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マキノ白谷温泉(まきのしらたにおんせん)

【八王子荘】




【住所】  滋賀県高島市マキノ町白谷370-1


【電話】  0740-27-0085
【料金】  700円

【泉種】
  弱アルカリ性単純弱放射能冷鉱泉
      pH不明 Rn35.1
(130Bq) 18.3℃ 湧出量不明 0.43g/kg H31分析
      
旧分析:弱アルカリ性単純弱放射能冷鉱泉
             pH不明 Rn44.66 21.4℃ 湧出量不明 0.45g/kg H15分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時〜20時 木曜日定休
【記 録】 2011/02/06 【再訪1】 2024/02/12

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★
料金 ★★
総合 ★★★


【コメント】

 気温2℃で晴れの天気の中、午前中に利用させていただきました。10年程前に利用したことがあるのですが、その頃はこんな立派な施設ではなく、大人4人ほどで満員になる小さな湯船の温泉施設であったように覚えています。

 また近くにはスキー場に併設されたマキノ高原温泉があるのですが、明らかに客層が異なります。特に冬の期間はこの「八王子荘」が地元専用でマキノ高原温泉が観光客向けといった印象ですね。

 除雪された駐車場に車を止めて、中途半端に和風な施設内部へ向かいます。施設内部は左手に100円リターン式下駄箱と置くだけの長靴&ブーツ専用棚が設置されており、雪の多いエリアならではの心遣いが感じられます。

 早速下駄箱に靴を入れ、券売機で入泉券を購入してフロントの女性スタッフへ入泉券を提出します。なおフロントの横ではコンパクトな販売コーナーも設置されていますので、その土地の特産品も購入することが出来ますよ。
(再訪1では入泉券がタッチパネル式の高性能なものに変更・食券や貸切風呂の券も購入でき、QRコード決済も券売機対応なものになっていました。なお特産品販売は無くなっていました。受付では入泉券と下駄箱の鍵を渡して受付完了です)

 脱衣所の鍵を貰ってフロントの反対側にある廊下を進んでいくと、脱衣所が表れますが、その手前の壁には温泉分析表と利用状況・湯船の温度一覧が掲示されています。温泉分析はもちろん湯船の温度が脱衣所外からわかるとは、珍しい設備ですね。

 脱衣所内は洗面台と縦に大きなロッカー、ベビーベットで構成されています。意外と施設の大きさからすればロッカー数が少ないように思えますが、浴場も小さいのかなぁなどと考えつつ鍵の番号を確認して己のロッカーを探します。

 ロッカーはコの字型に設置されており、中央にはベンチ・横にはベビーベットも設置されています。混んでなければこのスタイルで良いのですが、この日は混雑してスペースが空く順番待ちをする事になってしまいました。この施設は人気ありますな。(再訪1でも混雑しており、受付で順番待ちとなりました)

 浴場内部は左手手前に洗い場・左正面に2つの内湯・右手前に掛け湯・外に露天風呂となっており、浴場自体広くはありませんが天井の高さと窓が大きいために開放感は感じられます。

 小さい施設の王道的造りともいえますが、湯船は2つの内湯と露天風呂合わせて16人が同時に浸かれる程の大きさです。


 洗い場は小さくてあまり意味を成さない仕切りが設置されており、シャワーや鏡といった快適装備は一通り揃っていますのでなんら不満はありません。でもこの日だけなのかもしれませんが、湯温が安定せず熱かったり冷たかったりしたのは頂けませんでしたね。(再訪1ではシャワーの温度は安定していました)

 洗い場のソープはありふれた物で、これといって特徴はありません。さっと体を洗い、二つある内湯の広く湯温の高い湯船に浸かります。


 広い湯船といっても大人8人も浸かれば満員御礼なサイズとなっており、41度程に湯温が設定されています。その横には4人サイズの小さな低温風呂も設置されており、そちらは39度に設定されていました。こりゃ小さな施設の割にはゆっくり長湯が出来そうな温度と窓からの眺望、いいですね!。

 お湯は微かに白濁したお湯で、これといって特徴は感じられません。しかしながら泉質が示すようにラドンが含まれていますので、内湯で浸かっていると軽い湯当りの症状である頭痛が感じられました。
(再訪1では無色透明に変化しており、湯あたりは殆どありませんでしたが、湯上りで疲労感が出ました)

 またお湯の利用状況は循環濾過・加熱・塩素消毒となっており、加水の有無は明記されていませんでした。出来れば加水の有無もしっかり掲示してくれれば、もっと温泉施設として信頼できるのになぁ。

 露天風呂は大人4人浸かれば足があたりそうなサイズとなっており、屋根がしっかり設置されています。横の庭には雪が山盛りに積もっており、先に浸かっていた入っていた男性2人は素っ裸のまま雪と戯れていました。いい大人がなにやってんだか、風邪引くなよ〜。


 しばらく塀の向こう側に見える山並みを眺めながらゆっくりしていたのですが、ラドンを感じることが出来ませんでしたので15分ほどで内湯に引きこもってしまいました。放射能泉は密閉された環境で効果を発揮しますね。

 湯上りはフロント前の休憩エリアで新聞やTVを見ながらゆったり過ごすことが出来ます。またその横には300円で利用できる簡易トレーニングルームもありますので、気になる方はどうぞご利用ください。
(再訪1ではトレーニングルームは無くなり、お食事処となりました。)

 湯上り感は軽い頭痛が感じられ、個人的に放射能泉特有の湯当りを感じることが出来ました。しかしながらこの症状は軽いもので1時間でしっかり回復、肌等には微かに張りが得られた以外に効果はありませんでした。

 マキノ高原に観光へ行ったら、ゆったり地元の方と温泉に浸かるのも良いのではないでしょうか。でも冬の時期はしっかり雪対策してから行かないと、行き着くことすら出来ないかもしれませんよ。


【再訪1】


 13年振りで気温6℃・暖冬の為か周囲に積雪が殆どない曇りの天気の中、午後より再訪にて状況を確認しました。変更点は下記の通りです。

・入泉料が500円⇒700円に値上げされていました。
・営業時間は10時〜21時⇒〜20時に短縮されました。
・券売機がタッチパネル式になり、
 下駄箱の鍵も受付時に提出するようになりました。
・温泉分析表が更新されており、放射能の値はRn表示からBq表示に変わりました。
 Bq値÷3.7にてCl値を算出して表示します。
・微かな白濁が無くなり、完全無色透明なお湯になっていました。
・トレーニングルームは無くなり、食事処となっていました。

 脱衣所及び浴場に変化はなく、変化としては少ない施設。相変わらず順番待ちになるほどの混雑でしたが、たまたまタイミング悪かったのかなぁ・・・。



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