が1000円ともなると、装備もしっかりしていますね。

 但しボタン式シャワーは押してから3秒しかお湯が出ませんので、使いにくいことこの上ない・・・(*_*)。膝でボタンを押しつつ洗髪いたしましたが、この辺りはぜひ改善していただきたいものですな。

 体を洗って早速内湯から身を沈めますが、周囲はかなり幅広い年代の利用者が大人数利用されています。この地域で老若男女問わず癒しの場として愛されているのだろうなぁと実感できました。

 お湯は41℃程で東京から神奈川にかけてよく見られる「黒湯」と同じようなウーロン茶色なのですが、味は黒湯ほど甘く感じませんし匂いもあまりありません。それでも加水された内湯で湯船の底が殆ど見えないほどの色の濃さは、見た目のインパクトが大きいですね。

 お湯の利用状況は内湯と露天風呂で異なり、内湯が源泉1に対して井戸水3の割合で加水・加温・循環濾過・次亜塩素酸+銀イオン消毒となっております。また露天風呂は未加水・加温・循環濾過・次亜塩素酸消毒となっており、加水において大きな差があります。

 内湯でしっかり温まった後に側面のドアから露天風呂へ下りるのですが、露天風呂にはサウナ・水風呂・源泉ミストサウナ・温泉利用の湯船・温泉を人工炭酸泉とした湯船に入浴剤利用湯船まで設置されています。庭としても和風庭園で落ち着いた雰囲気が感じられました。

 その入浴剤利用の湯船は「別府温泉」なる白いお湯が張られたもので、ここにも多くの利用者が浸かっておられました。泉質は硫黄なのですが、さすがに温評価の邪魔になる為に浸かることすらしませんでした。しばらく露天風呂でゆったり浸かり、源泉ミストサウナ経由で内湯に戻りました。

 湯上がりは脱衣所正面にあるロビーや畳敷きの広い休憩エリアで新聞や漫画・テレビを見ながらゆっくりする事が出来ます。なお食事処では袋井名物「たまごふわふわ」も食す事が出来ますので、興味のある方はぜひご利用くださいな。

 湯上り感は意外とナチュラルなもので、塩化物泉の特徴である「体が熱い」という感覚は殆どありません。微かなぽかぽか感は2時間ほどで完全に消え、肌は弱い張りを感じられますがこれも5時間ほどで消えてしまいました。

 まぁ内湯は加水されていますので、本来の成分が1/3まで落ちているお湯を最後に堪能してしまったのが原因かもしれません。ここの施設は露天風呂の未加水なお湯で、しっかり温泉本来の成分を堪能してから上がるほうが良いのかもしれませんね。


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