鈴鹿さつき温泉 【鈴鹿さつき温泉】

鈴鹿さつき温泉(すずかさつきおんせん)

【鈴鹿さつき温泉】




【住所】  三重県鈴鹿市津賀町850-2


【電話】  059-370-2611
【料金】  550円

【泉種】
  弱アルカリ性単純温泉
      pH8.3 49.3℃ 340L/分 0.71g/kg R1分析
      
※旧分析:弱アルカリ性単純温泉 pH8.2 49.0℃ 680L/分 0.71g/kg H20分析
      ※旧分析:弱アルカリ性単純温泉 pH不明 52.4℃ 730L/分 0.70g/kg H4分析


【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時~21時・木曜日と第3水曜日定休
【記 録】 2006/05/20 【再訪1】 2008/08/17 【再訪2】 2010/10/23 
【再訪3】 2011/12/17 【再訪4】 2017/06/25 【再訪5】 2021/08/01


【評価】

施設 ★★
お湯
湯上感
料金
総合


【コメント】

 鈴鹿農協温泉保養施設として、JAの敷地内にある温泉施設。地元の方がよく使われている温泉ですが、周辺には殆ど看板はなく目立たない位置にあります。

 施設周辺にはJA施設が並んでおり、少し離れた場所にはグランドまで設置されています。駐車場も結構広く取られていますので、駐車場で困ることはありません。施設入り口横には源泉が流されているのですが、このときにはなぜか流れていませんでした。
(再訪1以降は復活していました)

 施設内は下駄箱が左右に設置されており、無料で鍵が掛かるタイプです。入り口からは見えない反対側の位置に、2台の券売機とタオル専用券売機が設置されており、入浴券を購入して正面のコンパクトな受付に向かいます。

 コンパクトなフロントには女性職員が対応してくれるのですが、そこがJAらしくなんか愛想が無いんですよねぇ(-_-;)
(再訪2以降では普通の対応でした)。券を提出するのみで受付を済ますと、奥の脱衣所に向かいます。その間には長椅子と自販機がありますが、そう広くありません。脱衣所は右が男・左が女で、中央には2階の休憩エリアに上がる階段があります。

 脱衣所は予想外に広く取られており、比較的大きなロッカーがコインレスで使えます。但しハンガーはありませんので必要な方は持参しましょう。またロッカーが無い部分が結構広くちょっともったいない造りになっています。

 さらにこの脱衣所はサウナも設置されています 。この施設は浴場とは別にサウナ室を備えているのですが、浴場の中ではなく脱衣所の中にあるとは珍しいですね。また壁には温泉分析表が抜粋で大きく掲示されており、温泉施設であることをアピールしています
(再訪2では小さな紙ながら本物の分析表になりました)

 浴場に入るとドアを開けたとたんに、微かな油臭を感じることが出来ます。内部の造りは洗い場が左右手前にあり、真ん中よりも入り口寄りに掛け湯、奥にメインの湯船と水風呂があります。またメインの湯船の横はガラス張りになっており、庭が開放感を与えてくれます。
(再訪3では庭が無くなり、露天風呂が造られました)

 洗い場はシャワーや鏡など一通りの快適装備が揃っていますが、仕切などありませんので近所の会話で盛り上がるおじいさんたちが多数いらっしゃいました。さすがJAだけあって農業の話や軽トラの話で都会に住んでいる人にはとても新鮮です (´ー`)ノ。

 そんな洗い場のソープ類はお茶エキス入りのもので、匂いはきつめです。もう少し匂いが少なければよいのですが、この温泉は特徴がしっかりしている為に何とか評価に影響しませんでした。

 さっと体を洗い、バイブラーバス機能付きのメイン湯船へ向かいます。湯船のサイズは20人程が浸かれるサイズで、横から大量のお湯が投入され、湯船の端から勢い良く排出されています。また側面はガラス張りになっており外からの光や景色を取り込んでいますので、閉塞感は感じられません。

