一志温泉(やすらぎの湯源泉) 【やすらぎの湯】

一志温泉(やすらぎの湯源泉)(いちしおんせん)

【やすらぎの湯】




【住所】  三重県津市井関1792
【電話】  059-295-0118
【料金】  550円

【泉種】
  アルカリ性単純温泉
      pH8.8 Rn4.1 38.3℃ 460L/分 0.88g/kg H21分析

        旧分析:アルカリ性単純温泉 pH9.1 39.1℃ 湧出量不明 0.62g/kg H8分析

【備品】  シャンプー・ボディソープ・ブラシ・ドライヤー
【営業】  10時〜21時 火曜・年末年始定休
【記 録】 2008/02/16 【再訪1】 2019/07/20


【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 気温3℃で雪が舞う中、10時過ぎより入泉しました。図書館も併設している施設は住宅地や学校の横にあり、10時に到着したときには第1駐車場が満車寸前という状況でした。予想外でしたが地元密着で人気がありますねぇ。

 なんとか駐車場に車を止めて、円形の中庭を持つ複合施設に向かいます。温泉施設は看板が無いので目立ちませんが、中庭の奥手にある入り口になります。途中には石で出来た本のモニュメントなどがあり、なかなか凝った施設となっています。

 施設に入ると正面横にフロントと券売機・左に下駄箱コーナーが設置されています。下駄箱は100円リターン式で、一部は鍵無しの入れるだけ下駄箱も設置されています。

 券売機は2基設置されており、数人が並んでいる状況。駐車場の混み合い方がここで反映されていますなぁ。券を購入すると意外と凝った入泉券が出てきます。

 ちょっと凝った入泉券をフロントに提出するとタオル大小を渡されます。そう、ここは550円で手ぶら利用が可能な温泉施設、なんて利用しやすい施設でしょう(≧∇≦)/。(再訪1ではタオルは有料となりました)

 タオル片手に奥へ進みます。奥は正面に脱衣所の暖簾が掛かっており、左に和室の休憩エリア・右に食事処とその奥に別の和室が開放されています。

 早速男湯の暖簾が掛かっている、左手の男性浴場に向かいます。 脱衣所内部は意外と広く、シックな造りで茶色と白を基調とした造りとなっています。

 大きめなロッカーと洗面台・ベビーベットで構成されており、ロッカーは下駄箱同様100円リターン式となっていますので、100円玉を用意しておきましょう。またロッカー内にハンガーも装備されているのですが、私の服は全て下に擦ってしまいました。この装備はあまり意味を成していませんなぁ・・・。

 脱衣所の壁には成分表の写しと利用状況が掲示されていますが、誰も気に留めずに通過していきます。まぁこんなものを見るのは私みたいな温泉マニアな人だけでしょう(;´Д`)。

 脱衣の後2つある浴場入り口のうち、脱衣所の出入り口に近い入り口から浴場に入ります。浴場は左手にサウナと洗い場、右手に露天風呂へのドアとジェットバス装備の湯船が1つ、奥に温泉利用の水風呂が設置されています。

 洗い場は仕切りがあるタイプで、ソープ類などの装備は一通り揃っています。匂いもそんなに強いソープ類では無いのでなんら不満がありませんが、結構込み合っているのがちょっと問題ですかねぇ。

 湯船はお湯の投入口を中心とした半円形で、窓からは中庭に作られた露天風呂を眺めることが出来ます。すでに10名ほどがお湯に浸かっており、どこから湯船に入ろうか迷うほど。なんとか隙間に割り込んで、41℃に届かない湯温のお湯にどっぷり浸かります。

 お湯の評価は後にするとして、まずはしばらく周りの様子を観察します。皆さんは地元の方ばかりなのか、すれ違う人に挨拶をして、湯船では雑談を始めます。また周囲は60歳以上のご年配の方が多く、31歳の私が青二才で非常に目立つ状況、ちょっと辛いなぁ・・・。(再訪1・42歳でも若造でした)

 どうやら世間話だけでなく、熊野市からわざわざここのお湯が良いと通ってこられる方が居り、この付近の温泉のどこがどうでここが一番良いと語っていらっしゃいました。参考にさせていただきます(^^ゞ。

 露天風呂は岩風呂風の湯船1つと飲泉処で構成されており、周囲に椅子が設置されています。一部には屋根が設置されていますが、湯船には殆ど被っていないのであまり意味がありません。またこちらも内湯同様に人が多く、常に5人ほど浸かっている状況です。

 お湯は無色透明で塩素臭の裏に鉱石臭となっており、味も匂いに準じたものです。飲泉処のお湯は塩素臭・塩素味がなく、微かな硫黄臭・硫黄味でその裏に鉱石臭や鉱石味を感じられます。肌触りは初めにアルカリ性によってヌルっと溶かされ、暫くすると肌の地がしっかりと感じられるようになります。

 利用状況は循環・加熱・塩素消毒となっており、加水の有無は表示がありませんでしたが未加水と思われます。まぁこの手の施設としては源泉風呂は難しいとして、飲泉処があるだけ素晴らしい?としましょう。

 露天風呂の反対側にある出入り口から、もう片方の内湯&洗い場に移動します。勿論脱衣所からも直接こちらのほうへ移動できますので、寒いときや悪天候の時は脱衣所経由で移動しましょう。

 そのもう片方の内湯&洗い場は造りが新しく、後から建てたように思えます。おそらく利用者が予想以上に多くて急遽追加した施設では?と勝手に想像します。

 内部は右に洗い場・左に湯船で構成され、洗い場は先程の洗い場と同じ装備です。なおこちらは福祉用洗い場も設置されていますので、体が不自由な方はこちらを利用しましょう。

 内湯は「コ」の字型になっており、バイブラーバスや半身浴が1つの湯船で出来るようになっています。お湯は他の湯船と同じで、これといった特徴はありません。

 湯上りは脱衣所を出たところにあるベンチで無料のお茶を飲みながらゆっくりします。お茶まで飲み放題とはほんとに財布に優しいですなぁ。でもそのおかげか、ゆっくりしている間にも続々と利用者が入館してきます。

 湯上り感はなかなかのポカポカ感が得られ、肌には張りが得られます。お湯はそんなに特徴は無いのですが、予想外に温まる温泉でちょっとびっくりしました(≧∇≦)/。この効果はその日の夜遅くまで、徐々に効果を落としながらも持続します。

 冬向けの湯上り感で、お湯を楽しむと言うより湯上り感を楽しむ温泉であると感じました。


【再訪1】


 約11年半ぶりの再訪にて状況を確認いたしました。施設・入泉料は変化がなく、変更点は温泉分析表が更新され、装備がリンスinシャンプー・ボディソープ・ブラシ・ドライヤー・タオル大小からシャンプー・ボディソープ・ブラシ・ドライヤーに変更され、手ぶら利用は不可能となりました。

 相変わらず人気は高く、利用者は多めです。評価に変更はありませんので、情報のみ更新いたします。



inserted by FC2 system