気温25℃で雨の中、午後2時より入泉です。「ロックタウン鈴鹿」という複合施設の中に、2008年4月オープンという新しい施設です。広い駐車場に車を止めて施設へ向かうのですが、施設上に載っている櫓式看板が特徴的です。
施設に入ると左手に下駄箱・奥左にフロント・右奥に休憩エリアと食事処が設置されており、さらに奥にはキッズコーナー・マッサージ処・岩盤浴・人工雪の舞う施設など最新のスーパー複合温泉施設といったところでしょうか。
下駄箱はコインレスの鍵付ロッカータイプで、ブーツ対応の大きな下駄箱も一部設置されています。さすが最新の施設で女性利用者にも優しく造られています。
奥に進み、左手のフロントに下駄箱の鍵を提出して受付を行います。初めての方はここで施設の利用方法を説明してくれますので、一通り確認して館内の財布代わりになるICタグ搭載のバンドを渡されます。なおこのバンドの番号は脱衣所のロッカー番号ではありませんので、内部で食事などされない方は鞄やポケットにしまい込んでおきましょう。
(再訪4で入退館システムが変更され、下駄箱のキーはICタグがついており、そのまま下駄箱横の受付パネルにて下駄箱キーのICタグにより入館受付を行い、入館時刻や下駄箱番号の印刷された紙を受け取り確認スタッフがその様子を確認しており、そのまま入館。退館時は精算機にてICタグを読み取り、館内の支払いを清算して自動改札にて退館となります。)
フロントでの受付が終了し、反対側奥に階段で2階に上がります。2階でも休憩処とマッサージ機が設置されており、その奥に脱衣所の暖簾が掛かっています。早速どんな温泉なのかドキドキしながら右手の男湯に入ります。
脱衣所内部は洗面台と100円リターン式のロッカー・ベビーベットが設置されているのですが、大きさが大小あります。大はハンガーも設置されているのですが、スーツはさすがに無理といったサイズ。小は普通のサイズのロッカーなので、荷物に応じて利用しましょう。また隅の目立たない位置ではありますが、温泉分析表と利用状況表も掲示されていますよ。
脱衣所は通路が狭いわけではないのですが、他の利用者が多い為にすれ違いは意外と余裕はありません。また洗面台のドライヤーはイオン発生タイプが無料でおいてありますので女性には嬉しい装備だと思われます。
脱衣の後に浴場に向かいますが、浴場内は右手に洗い場・左手にサウナ・その奥に左右それぞれの湯船が設置されています。また右奥外には露天風呂や塩サウナもあるのですが、なかなか広い空間をとっています。建物の空間を上手く使っていますなぁ(その分看板櫓がすぐ近くなのですが)。
洗い場は仕切り有りと無しの2パターン設置されており、鏡やシャワーなど各種快適装備がしっかりと設置されています。さすが最新の施設でなんら不満がありませんが、出来ればソープ類をもう少し拘ったモノを置いてもらえると魅力が増すのではないでしょうか
(再訪1時はプレミアムシリーズの少し高級なものになっていました)。
さっと体を洗い、奥の湯船に向かいます。湯船は左手に水風呂・ジェットバス、右手に炭酸風呂と温泉利用の湯船が設置されています。まずは「源泉掛け流し」と書かれた温泉利用の湯船より浸かることにします。
お湯は近所の天然温泉ロックの湯とほぼ同じ特徴のお湯で薄い黄色で透明・強い岩石臭がします。味も匂いに準じており、独特の甘い感覚を得られます
(再訪1では透明なお湯になっており、味・匂いも殆ど感じられませんでした)。
湯温は各湯船に温度計が設置されているのですが、なぜか実際は温度計の表示よりも低めに感じられました。私の体調がおかしかったのかもしれません。
(再訪1では温度計と体の感覚は一致しました)
