島ヶ原温泉 【やぶっちゃの湯】

島ヶ原温泉(しまがはらおんせん)

【やぶっちゃの湯】




【住所】  三重県伊賀市島ヶ原13680


【電話】  0595-59-3939
【料金】  800円

【泉種】
  中性ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉
       pH7.1 Rn4Ci(14.9Bq) 36.7℃ 130L/分 5.6g/kg H26分析
       旧分析:中性ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉 pH7.0 35.7℃ 130L/分 9.57g/kg H15分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時〜21時 火曜定休
【記 録】 2006/08/19 【再訪1】 2011/08/06 【情報1】 2014/09/05
【再訪2】 2023/02/18

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 名阪国道(国道25号)の大内ICから5Km位北上すると在る温泉施設。1年前に大山田温泉へ行ったときに新しい温泉が出来たと話を聞いていたので、今回初めて利用しました。なお近くには県が違いますが梅の郷月ヶ瀬温泉もあります。

 施設はまだ新しく、綺麗そのもの。横にはトレーニングジムやキャンプ場・パターゴルフ・テニス場などがあります。夕方4時からの利用だったため、イベントを終えた子供の密度が非常に高い状態での利用となりました。(再訪1では駐車場で夏祭りの最中でした。)

 施設前の広い駐車場に車を止めて、平屋建ての施設へ向かいます。入口の自動ドアを開けると、右手にコインレスながら鍵付きの下駄箱・正面に飲泉施設(足でレバーを踏むと源泉が出てきます)・左手に受付があります。

 早速下駄箱に靴を入れて受付にて入泉の受付を行います。なおこの受付は他の施設や売店のレジも兼ねていますので、温泉利用をちゃんと伝えないと伝わりませんよ。その受付で入泉料を支払うと札が渡されますので、それを持って左奥の売店横の番台へ提出します。

 番台では大小のタオルとロッカーキーを渡されます。この札を購入するシステムは、ご年配の方にはどうも分かりにくい様子。何人かのおじさま・おばさまは受付せずにいきなり番台に行って、受付に戻ってくる状態になっていました(再訪1では問題なく機能していました。きっと地元の人が慣れたのでしょう)

 なおこのバスタオルとハンドタオル、ハンドタオルはお持ち帰り品になりますので忘れないように気をつけましょう。

 脱衣所はロッカーと洗面台・ベビーベットで構成されており、横の洗面台の鏡が非常に大きく壁3面にあるため、自分のヌードが3面に映ります(^^ゞ。ロッカーはみんな同じ大きさで、普通のロッカーよりは少し大きいサイズですが、冬の時期は防寒具までは収納できなさそうですのでロッカー上にある籠も利用しましょう。

 壁には成分表と利用状況がしっかりと表示されており、温泉施設であることがアピールされています。賞状タイプではないので本物ではない分析表なのですが、結構細かく状況が表示されているので泉質マニアの方でも納得できるのではないでしょうか。(本物は番台横の壁に掲示されています)

 脱衣の後に早速浴場に移り、入口から少し離れた場所にある掛け湯をして周りを見渡します。小さい源泉風呂・メインの大きな湯船・ジャグジー(片方の浴場のみ)があり、大きな仕切で囲まれた洗い場もしっかり設置されています。(再訪1では浴場が入替られており、男湯と女湯で造りが少々異なることを確認しました)

 また窓の外には露天風呂も設置されていることを確認し、まずは洗い場に向かいます。洗い場は仕切が有る場所と無い場所がありますので、座る位置はその状況に合わせてチョイスしましょう。

 洗い場は鏡やシャワーといった快適装備がしっかり整えられており、ソープ類も整っていますのでなんら不満はありません。さすが近年オープンした施設、そこらへんのスーパー銭湯と同等の装備ですね。但し混雑時は周りのシャワーが自分に降り注ぐことになりそう・・・。

 さっと体を洗い、まずは源泉風呂から浸かります。利用状況は未加温・未消毒・未加水・未循環となっており、33℃と体温より少し低い位で長く入れます。常に誰かが入っている状態で大人気なのですが、定員は3人が限度の大きさです。広さとしてはちょっと残念。

 源泉風呂でしばらく浸かったあとは大きな湯船の方へ移り、窓の外を見ながら41℃程に設定されたお湯にゆっくり浸かります。ここの湯船は未加水・加温・循環濾過・次亜塩素酸消毒ですが、一定間隔で源泉が投入口から未加温な状態で投入されます。

 非常にわかりやすいパフォーマンスで「good job!」と言いたくなります。しかしこのお湯は源泉風呂に比べて透明度が増しているのは、ちょっと残念。

 お湯はヌルヌルとして微かに黄+白色で濁っており、微かに沼臭い匂い、味は塩味の裏に鉄味を感じることが出来ます。入っているときから塩分が良く効いているのがわかり、体が芯から温まります。(再訪1・2ではヌメリはなく微かに黄色と緑の混ざった色で、しっかり塩味ながらえぐ味はなく塩素臭も殆ど感じられませんでした)

 露天風呂は塀の為に眺望は周囲の木々の上部分と空しかありませんが、しっかり風と太陽を感じることが出来ます。端に有る寝湯が空を眺めるには良い感じですよ(´・ω・)o。

 そんな露天風呂は内湯のメイン湯船と同じように、循環濾過・加熱・未加水で定期的に源泉が投入されます。(再訪1で浴場によって木造湯船か岩風呂となっていることを確認。また露天風呂には日差し対策で布製の屋根が設置されていました)

 湯上がりは下駄箱に近い位置にある休憩所のソファや畳の上で、TVや新聞・雑誌などはありませんが各個人のスタイルでゆっくりすごすことが出来ます。

 湯上り感は塩化物泉そのもので、しばらくは熱く感じ(再訪1・2ではそこまでではありませんでした)、肌はべったりに近いしっとりになり、翌日の朝風呂まで効果が続きました(再訪1・2ではベットリ感は感じられませんでした)。また香りは微かに岩石臭と鉄臭が残りました(再訪1・2では鉄臭が感じられませんでした)

 ただ人気施設の為か利用者が多く、休憩スペースでこの日はゆっくりすることが出来ませんでした(再訪1でも同じ)。出来ればもう少し休憩エリアを広くしていただきたいものです。


【再訪1】


 気温34℃で良い天気の中、5年ぶりの再訪で初期評価を手直しいたします。駐車場ではお祭りが催されており、この街の中心的施設であることが判ります。なお施設やサービスに変更はありませんでした。


【情報1】


 掲示板にて「yake」様より「料金変更ありませんが、バスタオルが有料になりました」との情報を頂きました。早速情報を反映させていただきます。

 貴重な情報ありがとうございました!


【再訪2】


 約12年ぶりの再訪にて状況を確認致しました。施設・料金は変更ありませんでしたがハンドタオルは無料から販売に変更され、温泉分析表が更新されていました。
 その他の変更はなく、泉質も相変わらずヌルっとした肌触りですが、前回の評価より塩化物のポカポカ感はかなり大人しくなり、サッパリ感が増したように感じました。



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