湯の山温泉 【寿亭】

湯の山温泉(表湯1号・2号混合)(ゆのやまおんせん(おもてゆ1ごう・2ごう))

【寿亭】




【住所】  三重郡菰野町菰野8585


【電話】  059-392-2131
【料金】  800円

【泉種】
  アルカリ性単純温泉
       pH9.1 Rn14.0(51.9Bq) 26.6℃ 65L/分 0.20g/kg H26分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  11時30分〜15時 不定休
【記録】  2022/02/27

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 気温5度で曇りの天気の中、昼過ぎに利用させて頂きました。世の中はコロナ禍第6波且つロシアのウクライナ侵攻、北朝鮮もミサイル発射実験繰り返すという時代に突入。国の権力者によって戦争って起こされることを実感させられました。

 そんな社会情勢と仕事の疲れを癒すべく、落ち着いた宿の立寄り入浴でこの施設を利用させて頂きました。なお写真は公式HPより一部拝借させて頂きました。

 施設は御在所ロープウェイ近くにあるのですが、乗り場より更に上がった場所にありますので道が細いです。駐車場は登って右手・左てに施設がありますが緑に覆われて余り目立ちませんが、しっかり看板が出ています。駐車場は2カ所に分かれて車20台位のスペースがあり、7割ぐらい使用されている状況で人気があるようです。

 道路から2カ所入口があり、駐車場に近い入口はエレベーターと階段・正門は階段で施設に向かうことになります。どちらにしても山の斜面を切り開いて造られた施設ですのでバリアフリーではありませんが、純和風の庭園がお迎えしてくれます。その純和風の庭園の通路と階段を登っていくと施設入口に到着です。

 施設内部は和モダンな造りで外国人利用者もいらっしゃいます。フロントで女性スタッフに大浴場利用の立寄り入浴であることを伝えますが、大浴場以外にも貸し切り浴場がいくつかあるようで、それぞれ趣のある造りとなっているようです。その場で入泉料を支払い、「横の階段でお進みください」と案内されます。

 途中にはソファが窓際に設置された休憩エリアも設置されており、また別の外国人家族が休まれています。国際色豊かだなぁと感じつつ脱衣所入口に到着します。

 脱衣所で入れるだけの下駄箱に靴を入れ、脱衣所内に進みます。ロッカーは籠の有無が違いの棚になっており、宿ならではの備品が揃った洗面台と折りたたみ式ベビーベットが設置されています。

 脱衣所の壁には温泉分析表と湯の山温泉のご案内が掲示されています。でも湯の山温泉のご案内は既に古く、以前の「単純弱放射能温泉」の内容で記載されています。湯の山温泉の他の施設の評価、再訪して確認しないとなぁ・・・。あとはメーカーが異なる3種類のシャンプーが設置されているのでお好みの物をお使いくださいとの案内も掲示されています。

 ささっと脱衣の後、浴場へ向かいます。浴場は左手と正面に洗い場・右手に大人4人が浸かれる内湯、横に露天風呂へのドアが設置されています。湯気がそこそこ充満し、内風呂横の北向き窓から入り込む光が柔らかく感じられます。

 洗い場はコンパクトながら仕切りがあり、快適装備は一通り揃っています。あえて文句を言えば照明がもう少し洗い場全体を照らしてくれると、鏡でチェックしたい方にはありがたいと思います。またソープ類がどれも匂いが強めの銘柄となっていますので、もう少し大人しめのモノもお願いしたいところです。

 サッと体を洗い、唯一の内湯湯船に浸かります。お湯は湯船横の投入口から常に吐き出されており、湯船の縁から少量排出されています。「予想外に頑張ってるじゃん」と思いつつ、10分程浸かります。

 お湯は40.5℃程に設定されており、無色透明・無・微かな塩素臭となっています。まぁ泉種が殆ど成分の無い単純泉なのでこれと言って特徴がないのは致し方ないのですが、しっかりアルカリ性で肌が溶かされる感覚は得られました。またラドンが多少含まれている関係で、体が湯あたりを起こそうかどうしようか迷っているのも判りましたが、結局湯あたりは発動しませんでした。

 お湯の利用状況は加温・緊急時加水(どのような時が緊急時かは不明)・循環・塩素消毒となっており、循環ながら「放流循環」となっているので、新湯の投入量も見た目で分かるものとなっています。

 露天風呂は岩風呂風で木々の間から赤いロープウェイが行き来するのを眺めながら浸かることが出来るロケーション。ゆったり5人位が寛げる広さで造られています。お湯は40℃程で屋根もありますので、雨天でもゆっくりできる造りとなっています。

 ロケーションが良いので、いつの季節でも風景を楽しむことが出来そうです。なおお湯は内湯となんら変わりません。

 湯上りはロビーか脱衣所に向かう途中にあったソファで寛ぐことが出来ます。湯上り感は弱いポカポカ感が得られ、施設から車までの移動は寒く感じることはありませんでした。またそれらの効果はその日の夕方にはすっかり消えてしまいました。

 世界が平和で誰もが正しい情報を得られ、欺瞞に満ちた情報が無い社会が来ますように。また独裁国家は国家に対してのチェック機能がないので、その国民も犠牲者だなぁ・・・などと考えた温泉ともなりました。



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