また側面のガラス窓が大きく採られており、緑がたくさんある露天風呂の状況がよくわかります。緑が多い施設内庭園型露天風呂は近年多くなったなぁ~、などと感じつつ、ゆったり内風呂に浸かります。
お湯の利用状況は加熱のために循環・未濾過・未加水・塩素消毒となっています。さすが湯量が豊富なエリアの温泉で、大きい施設の為に加温が必要なれど広義の掛け流しが可能となっています。
露天風呂は2段に造られた湯船に温泉壷湯・サウナ・イベント湯が設置されています。まずはサウナ入口横にある3つ並んで設置されている壷湯から浸かるのですが、お湯は常に溢れ出しており、お湯の投入口は竹や木ではなく陶器で出来ています。これは頑丈で風情も感じられるため、なかなか良いですなぁ(^^ゞ。
また露天風呂出入り口近くの2段に造られた湯船は、上の段では湯船横よりお湯が供給され下の段に流れ落ちてゆくのですが、下でも中央でお湯を供給しているためにどちらも同じお湯が楽しめます。また下の段ではTVや簾の屋根が設置されていますので、雨の日でもゆっくりすることが出来ます。
また今回は遠慮させていただきましたが、イベント湯の湯船にもTVが設置されていますよ。悪天候でなければ内湯よりも露天風呂のほうが居心地良いように思えますな。
露天風呂のお湯は内湯同様、循環・未濾過・未加水・塩素消毒となっています。しばらく浸かっているとアルカリ性の特徴である肌に張りが出て、体はしっかり温まります。単純泉といってもしっかり特徴が感じられるので、この鈴鹿周辺の温泉はとても気に入っています。
湯上りは1階の休憩エリアで新聞やTVを見ながらゆっくりすることが出来ます。フロント横奥にある岩盤浴エリアでは結構にぎわっており、岩盤浴の人気が一段したとは言え集客力は抜群ですね。
湯上り感は体がポカポカと温まりますが近所の天然温泉ロックの湯と異なり、意外とおとなしい感じです。肌はアルカリ性の肌がパリッとしたような感覚ではなく、サラサラ&しっとり感が得られました。また匂いはほとんど残りませんので、アフターに予定が入っていてもOKです。なおこの効果は翌日朝のシャワーで消えました。
分析表によると住宅メーカーの大和ハウス工業㈱が掘り当てた温泉、意外と良くて満足でした。
(再訪3で分析表が更新され、㈱株式会社スパ大和に変更されました。)
【再訪1】
例年より早く梅雨に入ったこの日の夜、3年ぶりの再訪にて再評価いたしました。今までお湯
に★5つを付けていたのですが、★4つに変更いたします。
【再訪2】
またも3年ぶりの再訪にて状況を確認いたしました。入泉料が消費税の変更に伴い750円→
800円に変更されている以外は、変更はありませんでした。早いものでこの施設もオープン6周
年なんですねぇ。
【再訪3】
約6年ぶりの再訪にて状況を確認しました。まず入泉料が820円に値上げされており、
温泉分析表も更新されていましたが、最新のものは受付の背後と脱衣所にA4サイズで紙1枚掲示されているのみで、大きなものはH19年度のまま掲示されていました。あとはソープ類の種類が変更されたぐらいで、大きく変化はしていませんでした。
お昼から利用しましたが、相変わらず大人気ですなぁ~。
【再訪4】
約4年ぶりの再訪にて状況を確認致しました。この4年で入館システムが変更されていましたので、説明を情報を追加いたします。
下駄箱のキーはICタグがついており、そのまま下駄箱横の受付パネルにて下駄箱キーのICタグにより入館受付を行い、入館時刻や下駄箱番号の印刷された紙を受け取り確認スタッフがその様子を確認しており、そのまま入館。退館時は精算機にてICタグを読み取り、館内の支払いを清算して自動改札にて退館となります。
また820円⇒920円に値上げされていました。以上が更新内容ですが、この自動入退館システム導入により、受付周辺のレイアウトが変更されました。