御殿場乙女温泉(ゴテンバオトメオンセン)

【富士八景の湯】




【住所】  静岡県御殿場市深沢2564-19
【電話】  0550-84-1126
【料金】  3時間1200円 1日1650円 18時以降1100円 
      (平日1時間・1000円、1日1500円 18時以降900円) ※HP割引あり

【泉種】
  弱アルカリ性単純温泉
       pH8.2 29.8℃ 153L/分 0.33g/kg H21分析


【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー・ブラシ
【営業】  10時〜21時 無休
【記録】  2012/01/01


【評価】

施設 ★★★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★
料金
総合 ★★★


【コメント】

 気温2℃で良い天気の中、元旦に実家へ帰省途中にて立ち寄り「お湯初め」させていただきました。この施設は掲示板で過去に富士山が見える温泉施設として情報を頂いており、何度か施設前を通過しておりましたので、存在は知っていましたが評価は今回が初めてとなります。

施設は国道138号脇にあり、乙女峠を少し下った場所に位置します。周囲に看板や陣旗など目印が幾つかありますので、国道を走ればすぐに判る施設です。

 駐車場はそこそこ広く、その脇には温泉井戸も確認できます。しかしながらこの駐車場の一角からは晴れていれば富士山が綺麗に拝めますので、温泉に興味のない方でもぜひご覧下さいね。

 施設内部は鍵付き下駄箱が正面にあり、その鍵を持って右側の受付コナーにて女性スタッフに受付して頂きます。下駄箱の鍵とHPクーポンを携帯の画面上で見せつつ、3時間利用であることを伝えて入泉料を支払い脱衣所ロッカーの鍵を受け取って終了です。

 受付前はお土産コーナーになっており更に右奥に通路が延びているので、その廊下を進んでいくと「乳児風呂」・「食事処」があり、その奥に脱衣所の暖簾が現れます。この乳児風呂は乳児専用との事なので、小さいお子さんが一緒に居ても温泉が楽しめるようです。珍しいですなぁ(* ^ー゜)ノ。

 なお2階には休憩処や仮眠処もありますので、ドライバーさんにも優しい施設となっていますよ〜。男湯は左・女湯は右で固定されているそうなので、いつ行っても男は左側の暖簾を潜りましょう。

 脱衣所はそんなに広くはありませんが、鍵着きロッカーと洗面台で構成されております。ロッカー数はしっかり確保されており、荷物が多い場合用の籠まで用意されているのはさすがですね。また壁には温泉分析表もしっかり掲示されていますので、興味のある方はご確認下さい。

 受付で受け取ったロッカーキーの番号を確認し己のロッカーを探しますが、すぐに見つかり早速脱衣の後に浴場へ向かいます。

 浴場は右に洗い場、左に掛け湯・内湯・サウナ・水風呂が設置されており、正面には露天風呂へ出るドアがあります。全体的にそんな大きな施設ではありませんが、換気があまりうまく出来ていない為か湯気がそれなりに充満していました。

 洗い場は仕切りが無いタイプで、シャワーや鏡といった快適装備はしっかりありますのでこれといって不満はありません。なおソープ類はなぜかボディソープ2本にリンスinシャンプー1本の組み合わせで置かれており、ソープの匂いは殆どありませんでした。

 なおシャワーやカランも温泉利用との掲示があり、特徴ある温泉であれば贅沢気分を味わえます。しかしながら25℃以上な湯温と成分ではメタケイ酸で温泉法に適合したお湯なので、正直温泉らしい特徴は感じられませんでした。

 内湯は18人ほどが浸かれる様なサイズで、側面が露天風呂が見えるようなガラス張りとなっています。そのガラスのおかげで閉塞感は殆ど感じられず、採光もしっかり太陽光が周囲から反射して浴場内部を照らしています。

 内湯の湯船は41℃程に設定されており、無色透明・微塩素臭と微鉱石臭・匂いに準じた味となっています。見た目は洗い場同様にこれといった特徴がないなぁと思いつつ、まずはじっくり浸かることにします。

 しばらく浸かっていると肌に張りが得られるのですが、やはりその張り以外はこれといって感じられません。洗い場で掛け流し状態で温泉を使用しているのに感じられないということは、やはり湯船でも感じられないということかも・・・。

 お湯の利用状況は加温・未加水・循環濾過・塩素消毒となっており、これといって特徴はありません。己の体調が悪いのかなぁ、匂いも微かに鉱石臭があるし湯上り感で何か感じられるかもしれないと言い聞かせて露天風呂へ向かいます。

 露天は40℃を少し下回る温度に設定されており、10人程が浸かれる屋根付きの岩風呂風湯船と1つの壷湯で構成されています。また柵の外側には雄大な富士山が程よい大きさで眺めることが出来、眺望はさすがといったところでしょうか。

 しかしながらメインである岩風呂に浸かってしまうと、富士山はポジションによりますが周囲の塀によってあまり拝むことが出来ません。この施設では岩風呂ではなく、壷湯から富士山を眺めるのが良いですね。

 なお悪天候時や新月の夜は富士山が全く見えませんので、天候と時間には注意しましょう。また壷湯はこの日だけかもしれませんが38℃ほどの湯温になっており、一度入ったら出て来られない様な状態になってしまいました。

 湯上りは2階の休憩室や仮眠室でゆったりすることが出来ますが、この日は元旦ということで男女脱衣所前のベンチスペースで甘酒のサービスが行われていましたのでそちらでゆっくりします。こういうサービスがあると正月であることを実感しますね。

 湯上り感は肌に張りが出て、体に1時間ほど弱いポカポカ感が残りました。やはり入泉中は何も感じられませんでしたが、湯上り感で温泉らしさを得ることが出来ました。お湯は浸かっているだけでは判らない特徴があるのだなぁ(´ー`)ノ。


inserted by FC2 system