津温泉(自然の湯源泉) 【極楽湯 津店】

津温泉(自然の湯源泉)(つおんせん)

【極楽湯 津店】




【住所】  三重県津市白塚町3678番地
【電話】  059-236-1626
【料金】  840円(平日は760円・会員は100円引き)

【泉種】
  弱アルカリ性単純温泉
      pH8.2 43.1℃ 122L/分 0.81g/kg H28分析

        旧分析:弱アルカリ性単純温泉 pH8.2 44.3℃ 300L/分 0.85g/kg H18分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  9時~翌2時 年中無休
【記録】  2008/10/18 【再訪1】 2014/04/27 【再訪2】 2020/03/07


【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★
料金
総合 ★★★


【コメント】

 気温24℃で良い天気の中、AM10時より入泉です。国道23号から100m程東に入った所にある施設で国道を車で走っている限り、殆ど目立たないために見落とします。事前にしっかり確認してからいきましょう。

 施設前の駐車場は結構広く、駐車場所に困ることはありません。しかしながら朝から利用者は多いようで30台ほどすでに止まっていました。結構人気があるのですねぇ。早速私も和風の施設へ向かいます。

 施設内部は正面に下駄箱・右手に2台の券売機とフロント、その奥に食事処とマッサージ処・キッズコーナー・喫煙所が設置され、一番奥に脱衣所の暖簾が掛かっています。

 正面入口の下駄箱は100円リターン式で、大きさは結構小さめです。私の靴は26cmなのですが横幅で引っ掛かり、1足づつ出し入れする状況でしたので男物のゴツイブーツは一番下の少し縦に大きいタイプでも辛いかもしれません。なんとか靴をいれて券売機で入泉券を購入、フロントへ向かいます。

 フロントでは女性スタッフが対応してくれて、入泉券を渡すと館内の財布になるバンドを渡されます。このバンドは財布代わりになるだけで、食事やマッサージなどオプション付けない限り利用しませんが大事に扱いましょう。

 受付を済ませて一番奥の脱衣所へ向かいます。脱衣所のロッカーは大小あり、下駄箱同様100円リターン式です。扇風機が数箇所に設置されているためにどこにいても風を感じることが出来、洗面台や日焼けマシーンまで設置されています。また壁にはしっかりと温泉分析表も掲示されています(´ー`)ノ。早速脱衣の後、結構利用者で混み合っていそうな浴場へ向かいます。

 浴場内は案の定、駐車場同様にそれなりの利用者が思い思いのスタイルでお湯に浸かっています。内部は右手に洗い場・中央から左は各種湯船・奥にサウナと水風呂が設置され、窓からは露天風呂が見えます。

 洗い場は仕切りが無いタイプで装備は一通り揃っていますが、席数は豊富ですが横同士の間隔は狭目です。混み合う時はシャワーの取り扱いに注意が必要かもしれません。またソープは2席で1つのセットになっており、ボディソープ2本とリンスinシャンプー1本と不思議な組み合わせになっています。ボディソープのほうが消費が激しいのでしょうか?

 さっと体を洗い、内湯に浸かることにします。白湯利用のジェットバス・電気風呂などの各種風呂は今回遠慮させていただき、窓際にある温泉利用の湯船にドップリ浸かります。しかし周りの方はなぜかこの湯船を利用せずに、他の湯船を堪能しています。あまり温泉のありがたみが無いなぁ(-_-;)。

 お湯は41℃程に保たれ無色透明でしっかり塩素臭・塩素味でこれといって特徴はありません。正直お湯が可愛そうな状況になっていますが、ここでガックリしてはいけません。しかし毎分300Lの湯量はかなり絞って利用されているように思えます。

 内湯で温まった後に露天風呂へ向かいます。露天風呂は中央に岩風呂風・右に桧風呂・左に壷湯とツボ押し寝湯が設置されています。早速中央の岩風呂から浸かるのですが、この岩風呂は中央の高い位置に源泉風呂を備えています。

 この源泉風呂は周囲のお湯とは明らかに異なり、薄黄色でしっかり温泉らしい鉱石臭や微かに甘苦い味が感じられます。これが循環・濾過されるとそこまで質が落ちるか・・・と溜息が出てしまうほどです。それだけ濾過装置が強力といえばそれまでですが、その源泉風呂の下にある湯船と比べてあまりにも差がありすぎます。

 この源泉風呂は湯温42℃ほどに保たれ、4人で満員御礼サイズ。屋根もしっかり付いており、なかなか快適です。そこからの眺望は他の露天風呂を眺めることが出来るのですが、施設の外は高い塀によって見ることが出来ません。

 お湯の利用状況は掛け流し風呂を除いて加温・循環・塩素消毒となっており、加水の有無は明記されていません。お湯の状況を見ていると加水されていても不思議ではないように思えます。

 しばらく掛け流し風呂で浸かっていると、心地よく他の湯船には浸かる気が失せてしまいました。ベンチと掛け流し風呂を往復しているうちに肌はアルカリ性らしく大人しいながら張りが得られ、体の芯から温まります。いや~これぞ温泉ですな(´ー`)ノ。

 湯上りは食事処横のベンチで休憩するのですが、どうも食事をしないと居心地が悪いように思えます。まぁそうやって商売をしているので仕方が無いのですが、せめてもう少し食事しなくてもくつろげるスペースが欲しいものです。

 湯上り感は掛け流し風呂ばかり浸かっていたので、かなり強く出ていると思わ弱いれますがポカポカ感と弱い張りが得られ、その日の夜まで持続しました。これが循環湯を利用している湯船や白湯利用の湯船を浸かっていると、きっとそこまで感じることは無いと思いますが意外とハッキリした湯上り感でした。

 ただ周囲には名のある温泉地が揃っていますので、あくまで地元の方は温泉施設というより「スーパー銭湯」としての利用がメインなのでしょう。


【再訪1】


 夜遅くに約5年半ぶりの再訪にて状況を確認いたしました。施設やお湯に変更はありませんでしたが、消費税の税率UPに伴い入泉料が800円→860円に変更されていました。

 深夜利用ながら利用客は多く、特に学生と思われる若い世代が多いですね。しっかりと地元の利用者を取り込んでいるようです


【再訪2】


 約6年ぶりの再訪で状況を確認しました。温泉分析表が更新され、リンスinシャンプーがシャンプーとリンスに別れたぐらいであとは変化を感じませんでした。相変わらすハッキリとわかる湯上り感でポカポカ感の裏にサッパリ感、肌は一皮むけた感覚が得られます。

 新型コロナの流行で世間が外出自粛を求める中ではありましたが、日常の疲れを癒して免疫力を上げる必要と、温浴施設での感染がないのを確認し利用させて頂きました。早く新型コロナの流行が終息すると良いですなぁ・・・。



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