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ならここ温泉(掛川1号泉)(ならここおんせん)

【ならここの湯】




【住所】  静岡県掛川市居尻179番地
【電話】  0537-20-3030
【料金】  500円

【泉種】
  弱アルカリ性ナトリウムー塩化物温泉
       pH7.8 41.0℃ 81.4L/分 10.98g/kg H15分析


【備品】  リンスinシャンプー・石鹸・ドライヤー
【営業】  10時〜21時 第1・第3火曜日定休
【記録】  2010/01/01

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★★
料金 ★★
総合 ★★★


【コメント】

 実家のある東京へ向かう途中に気温1℃で雪が舞う天気の中、夕方4時半より入泉させていただきました。国道1号の掛川バイパスからひたすら北上すれば着く施設なのですが、途中の道路は意外と狭い部分もありますのですれ違いに注意が必要です。

 施設反対側と施設横に駐車場があるのですがほぼ満車の状態となっており、山間部での元旦営業の集客力をしっかりと感じられます。

 早速駐車場に車を止めて施設へ向かいます。施設内は木の温もりを感じさせるような造りになっており、左手にコインレスの鍵付き下駄箱・その奥右手に券売機・左手に受付があります。脱衣所はその受付の左右に暖簾が掛かっておりますので、館内でウロウロと迷うことはありませんよ。

 券売機で入泉券を購入後、受付の女性スタッフに入泉券を提出してスタンプカードを受け取ります。通う方には特典がある施設なのでリピーターは多そうです。この日は元旦ということで18時までの営業ですので注意してくださいとの説明を受け、左手の脱衣所へ向かいます。

 脱衣所内は洗面台とコインレスの鍵付きロッカーで構成されており、多くの利用者で賑わっています。壁には温泉分析表などは無く、この時はどんなお湯か確認は出来ませんでしたが、温泉分析表は施設入り口横の掲示板に貼ってありますので気になる方はぜひご確認くださいね。

 なんとか自分の場所を確保しながら脱衣の後、混み合っている浴場へ向かいます。浴場内は正面に8人ほどが浸かれるサイズの内湯、左手に掛け湯と洗い場、右手に露天風呂へのドアが設置されています。

 洗い場は仕切りがないタイプですが、鏡やシャワーなど一通りの装備が整っています。ただボディソープではなく固形石鹸ですので、若い方や慣れていない方には違和感を感じるかもしれません。

 なお洗い場の壁上方には温泉の効能が大きく謳っており、温泉利用であることをアピールしています。どうせならしっかりした温泉分析表も施設入り口だけでなく、脱衣所や浴場にも掲示してほしいものです。

 内湯は洗い場との仕切りが設置されており、少々閉塞感が感じられます。しかしながら露天風呂が見える窓がありますので、明るい時間であれば写真ほどの閉塞感は感じないかも知れません。

 8人ほど浸かれるサイズの湯船は湯温41℃程で湯船の横からお湯が投入されています。地元の方が利用者の殆どなのですが、年齢層は幅広くて地元に愛されている温泉施設であることが良くわかります。

 お湯は暗いために見た目の評価は怪しいものがありますが、微かな淡い黄色が入ったお湯でしっかり塩味と塩の匂いを感じられます。浸かっていると微かにヌルッとした肌触りが感じられ、塩化物泉らくしっかりと体の芯から温まることができました。

 お湯の利用状況は未加水・加温・循環・塩素消毒となっており、これといって特徴はありませんが温泉の成分が濃いためにしっかり温泉らしさを感じることが出来ました。

 露天風呂は1つの大きな屋根つき岩風呂が設置されており、塀の向こうには周囲の山並みが見えるのですが暗くなると何も見えません。なお春には写真によると桜が露天風呂の横に数本あり、綺麗に見えるようですよ。

 内湯の2倍以上の湯船面積があり、常に混み合っているのですが湯温は少し熱めの43℃程に設定されています。雪が舞う中、熱めの露天風呂でゆっくり出来るのはとても良いのですが、塩化物温泉でポカポカ温まるお湯ながら半身浴をするには少々辛いですね。

 湯上りはフロント反対側の休憩コーナーでTVを見ながらゆっくりすることが出来ますが、この日は元旦ということもあり閉店間際まで特番を放映しているTVに釘付けになっている方が多かったですね(´ー`)ノ。

 湯上り感は弱いポカポカ感が4時間ほどだんだん効果を失いながら持続し、東京へ着く頃には消えてしまいました。たまたま元旦という特別な日に利用してしまったために普段の施設状況とは異なるかもしれませんが、元旦営業の温泉施設は正月に行く場所がない暇人にはとても助かりますなぁ。


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