雨の中、気温18度で10時少し前より入泉しました。名古屋は晴れているのに三重は雨なんて良くあることですが、激しい雨と霧雨が交互に来る天気は珍しいなぁ(´ー`)ノ。
榊原温泉のメインストリートを抜けてさらに奥へ進むと「白雲荘」という宿がポツンとあります。さらにその施設の奥に進み、看板どおりに車を進めると広い駐車場と施設が現れます。どうやら白雲荘の日帰り温泉施設として運営されており、昔は「スパハウス七栗」と言われていた施設です。
営業時間前に着いたので少し待っていると時間前に施設が開きました。おぉ、フライング営業か?と思いつつ中に入ると、しっかり掃除機で清掃中!後から来たおじ様と一緒に待ちます。施設は入ると左手にコインレスの下駄箱、その反対側にフロントがあり、中央奥には休憩エリアもあります。
時間になりフロントから「どうぞ〜」の声が掛かります。ここでポイント!フロントで受付時にJAFの会員券を提示すると840円で利用できます。通常より200円安く利用できるのですが、それでも手ぶらで利用できない施設としては高めの設定です。
入泉料を支払おうとすると「お会計は後でお願いします」とのこと。下駄箱のキーのみ提出すると脱衣所ロッカーキーを渡されます。でもこのロッカーキーはICチップ搭載ではありません。
男湯はフロント反対側の奥にあります。脱衣所は大きなロッカーとそのハーフサイズの2種類ありますので、大きな方を使われたい方は受付時に伝えましょう。そのロッカーはハンガーも2つ装備されており、どんな服装でも対応が可能です。
さて、浴場に入ると右手に掛け湯、その奥に1つの内湯、右手奥に洗い場、左手外に露天風呂の構成です。非常に開放感のある施設でシンプルな造りです。きっとスーパー銭湯慣れしている方には物足りないでしょう(^^ゞ。
洗い場は仕切りが無いタイプです。ソープ類が炭シリーズ・馬油シリーズ・普通の3種類のソープが用意されており、好きなものが使えるようになっています。ここは炭シリーズか馬油シリーズを使いたいですね。どちらも匂いは少なめです。
お湯は無色透明・塩素味・塩素臭で弱いヌルヌル感を感じることが出来ます。露天風呂の横にある窓ガラスには温泉成分がしっかりと付着しており、長年同じようなスタイルで営業していることがわかります。
入泉前に温泉の成分表を見つけていたので、温泉法第2条適合泉ということは判っており、ライトなお湯を覚悟していたのですが、その窓ガラスを見ながら予想以上に成分が含まれているな〜と思ってしまいました(*^ 0 ^A。
そのお湯の利用状況は未加水・循環・加熱・塩素消毒とのこと。まぁこういう施設では普通のことですね・・・寂しいけど 。
露天風呂は緑に囲まれた雰囲気を感じられますが、それだけです。すぐ近くの貯水槽がなければもうちょっと景観が良いのですがねぇ。
帰りにフロントで料金を支払いながら泉質を聞いてみます。「アルカリ性単純泉ですよ」と男性従業員から答えが返ってきます。(療養泉指定で無いと泉質が記載ありません)。でも温泉法第2条適合泉もしくはフッ素・メタホウ酸成分で温泉法第2条に適合と書いてほしかったなぁ(>_<)
湯上りは肌が微かにしっとりする程度で、特徴はあまりありません。比較的すがすがしい感じを受けたので夏向けかもしれませんが、殆ど気になりませんでした。まぁそういうところが成分の少ない温泉の宿命なのですが・・・。持続力はその日の夕方には消えました。早!
【確認1】
暫く様子を見ていなかったので現状を確認、県道から上に上がる道路が崩れてやばい状態になっていました。上の施設も荒れ果て廃業してから数年経過している様子。
WEB上での情報を探すと2010年9月で温泉施設は休館、宿は2013年頃に情報が途絶えています。雰囲気の良い立地だっただけに残念です。