本文へスキップ

掛川つま恋温泉(かけがわつまごいおんせん)

【森林乃湯】




【住所】  静岡県掛川市満水2000
【電話】  0537-24-2641
【料金】  1000円

【泉種】
  弱アルカリ性ナトリウムー塩化物温泉
       pH7.9 38.4℃ 湧出量不明 3.11g/kg H11分析


【備品】  リンスinシャンプー・シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー・櫛
【営業】  10時〜23時 不定休
【記録】  2009/04/29


【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★
湯上感
料金
総合 ★★


【コメント】

 気温22℃で良い天気の中、午前中に利用させていただきました。この施設は「ヤマハリゾート つま恋」の温泉施設で、広大な敷地の中にあります。南ゲートと北ゲートの2箇所に駐車場があるのですが、温泉施設は北ゲートしか受付をしてくれませんので注意しましょう(南ゲートで「北ゲートに回ってください」との案内を受けました)。

 その北ゲートは地方道から少し入ったところにあり、少し判りづらい位置にありますのでナビゲーションシステムの無い方はしっかり確認しておきましょう。

 ゲートで温泉利用を伝えると、その場で入泉料を支払うことになります。入泉券をゲートスタッフより受け取り、奥の広い駐車場に向かいます。横にはゴルフ練習場があり、ゴルフバックを背負うおじ様方を見受けられました。

 施設は結構立派で重厚感があり、季節柄施設前には鯉のぼりが泳いでいます。階段を上り施設内部へ向かうのですが、施設横には池や森が広がっておりますので落ち着いた雰囲気になています。

 施設内部は正面にフロント・左側にコインレスの鍵付下駄箱が設置されており、フロントの左側には特産品が陳列されています。早速靴を下駄箱に入れてフロントに向かい、入泉券を提出して男性従業員より脱衣所のロッカーキーを受け取ります。

 フロントを後にして奥に進む通路を進むと右手に売店・左手に休憩エリア・正面に食事処が設置されており、売店と食事処の間に2階の浴場へ上がる階段が設置されています。

 階段を上がると左右に脱衣所が設置されており、正面にはマッサージチェアが複数設置されています。今回男湯は「内の湯」となっておりますが、毎日男女入れ替わりで浴場が変わるそうです。

 脱衣所内部は洗面台とロッカーで構成されており、壁には温泉分析表が掲示されています。しかしながら利用状況表は掲示が無く、分析表も施設オリジナルの抜粋版で湧出量の情報も無いところがちょっと残念。

 気を取り直して己のロッカーを探すのですが、持っている番号はどう探しても見当たらずどうやら女子風呂の脱衣所ロッカーキーを渡してくれたようです(*_*)。こんな間違えは評価を始めて初めてだぁ・・・。フロントに苦情を伝えて再度ロッカーの鍵を受け取ります。またそのフロントの対応はあまり良いものではありませんでした。

 浴場は側面が開放的なガラス張りになっており、右にお茶風呂・正面に内湯と水風呂・左手に洗い場とドライサウナが設置されています。

 洗い場は仕切りがあるのですが、場所によっては2人用の洗い場が設置されております。またシャワーや鏡などの快適装備はしっかり整っておりますが、利用する場所によってソープ類の装備が変わり、リンスinシャンプーかシャンプーとリンスになっています。利用する場所は好みによって使い分けましょう。

 さっと体を洗い、ガラス窓によって開放感のある内湯に浸かります。湯温は40度程で長湯が可能であり、内風呂ながら外の風景を見ながら浸かることが出来ます。

 お湯は無色透明で塩素臭・塩素味となっており、殆ど温泉らしさは感じられません。また匂いについては横に設置されているお茶風呂の匂いが強く、正直辛いものがありました。また肌で感じられる特徴も殆ど無く、微かに張りを感じる程度でした。

 気になるお湯の利用状況は循環・加熱・加水・塩素消毒となっており、加水の比率はわかりませんが本来の温泉の姿ではないことを考えれば残念な利用状況となっています。

 露天風呂は内風呂より広く、高温湯・低温湯・歩行湯・寝湯・ジェットバス付き大湯船に小湯船が設置されています。眺望は周囲の森と池が綺麗に見えるために「さすが」なのですが、その森の反対側にはレーシングカート場が有る為に高音のエンジン音が響き渡っています。

 屋根があるのは大湯船のみなので、悪天候の時はちょっと辛いかもしれませんが、雨のときでもなかなか幻想的な風景が拝めそうです。ただお湯は内風呂同様殆ど特徴がありませんので、温泉を目的にしてしまうと少々がっかりかもしれません。

 湯上りは1階の休憩エリアでTVや新聞・雑誌を読みながら、ゆっくりすることが出来ます。また横にはオープンデッキもありますので、この日はゆっくりそよ風に吹かれながらゆっくりさせていただきました。

 湯上り感は爽やかな感覚と微かな張りは感じられますが、1時間以内に全て消えました。温泉の成分量が多いのですが、加水と循環によって殆どその特徴が殆ど消えてしまっているといった感想です。

 なおこの施設は平成12年3月にレジオネラ菌感染事件が発生して利用客24名が感染・2名が死亡という残念な過去があります。当時大学を卒業したばかりの私は、このとき初めて「レジオネラ菌」の存在を知ったニュースでもありました。

 せっかく施設は立派なのに井戸の湯量と従業員の質がついてきていない、寂しい施設と感じてしまいました。がんばってヤマハさん、楽器売り場のスタッフのほうがはるかに良い対応ですよ( ´・ω・)o。


inserted by FC2 system