鳥羽本浦温泉(珠光の湯源泉) 【あじ蔵CaroCaro】

鳥羽本浦温泉(珠光の湯源泉)(とばもとうらおんせん)

【あじ蔵CaroCaro】




【住所】  三重県鳥羽市浦村町今浦222
【電話】  0599-32-1515
【料金】  1050円

【泉種】
  アルカリ性単純温泉
       pH不明 28.3℃ 湧出量不明 0.28g/kg H1分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー・タオル小
【営業】  12時〜18時 要予約
【記録】  2010/06/19

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★


【コメント】

 気温31℃で曇りの天気の中伊勢で海老と赤福を食して内宮を参拝したあとに、予約が必要ということで電話で1時間前に予約して午後3時半から利用させて頂きました。

 県道を海沿いに伊勢方面から走って橋の手前に施設と看板が現れるのですが、施設は橋手前の横にそれる道に入らなければなりません。途中の道路はすれ違いが出来ないほど狭い部分がありますので注意して先に進むと砂利の駐車場奥に施設と看板が現れます。

 砂利の駐車場奥には洋風に造られた駐車場があり、そこに車をとめて施設へ向かいます。宿以外にも横にオイスターバーが併設されており、地元の特産である牡蠣が堪能できる施設となっています。

 宿の施設は入口前に水が流れる立派なモニュメントが設置されており、施設の見た目以上に近代的な雰囲気が感じられます。施設内部も最近リニューアルしたようで、かなり綺麗にされております。

 入ってすぐに靴を脱ぐ場所があり、スリッパが用意されていました。靴をその場でスリッパに履き替え、正面のコンパクトなフロントで呼び鈴を鳴らすと奥から女性スタッフが対応してくれました。

 女性スタッフに予約していた件を伝えると入泉料の1050円を支払い、既に横に用意されていたハンドタオルと貸切の札及び領収書を受け取り、右手のドアから離れの貸切風呂手前をご利用くださいとの案内を受けます。そう!この施設は大浴場など無く、リーズナブルに貸切で温泉を堪能することが出来る宿なのです。

 案内通り一旦外に出る為の履物に履き替え、右奥の少し階段を上がった位置にある2つのドアに向かって進みます。ここの貸切風呂は宿泊者優先ですが、空いていれば立寄り入浴にも対応しているとの事。

 ドアノブに貸切の札を掛け、そこで履物を脱いで脱衣所の中へ入ります。脱衣所内は大人4人で身動きが取れなくなるような広さで籠が2つと洗面台で構成されています。早速ドアに鍵を掛けて脱衣を行いつつ、洗面台横に掲示されている温泉分析表を確認します。

 早速脱衣を済ませてガラスドア越しに見える浴場へ向かいます。浴場は2人が浸かれる少し大きめの壷湯1つに、洗い場1箇所のみのシンプルな造りになっております。外側は砂利が敷き詰められており、窓など仕切りは無い状態で外に続いています。

 洗い場はシャワーや鏡など一通りの装備が整っており、これといって不満はありません。無論1つしかありませんので仕切りなど無く、人が複数いれば順番待ちにもなりますよ。またソープ類がPOLA製がしっかり装備されているのですが、リンスはかなり匂いが強いタイプなのが個人的には残念でした。

 湯船は41℃程に設定された無色透明なお湯が張られており、横からお湯が投入されています。貸切の浴場でゆっくり湯船に浸かれるとは、なんて贅沢なんだろうとしばらく目の前の庭を眺めながらゆっくり浸かります。

 お湯は無色透明ながら鉱石臭とその裏に微かな塩素臭が感じられ、しばらく浸かっていると体がしっかり温まっていくのが感じられました。成分量が1Lあたり0.28gの成分量なので温泉としては薄いタイプに属するのですが、汗が止まらなくなるほどに温泉の効果を感じることが出来ました。

 お湯の利用状況は近くの姉妹館である「サン浦島 悠季の里」より引き湯となっており、循環・加熱・加水・塩素消毒となっていますが宿の従業員曰く「現在は殆ど加水していない」とのこと。だから温泉効果が高かったのかも知れませんね。 

 湯船からの眺望は雑然と植物が生えた庭を眺めながら浸かることが出来、屋根や塀のために空は見ることが出来ません。もう少し庭の手入れがされていれば素晴らしいのにと感じつつ、半身浴等休憩を挟みながらゆっくりお湯を堪能しました。

 湯上りはフロント横のコンパクトな談話コーナーで冷たいハーブティを頂きながら新聞を読みつつゆっくりすることが出来ます。周りには周辺観光施設のパンフレットが並んでおりますので、これからさらに観光をされる方には良い資料となりそうです。さすがは宿泊施設ですな。

 湯上り感はポカポカ感が2時間ほど継続し、肌も張りが翌日朝までしっかり感じられました。近くの浦村温泉と比較すると明らかに温泉の特徴が感じられますので、温泉らしい温泉を求められる方にはこちらのほうがお勧めですね。



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