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蒲生野の里温泉(がもうののさとおんせん)

【天然温泉 蒲生野の湯】




【住所】  滋賀県蒲生郡竜王町山之上7104-1


【電話】  0748-57-1426
【料金】  土曜日850円 日曜日880円(平日650円)

【泉種】
  弱アルカリ性弱放射能温泉
       pH8.2 Rn45.4 33.0℃ 100L/分 0.70g/kg H26分析
      旧分析:弱アルカリ性含弱放射能-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉
              pH8.0 Rn56.1 38.8℃ 100L/分 1.09g/kg H15分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時〜22時 第3木曜日定休
【記 録】 2011/06/05 【再訪1】 2020/12/27

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 気温22度で曇りの天気の中、午前中に利用させていただきました。竜王インターからそんなに遠くは無い温泉施設なのですが、地理的に丘陵地帯で周囲は農園になっており幹線道路からも少し入った場所にありますので、意外と目立たない温泉施設となっています。

 駐車場は100台収容可能と広く、すぐに車を止めて施設へ向かうことが出来ます。施設前には卵直売所と地産販売所が設置されており、その奥には無料の温泉利用足湯も設置されています。
(再訪1では足湯は撤去されていました)

 施設内部は左右にコインレスの鍵付きロッカーが並び、正面奥に券売機が設置されています。下駄箱はねずみ色で会社用?と思えるようなタイプですが、長靴も収容可能と思われる大きなタイプも設置されており、農作業後に利用できるような施設となっています。

 券売機で入泉券を購入、券売機右横にある受付で下駄箱の鍵と入泉券を提出し、脱衣所のロッカーキーを受け取りましょう。なおこの施設の本物である温泉分析表はこの受付窓口上に掲示されていますので、詳細を確認したい方は上を見上げましょう。
(再訪1では古い温泉分析表が施設内にそのまま掲示されており、受付で声を掛けると最新分析表が閲覧できます)

 受付を終え、さらに右奥へ進むと脱衣所の暖簾が現れます。その右手前にはTVや新聞を備えた休憩スペースと、左側にはマッサージ処と2階の休憩室へ向かう階段が設置されています。休憩エリアが広いのはうれしいですね〜。

 脱衣所は大きなコインレスの鍵付きロッカーと洗面台・ベビーベットで構成されており、日帰り専門施設としては比較的余裕を持った造りになっています。早速受付で受け取った鍵の番号札を確認して、割り当てられたロッカーを探します。

 浴場内は右に洗い場、左にサウナ・水風呂・アカスリ処、正面に白湯利用のジェットバス搭載内湯が設置されており、窓の外には露天風呂エリアが望めます。外見は地中海風のおしゃれな建物なのですが、中は意外とコストを掛けてない施設であることがすぐに判ります。

 洗い場は仕切りが無いタイプですが、シャワーや鏡などの快適装備は整っています。また席数も施設の規模からすれば多めに設置されていますので、洗い場に困ることはなさそうですよ。
(再訪1ではリンスinシャンプーがシャンプー・リンス別々になりました)

 内湯は白湯利用ということで今回は最初の3分だけ浸からせていただき、その後は温泉利用の露天風呂へ向かいました。その露天風呂は右に源泉風呂・左手に寝湯と岩風呂・正面に屋根つきの休憩エリアが設置されています。
(再訪1では源泉風呂だった場所が休憩エリアに、休憩エリアだった場所が源泉風呂に変わりました。)

 まずは岩風呂から温泉を堪能すべく、40.5℃に設定された湯船にドップリ身を沈めます。なお露天風呂は周囲を壁に覆われている為に眺望などはなく、長時間居るには少々面白みに欠けるかもしれません。

 お湯は微かに黄色いのですがほぼ無色透明で、鉱石臭と金味臭・匂いに準じた味・岩風呂では弱いながら塩素臭も感じられます。また源泉風呂では炭酸泉にありがちな苦味もしっかり感じられました。

 お湯の利用状況は源泉風呂で未加水・未加温・未循環・未消毒となっており、岩風呂で未加水・加温・循環濾過・塩素消毒となっています。この源泉風呂が未加温で出来るのはなかなか恵まれた温泉施設ですね(´ー`)ノ。

 そんな源泉風呂は6人も入れば満員御礼サイズなのですが、温度が少々低めの35℃程で長湯が可能な為に、利用者が多いらしく「譲り合って利用しましょう」との張り紙がありました。源泉風呂で長湯とは、そりゃ人気が集中しますよ。
(再訪1では湯温が30℃位でした)

 また源泉風呂はしばらく浸かっていると体毛に泡が付き始めて「炭酸ガス」がそれなりに含まれていることが判ります。温泉分析表では5.3mg/kgだけとなっていますから、考えると循環濾過でどれだけ本来の姿から温泉が変わってしまっているかが判りますね。
(再訪1では11.0mgに倍増しています)

 湯上りは1階の休憩コーナーか2階のリクライニングソファ、もしくは和室でゆったりすることが出来ます。また離れにはレストランも併設されており、近江牛や竜王そばといった地元の名物を食すことが出来ます。

 湯上り感は放射能泉の特徴は得られず、アルカリ性の特徴である肌の張りと弱いながらもポカポカ感が得られます。これらの湯上り感は「どれ程源泉風呂に居たか」によって大きく変化しそうですが、露天の温泉利用湯船に居る限りはこの効果を体感できるのではないでしょうか。
(再訪1では弱放射能温泉に変化し、弱いながらもだるさを伴う湯上り感に変化しました)


【再訪1】


 気温13℃で曇りの天気の中、約9年半ぶりの再訪にて状況を確認いたしました。まず外観は施設の2階部分の看板が赤い日の丸に白抜きの施設名だったのですが、すっかりと赤色が抜けて、白い円形の板になり始めていました。また足湯は廃止され、半分の椅子がベンチとして残されていました。さらに定休日は第3水曜日から第3木曜日に変更・外部の温泉スタンドは故障の為利用休止となっていました。

 施設内部は殆ど変更なく、温泉分析表も古いまま・・・ダメじゃん。でも受付で最新の分析表はありませんか?と確認するとA4の分析表がしっかりと出てきます。これを掲示しようよ・・・と心の中で叫びます。また入泉料が800円⇒土曜日850円・日曜日880円に値上がりしていました。土日でそれぞれ料金が異なるという珍しい施設になったなぁ。なぜ?と心の中で叫びます。

 脱衣所以降は初期評価に追記を行いましたが、温泉の泉質自体が変化しているのに、古いままの温泉分析表を掲示しているのは如何なのでしょうか。施設の評価を下げようか迷いましたが、ソープ類が充実したことにより相殺となりそのままとしました。



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