天名の湯温泉(三重体協の湯源泉) 【スポーツマンハウス鈴鹿 天名の湯】

天名の湯温泉(三重体協の湯源泉)(あまなのゆおんせん)

【スポーツマンハウス鈴鹿 天名の湯】




【住所】  三重県鈴鹿市御薗町1669
【電話】  059-372-6057
【料金】  550円

【泉種】
  中性ナトリウムー塩化物温泉
      pH7.4 Rn1.5 32.4℃ 湧出量不明 20.06g/kg H28分析
       旧分析:弱アルカリ性ナトリウム-塩化物温泉 pH7.5 47.8℃ 湧出量不明 11.46g/kg H18分析


【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時~23時 (平日は10時~22時) 不定休
【記録】  2009/10/17 【再訪1】 2017/01/14


【評価】

施設
お湯
湯上感 ★★
料金
総合


【コメント】

 今年の7月にオープンした温泉施設で前から気にはなっていたのですが、ようやく入泉する機会が得られました。なおこの施設の近くには鈴鹿サーキットがあり、周囲はかなり規模の大きいスポーツ施設が多数あります。

 そのスポーツ施設横に宿泊施設があり、その一角に温泉施設が設置されています。またその宿泊施設内のレストランではビュッフェスタイルのランチが1000円で楽しむことが出来ます。スポーツで疲れた体を温泉と格安食べ放題ランチで癒せるとは、なんて贅沢な施設なんでしょう!

 早速施設奥の駐車場に車を停め、階段を上がって温泉施設へ向かいます。内部は右には宿泊施設へつながる通路・右奥に下駄箱及び貴重品ロッカーと休憩処、左手に受付とその受付を挟むように男女の脱衣所が設置されています。

 早速靴を脱ぎいで鍵の無い下駄箱に靴を入れ、女性従業員の待つ受付に向かいます。受付では入泉料を支払うだけで受付終了なのですが、貴重品は下駄箱横の貴重品BOXに入れるよう指示がありますので、お金持ちの方はご利用くださいね。

 男性はフロント左側(女性は右側)の暖簾奥に脱衣所があります。脱衣所は意外と広く、籠と洗面台がしっかりと設置されています。壁には温泉分析表と利用状況が一緒に掲示されており、温泉であることをアピールしています。

 利用者があまり居ないなぁと他の籠を見ながら脱衣の後、早速浴場へ向かいます。浴場内部は左手に細長く造られており、右手にサウナ・右前に水風呂・正面から左にかけて細長い湯船・左手前に掛け湯・左奥に洗い場・左外に露天風呂が設置されています。

 洗い場は仕切りが無いタイプで、鏡やシャワーなどの快適装備は一通り揃っています。まぁさすがにその辺りは最新施設なのですが、このときは照明が消されていました。照明が点灯していないと昼間でもかなり暗い状況でしたので、その辺りは注意が必要です。

 そそくさと体を洗い、細長い内湯に浸かります。お湯は40℃程に設定されており、無色透明で苦味が少ないながらもしっかりした塩味で、匂いも弱いながらも塩の香りに塩素臭が感じられます。この辺りでは珍しい塩化物泉かぁと感じつつ、しばらくガラス越しに見える露天風呂や今にも泣き出しそうな空を眺めながらお湯を堪能します。

 しばらく浸かって体がしっかり温まったところで、露天風呂へ向かいます。露天風呂は1つの岩風呂風湯船と2つの壷湯で構成されており、それぞれに屋根があります。これなら雨の日でも露天風呂が楽しめますね。

 お湯は岩風呂風のほうが内湯と同じ無色透明で41℃ほどの温度設定、壷湯は茶色で39.5℃ほどの温度設定となっており、おのずと茶色いお湯が満たされている壷湯へと向かってしまいます。

 その壷湯は横から温度の低いお湯が投入されていますが、内部では加温されたお湯が1本のパイプから勢い良く投入されており、その横から3本のパイプで緩やかにお湯を抜いています。あぁうまく循環していますなぁ~。

 お湯の利用状況は露天風呂の壷湯が加温循環・未加水・塩素消毒となっており、それ以外の湯船は内湯・露天風呂とも加水・加温・循環・塩素消毒となっています。まぁ濃い温泉なので加水しても温泉らしさは得られています。

 お湯の状況から壷湯以外は鉄分も濾過されていますので無色透明なお湯に変っており、本来の姿と全く違うお湯になってしまっています。確かに施設の管理は鉄分を除去したほうが掃除など楽なも知れませんが、温泉本来の姿ではないのでちょっと寂しい気分にさせられます。

 ただこの施設の利点はスポーツしたあとに温泉が楽しめるという事、筋肉痛対策にもなりそうです。愛知県にも似たような施設で割目池温泉がありますが、規模が全く異なります。

 湯上りはフロント前の休憩エリアで、BS放送を映しているTVを見ながらゆっくりすることが出来ます。また昼時であれば初めにも書いたように横の通路で宿泊施設の食事処まで移動、ビュッフェスタイルのランチが1000円で楽しめます。私も利用させていただきましたが、価格の割には頑張っているように思えました。

 湯上り感は塩化物泉らしいポカポカ感がしばらく続き、肌はしっとりさらりとしています。塩でベタベタすることは全くありませんので、海とは異なりますが塩の匂いは微かに残ります。ぜひスポーツで流した汗と疲労はこの施設で処理して、リフレッシュして帰りたい施設ですね。


【再訪1】


 雪が降ったり晴れたりする天候の中、約7年ぶりの再訪にて状況を確認致しました。この日は少年サッカーチームが練習を終えて、40人分の籠がすべて利用されるという状況の中利用しました。変更点は以下の通りです。

・温泉分析表が更新されていました。
・入泉料が500円→550円に値上げされていました。
・営業時間が11時~22時→土日祝10時~23時・平日10時~22時に変更されました。

 それ以外は施設・お湯共に変わっておりませんでした。7年ぶりで変更点がこれだけとは素晴らしいですし、お湯も更新されて成分が2倍近く増えていますが浴感・湯上り感とも変化なく安定していますね。



inserted by FC2 system