玉城弘法温泉 【アスピア玉城ふれあいの館】

玉城弘法温泉(たまきこうぼうおんせん)

【アスピア玉城ふれあいの館】




【住所】  三重県度会郡玉城町原4266


【電話】  0596-58-8800
【料金】  500円(子供・老人及び身体障害者は350円)

【泉種】
  アルカリ性ナトリウムー塩化物強塩冷鉱泉
       pH9.3 18.4℃ 湧出量不明 23.29g/kg H19分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・石鹸・ドライヤー
【営業】  10時~21時 水曜日及び年末年始定休(12/31~1/1)
【記録】  2018/04/01

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★
湯上感
料金 ★★
総合 ★★


【コメント】

 桜が例年より早く咲き誇った2018年の4月初め、年度末のの余波で毎日激務の中、何とか家族サービスで伊勢方面にいちご狩りと温泉となり、訪問させていただきました。

 「アスピア玉城」の一部である施設はこの地域の特産物販売所横にあり、町が委託・運営している施設となります。駐車場は施設前と道路を挟んだ反対側に設置されており、この日は離れた駐車場まで車がほぼ満車という状況で、「アスピア玉城」の人気が高いことが判ります。

 施設内部は見た目以上に奥行きがあり、天井も高さがありますので広い空間を得ています。それらの空間は休憩エリア・食事処が設置されており、受付近くには沖縄県の「玉城村(2006年に南城市の一部として合併)」と姉妹都市を記念してシーサーが飾られています。

 施設に入り休憩エリアを抜けて、正面の下駄箱に靴を入れ、さらに休憩エリアを通過して正面のフロントと左右の脱衣所入口・その右にある券売機・左側に食事処を確認します。

 券売機で入泉券を購入し、フロントにその入泉券を提出して受付終了。早速脱衣所へ向かいます。脱衣所内は意外と利用者が多く、地元の方が多い様子。日帰り施設としては数の少ないロッカーは100円リターン式鍵付きロッカーとなっており、脱衣所側面はガラス張りとなっていますので閉塞感はありません。

 壁にはしっかり温泉分析表が掲示されており、分析の結果塩化物強塩冷鉱泉という内容です。久々の強塩かぁ~と期待しつつ浴場へ向かいます。

 浴場は入って右側に空間が広がっており洗い場と1つの浴槽のみのシンプルな造りとなっています。洗い場は仕切りが無いタイプで鏡や照明もしっかり完備され、シャワーはレバー式となっていますので、周りさえ気を付ければ快適に利用することが出来ます。

 さっと体を洗い、唯一の湯船に身を沈めて最近の業務繁忙期の疲れを癒します。湯船横はガラスにて大きな壁となっておりますので採光はバッチリ、外の目隠しはありますがその上は森の緑がしっかり拝むことが出来ます。

 お湯は無色透明で微かに塩味とそれなりの塩素臭が感じられる程度で、殆ど特徴が感じられません。せっかくの強塩冷鉱泉は殆ど感じられぬほど加水されており、源泉がどのようなものなのかを察することは出来ない状態でした。

 確かに強い塩分は配管等のダメージは大きい上に万人に優しい温泉とは言えませんが、個人的には温泉本来のスペックが大きく殺されてしまっているのは残念でなりません。なお温泉の利用状況は加水・循環ろ過・加熱・塩素及びオゾン消毒となっており、加水による希釈はどの程度かは記載がありませんでした。

 湯上りは脱衣所前の休憩エリアでゆっくり過ごすことが出来ます。湯上り感は予想外にもポカポカ感が1時間ほど弱く持続し、何とか温泉らしさを感じることが出来ます。いや、本当に温泉らしさが少しでも感じられて良かった~!。

 帰りに横の特産品販売所を覗き、特産品や力を入れている商品をチェック、ここで駐車場の車が多いのはこれらの商品を目当てに来店する方々が多かったためということが判りました。温泉施設は立派なのですが、お湯の加水比率がねぇ・・・。



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