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御嶽明神温泉(1号泉・2号泉混合)(おんたけみょうじんおんせん1ごうせん・2ごうせん混合)

【やまゆり荘】




【住所】  長野県木曽郡木曽町開田高原西野6321-1211
【電話】  0264-44-2346
【料金】  500円

【泉種】
  中性ナトリウム・カルシウム・マグネシウム−炭酸水素塩・硫酸塩温泉
       pH6.4 34.5℃ 3.10g/kg(溶存ガス0.67g/kg) H27分析
      
旧分析(混合泉):中性ナトリウム・カルシウム・マグネシウム−炭酸水素塩・硫酸塩温泉
           pH6.49 45.6℃ 2.04g/kg H17分析
       旧分析(2号泉):中性ナトリウム・カルシウム−炭酸水素塩・硫酸塩温泉 pH6.46 47.0℃ 2.38g/kg H13分析)

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時〜19時 火曜定休(祝日の場合は営業)
【記 録】 2006/06/11 【再訪1】 2009/05/02 【再訪2】 2019/05/04

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★★
料金 ★★
総合 ★★★★


【コメント】

 私を温泉馬鹿にさせた温泉施設で、温泉の原点に戻る為にいって参りました。初体験は1999年で、以降5年の間に12回ほど入泉しています(全てスキーシーズン)。しかしながら状況は変化しておりましたので、この経験と比較しながら以下の評価を書いていきます。気温14℃で薄曇の天気の中、昼の12時からの入泉です。

 国道363号から少しはなれた別荘地にある温泉施設で、施設横にはパターゴルフ場などが設置されており、夏はリゾート地になるのですが、冬はさすがに雪に埋もれています。

 施設前に広い駐車場が設置されておりますが、冬の夕方は駐車場が不足するほどの大人気となります。また積雪時に施設横に車を停めると屋根から落ちてきた雪で車が埋もれることがありますので注意しましょう。

 施設内部は平屋建てながら天井が高く、開放感があります。左手に入れるだけの下駄箱とフロント・右手に券売機と売店・中央奥に談話コーナーと足湯が設置されており、さらにその横には食事処と休憩室も設置されています。

 券売機で入泉券を購入し、受付の女性スタッフに入泉券を提出して受付を済ませます。フロント前にある動物たちの剥製を右に見ながら通路を左奥に進みます。通路にはベンチやマッサージ機・鍵付ロッカーが設置されておりますので、必要に応じて利用しましょう。
(再訪2ではフロントは売店側に移動し、剥製が無くなっていました)

 浴場は1日交替で男女が手前と奥で入れ替わるスタイルとなっており、男女平等な施設利用が出来るようになっています。脱衣所の入口はそれぞれ2箇所ありますが、内部でつながっていますので男女さえ間違えなければ問題はありません。この日の男性は手前
(再訪時は奥)、御嶽山が良く見える露天風呂がある方になります。

 脱衣所は篭とベビーベット・洗面台・鍵付の貴重品ロッカーでで構成されており、壁には木製の温泉分析表
(再訪1時は紙で入浴用と飲泉用の温泉分析表)と長野県オリジナル利用状況表がしっかり飾られています。(再訪2では浴場の1種類のみで長野県オリジナル利用状況表も消えました)

 また脱衣所としては結構広いのですが、冬には人が一杯になってしまいます。さすがに梅雨の時期は空いていますが、それでも8人ほどの利用客が居り、話している内容から地元よりも観光客に人気のある施設であることが判ります。

 早速脱衣の後、奥にある浴場へ向かいます。浴場は脱衣所同様に分かれて2つ設置されており
(再訪1・2時、奥の浴場は広い1つの内湯のみ)、露天風呂は3つ設置されています奥の露天風呂は1つのみ)。手前に洗い場、端にサウナが設置されています。(再訪2ではサウナは停止されていました)

 洗い場は仕切りが無いタイプで席数は結構多めに設置されており、鏡やシャワーなどの快適装備がしっかり設置されています。ソープ類はオリジナルのもので、あまり匂いは強くありません。

 しっかり体を洗い、茶色く濁った湯船に浸かります。しかしお湯は前回来た時よりかなり薄くなっていました。茶色い鉄分が細かくお湯の中に漂い、タオルが茶色に染まったのは既に過去の話になってしまいました。昔のままならお湯と湯上がり感で★が増えていたでしょう・・・残念!
(再訪時、その濃さは変化ありませんでした)

 現在のお湯は茶色に緑が少し入ったような色で濁り湯、湯面から20cm先の物までは確認できます。鉄味・鉄臭と鉱石臭が混じった匂いです。薄くなった温泉とはいえ、浸かっていると温泉の成分を肌で感じることが出来ます。

 お湯の利用状況は加温・加水・未循環・未消毒
(再訪2では塩素消毒)で、飲用も可能となっています。本来のお湯は透明なのですが、「酸化して色が付きます」との説明書が掲示されております。でも鉄泉ではないのが凄いところですね。(再訪2では飲用可能の表現は消えました)

 露天風呂は温度が低く長風呂が可能、晴れていれば御嶽山が見えるのですがあいにくの曇りです
。大きな露天風呂は湯温が39.5℃程で温く、長風呂が可能です。内風呂及び小露天風呂は大露天風呂に比べて温度が少し高めの40.5℃程なので、最後の仕上げに浸かるのが良いでしょう(再訪1時、奥の浴場も内湯が露天風呂より熱く設定してありました)

 湯上りは入口前の休憩エリアか食事処奥にある和室でゆっくりすることが出来ます。
(再訪2では和室エリアは閉鎖されました)入口前ではTVや新聞も設置されていますので、飽きることもありません。また横に設置されている足湯からは御嶽山がしっかりと見えますので、足湯で家族や仲間を待つのも良いかもしれません。(再訪2では足湯は無くなりました)

 湯上がり感は体がポカポカ、微かに鉄の香りが残ります。この体のポカポカは夜まで持続しますが、翌日の朝シャワーで完全に消えます。肌はザラリとした感じが始めのうち感じられますが、しばらく経つと少ししっとりした感じに変化します。

 雪と戯れた後にはとても快適な温泉であることは、現在も変わりませんね(´ー`)ノ。


※但し、冬の午後は混みますのでその覚悟と、雪対策した車で行きましょう。場合によっては4WDですらスタッドレスタイヤが意味ない状況になった事があります。また、ぬれたタオルを10秒ほど振るとタオルが凍ってタオルが立ってしまうほど極寒の地になります。標高が高く氷点下21℃も経験しました(オープンカーで)。雪質はサイコーですが・・・。


【再訪1】


 気温22℃で良い天気の中、3年ぶりの再訪です。営業時間が朝9時から10時に変更され、温泉分析表も更新されていましたのデータを更新し、評価と写真も不足部分を追加して内容充実を図りました。2号源泉から1号泉・2号泉混合になりましたが、評価に変更はありません。


【再訪2】


 10年ぶりの再訪にて初心に帰りつつ、状況を確認いたしました。まず温泉分析表が更新されていましたので、情報を更新いたします。この10年で施設の外観は変わりませんが、内部の受付は異動して簡易的なものに変わり、休憩エリアは和室が閉鎖されていました。また2019年4月より入泉料が450円⇒500円に変更との張り紙があり、10年前の600円から値下げされているという貴重な施設となっていました。また営業時間は21時⇒19時と短くなっています。

 評価については入泉料が500円に変更されましたので料金が★2つに変更され、湯上り感も★3つ⇒★4つに変更致しました。初期評価文に手直しを加え、情報を更新いたします。


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