 お湯は毎分730L(H20分析では680L)が出るために先にも書いたように豪華な使われ方をしているのですが、是非この湯量を生かして露天風呂も作って頂きたい物です(≧∇≦)/(再訪2では露天風呂が造られている最中で、再訪3ではしっかり出来上がっていました。また露天風呂へ向かうための橋も内湯横に架けられました)

 お湯は41℃程に設定されており、薄い緑色に茶色を混ぜた色で透明・油臭と鉱石臭が混ざった微かな香りで味も同じような物です。また塩素消毒をしているようですがほとんど判りません。しばし気持ちよく温泉に浸かります。

 お湯の利用状況は気象状況により加水や加温にて温度調整・掛け流し・塩素消毒となっています。湯温は52℃あるために加水で温度を下げているとのことなのですが、この加水が冷泉もしくは井戸水。また加温のための循環施設は付いているようですが濾過装置はなく、温度を保つ為に加温施設として使用しているようです。

 この辺りの温泉はどこも湯量が豊富なので贅沢な利用をしている施設が多いのですが、他の施設に比べてシンプルな施設なので鈴鹿天然温泉花しょうぶ等のスーパー銭湯風施設に慣れしている方にはつまらない施設かもしれませんね。

 再訪3にて露天風呂の評価を行いましたが、内湯に比べて露天風呂は全くの不人気であり一部の利用者が利用しているのみでした。湯温は内湯同様の41度で、泉質や利用状況は内湯と変わりません。

 不人気の理由はおそらく地元の利用者が高齢者ということもあり、露天風呂に出るという行動が苦になっていると思われます。この日も私以外は皆60歳以上と思われる常連客が利用しているのみなので、若い方が利用する時間になればしっかりこの露天風呂は有効活用されていることでしょう。

 湯上がりは1階のロビーか2階の和室でゆっくりすることが出来るのですが、2階ではカラオケ大会が行われており
(再訪時は静かでした)1階で備え付けの新聞を読みながらゆっくりさせていただきました(;´Д`)。

 湯上り感は体が温まるお湯で、ポカポカ感は3時間ぐらい続きます。肌は多少突っ張り感がありますがすぐに消え、匂いは岩石臭と油臭が微かに残りました。アフターに予定が入っていても問題なく施設を利用出来ると思います。

 私はこのHPを始める前に長野県の
御嶽明神温泉で温泉の良さを知り、この施設で豪快な掛け流しの良さを知った施設でした。


【再訪1】


 気温33℃で良い天気の中、営業開始と同時に再入泉です(≧∇≦)/。1回目の評価がかなり甘いので、最初の評価文に写真と文章を追加・変更します。


【再訪2】


 約2年ぶりに再訪いたしました。壁には近日露天風呂オープンと張り紙しており、受付の女性スタッフに確認すると11月の祭りにあわせてオープンするとのこと。なんてこった・・・あと2週間遅く再訪すればよかった。また内湯からガラス越しに見える庭の風景も工事中に付き全て見えなくなっていました。

 脱衣所の壁に掲示されている温泉分析表が更新されていましたので、情報を更新するとともに初期評価文を訂正いたします。


【再訪3】


 約1年ぶりの再訪にて露天風呂を確認いたしました。露天風呂は6人程が浸かれるサイズで
屋根もしっかり設置されていました。相変わらず朝から大人気且つ地元の方の憩いの場的JA温泉施設でした。


【再訪4】


 約5年半ぶりの再訪にて状況を確認しました。営業時間や入泉料の変化はありませんが、湯船の温度が内湯で40℃・露天風呂で39.5℃程になっており、全体的に湯船の湯温が低くなっていました。これが偶々なのかわかりませんが、長湯な方にはとても良い湯温のように感じられました。


【再訪5】


 施設に変化はなく、入泉料が500円⇒550円に変更、温泉分析表が更新されていましたので情報を更新いたします。以前気になった湯温は内湯・露天風呂共に40.5℃となっておりました。まぁ温度設定が時期によって異なるということでしょうか。



inserted by FC2 system