気温20℃で7月の観測史上最強の台風が24時間後に到着する予報で大雨の中、10時より入泉です。鈴鹿さつき温泉や鈴鹿サーキット温泉に行く途中、看板を見ていたので気になっていました。
15分ほど早く着いてしまったので駐車場に車を止め、入り口横にある源泉掛け流しのモニュメントに手を突っ込み温泉を堪能します
(再訪1では撤去されていました)。入り口横には温泉成分表、その横には湯船ごとの説明まであります。
入り口には源泉100%ですとの張り紙がありますが、その張り紙の中に温度調整の為井戸水を加水と書かれています。そりゃ源泉100%じゃないでしょと一人つっこみを入れさせていただきました。また営業時間が変更になったらしく、営業時間が本来の時間の上から紙で修正されています。
営業開始時間になり、他に待っていた10名程の方と中に入ります。下駄箱はコインレスタイプで鍵をフロントに提出するタイプなので、ちゃんと鍵を掛けて鍵を持っていきましょう。
内部は右奥にフロントがあり、その手前に3台の券売機が設置されています
(再訪1ではフロント右に1台移動し、その券売機のみ稼動していました)。左手にはマッサージ処と軽食コーナー・フロントの左側に脱衣所・右手に岩盤浴コーナーとゲームコーナーが設置され、2階には仮眠室と理髪店が設置されています
(再訪1で仮眠室は閉鎖されていました)。
券売機で入泉券を購入しフロントに下駄箱キーと一緒に提出すると、脱衣所の鍵を渡しながら「ごゆっくりどうぞ」と声を掛けてくれます。
脱衣所はフロント左手にあり、左が男湯・右が女湯になっています。暖簾を潜ると洗面台と綺麗なロッカーが並んだ脱衣所になります。ロッカーは9割方小さいタイプなのですが、少ないながら少し大きいロッカーもありますので利用したい方は受付時に申告しましょう。
壁にはしっかりと温泉分析表が掲示されており、温泉利用をアピールしています。さらに横には日焼けマシーンも設置されていますが、誰も使用していない様子。日焼けマシーンは必要有るのかなぁ(;´Д`)。
さっそく脱衣して浴場に入ると右側のドアが開いています。ドアの向こうは女性の浴場で、どうやら朝の清掃時に空けてそのままの様子。しばらくしてから従業員が急いで閉めていました(T_T)
。
内部構造は左奥に洗い場・左側手前にサウナと水風呂・飲泉施設があり、正面に檜風呂、奥にバイブラーバスやジェットバス・電気風呂が組み込まれた湯船が奥から右手に折れて手前まで設置されています。さらに内風呂横の大きな窓からは、露天風呂もうっすらと見えます。全体的に広くて天井も高いために、複数ある湯船が小さく感じてしまいます。
洗い場は仕切り無しのタイプで鏡やシャワーも装備されているために不満はありませんが、一部で桑名温泉と同じ方式で源泉を水路に流して空気冷却している部分があり、鏡が遠くて曇ってしまっている席がありますので注意ましょう
(再訪1では空気冷却施設は利用されていませんでした)。
お湯は肌触りが近くの花しょうぶや鈴鹿さつき温泉に似ており、薄い透明な黄色に近いオレンジ色をしています。匂いも木屑の香りに似たような香りがして、味も匂いに準じており独特の甘みと苦味をミックスした感覚が得られます。湯温は内湯はバイブラーバスが40℃・それ以外が42℃に設定されており、なかなか良い湯加減です(´―`)ノ。
また各湯船のお湯投入口にはネットが被せられており、かなりの量の黒い「湯の花」が濾されています。そのおかげで湯船の湯の花は細かいものしかありませんが、温泉の泉質にこだわる方には寂しいかもしれません。そのおかげでお湯は澄んでおり、見た目は綺麗なお湯ですよ。
内湯でしばらく温まり、ガラス越しに見えていた露天風呂へ向かいます。途中には垢すり処とサウナが左側に設置されており、右側に露天風呂があります。その露天風呂は屋根が無く、土砂降りの中でゆっくり浸かることが出来ませんでした。
(再訪2ではあかすり処横のサウナが閉鎖されていました)
造りは岩風呂風になっており、右奥の一角には小さいながらも砂風呂コーナー
(再訪1では無くなりました)・左手に打たせ湯が設置されています。また周囲は高い壁に囲まれており、眺望は全くありませんが、空は見ることが出来ます。
ただ気になったのが露天風呂の湯船なのですが、湯船に苔が生えており、岩にもたれてもヌルヌル~、歩いても足裏がヌルヌル~とした感触です。苔は掃除して落とそうよ~。
(再訪1・2では改善されて、普通の岩風呂となっていました)
なお露天風呂の湯温は雨が降っているにもかかわらず42.5℃になっており、熱いお湯が苦手な方には辛いかもしれません・・・(*_*)
(再訪1では43.2℃・再訪2では41.8℃でした)。出来れば露天風呂に屋根は一部で良いので設置して欲しいものです。
お湯の利用状況は内湯で循環・温度調整の為の加水・未加温・塩素消毒、露天風呂で掛け流し・加水・未加温・未消毒となっております。さすが湯量が豊富でなかなかいいじゃないですか~(≧∇≦)/。
湯上りは2階のリクライニングシートが装備された仮眠室でゆっくりすることが出来ます
(再訪1では閉鎖されていました)。二階にはそのほか髪切処や食事処・マッサージ屋もおり、一通りのニーズに対応出来るようになっています
(再訪1では食事処は休業、マッサージ処は1階に移動していました)。また1階の券売機横にも休憩エリアもあり、こちらはリクライニングシートは無いのですが新聞を読みながらゆっくりすることが出来ます。
湯上り感はなかなか体がポカポカと温まり、初めの30分は団扇が欲しいと思ってしまったほどです。肌はアルカリ性の肌がパリッとしたような感覚を期待したのですが、サラサラ&しっとり感が得られました。また匂いはほとんど残りませんので、アフターに予定が入っていても大丈夫だと思いますが、持続力は翌日朝には消えてしまいました。
施設はどうあれ、ちょっと行くとジャスコがあるような街中に、利用状況の良い温泉があるのがうらやましいじゃないですか。