小山田温泉 【ぴあ小山田 小山田温泉地域交流ホーム】

小山田温泉(おやまだおんせん)

【ぴあ小山田 小山田温泉地域交流ホーム】




【住所】  三重県四日市市山田町5570-4
【電話】  0593-28-2907
【料金】  500円

【泉種】
  アルカリ性単純温泉
      pH8.6 56.8℃ 830L/分 0.49g/kg H19分析


【備品】  ボディソープ
【営業】  9時30分~21時 不定休
【記 録】  2008/07/19 【再訪1】 2011/12/25 【再訪2】 2017/04/08


【評価】

施設
お湯
湯上感
料金
総合


【コメント】

 気温38℃で快晴な天気の中、午後1時より入泉です。やはり東海地方の夏は暑いですね~(;´Д`)。近くには波木温泉などがあり、エリア的にも湯量豊富な温泉が多数あります。 

 周辺は畑しかないためにこの施設は非常に目立つ上に看板があるために、県道から迷うことはないでしょう。広い駐車場に車を止めて「ぴあ小山田」なる2階建ての付属施設へ向かいます。その間にも汗はダラダラと肌を流れ、非常に不快な状況になってしまいました(T_T) 。

 施設は入り口に大きく「小山田温泉」の文字があり、温泉施設であることをアピールしています。施設内に早速入ると右手にフロント・奥に談話コーナー・手芸室・カラオケコーナーが設置されています。

 フロントにて従業員に入浴を申し込み、入泉料を支払います。
(再訪1では利用者の氏名を明記するようになっていました)「浴場はそこの階段を下りてください」との説明があり、その指示に従います。

 なおこの日の2階は貸切になっており上がることが出来ませんでしたが、会議や発表などが出来るホールが設置されており、なかなか地域に貢献出来ているようです( ´・ω・)o。
(再訪1にて確認、会議場兼展示室とロビーあり)

 階段を下りて地下に降りると、狐の置物が置いてある源泉の飲泉所と脱衣所の暖簾があります。手前が男湯・奥が女湯となっており、それぞれの入り口にコインレスの入れるだけの下駄箱が設置されています。誰も利用していませんが。

 脱衣所内部はロッカーと洗面台・ベンチで構成されています。ロッカーはコインレスで鍵が掛かるタイプで通常ロッカーよりは少し大きいサイズです。またロッカーの上には籠も数個置いてありますので、荷物の多い方はそちらも利用しましょう。
(再訪1では同じロッカーながら鍵が廃止され、貴重品は1階のロッカーを利用するようになっていました。再訪2ではロッカーの扉が全て無くなり、鍵もなくなりました)

 施設としては少々年季が入っていますが綺麗に使われており、気持ちよく使わせていただきました。壁には温泉分析表がしっかり掲示されており、温泉であることをアピールしています
(再訪1では脱衣所内に情報を抜粋した温泉分析表、受付と飲泉所に詳細分析表が掲示されていました)。ただ病院らしい消毒臭も感じられ、温泉施設らしくないところもあります。

 早速脱衣の後、浴場に向かいます。内部は右手に洗い場・正面に内湯・ガラス越しに露天風呂となっており、内湯と露天風呂はガラスの下でつながっています。なおガラスは温泉成分のためか、白く曇ってしまっています(;´Д`)。

 洗い場は仕切りが無いタイプで、シャワーや鏡などの装備は整っています。ただソープの容器は1つしかなく、これは石鹸などロッカーから出さねばと思ったのですが、良く見ると頭も体も使えるタイプとの事。初めてこんな便利なソープを見ましたよ(^^ゞ。
(再訪1では普通のボディソープに変更されていましたので、シャンプーやリンスなどは持参しましょう)

 さっと体を洗って42℃程に設定された、内湯の湯船に浸かります。内湯は8人で満員御礼サイズで、湯船横にあるお湯の投入口には飲泉用のコップまで装備されています
(再訪1ではコップが無くなっていました)

 内湯からの眺望は側面のガラスが白く曇っているために殆どありませんが、お湯の投入口が脈打っているために見ていて飽きません。
(再訪1では投入口の脈打ちはなく、安定してお湯が投入されていました。少々つまらない環境に・・・)

 お湯は薄い黄色の透明で、黒い湯の花が少ないながらも舞っています
(再訪1では湯の花は確認できませんでした)。匂いと味は近隣の温泉同様、この地域の特徴である独特の微かな苦味を感じ、匂いは弱いながら甘い匂いと岩石臭が入り交じっています。

 そんなお湯の利用状況は掛け流し・未消毒・未加温・場合によって温度調整の為加水となっています
(再訪1で気温によって加水する場合ありとしか掲示されていませんでした)。さすが温泉を医療にうまく融合させている病院の施設だけあって使い方は上手いですね。なおお湯の流れは基本内湯で投入され、ガラスの下を通って露天風呂に流れて排出されるようになっています。

 また湯温は先にも書いたように42℃に設定されており、浴場内にその熱が充満していますので結構汗が止まりません。暑い風呂が駄目な方には少し辛いかもしれません。
(再訪1では冬でしたので、ちょうど良い温度でした) 

 露天風呂は5人にて満員サイズで、横には石垣が組んであります。露天風呂もその石垣とその上の塀以外に眺望はありませんが、浴場内よりは涼しい風が吹きぬけますので気持ちよく半身浴が可能です。

 湯温は内湯の下流側にあたる為、内湯より温度は低めです。長湯するならやはり露天風呂ですねぇ(≧∇≦)/。しばらく内湯と露天風呂を繰り返し浸かって、湯量豊富なお湯と戯れます。なお温泉はこの施設だけではなく、病院内のリハビリ棟や足湯にも使われているそうです。

 湯上りはフロント奥の談話コーナーで新聞を読みながらゆっくりします。その横にはカラオケルームが設置されており、演歌が耳に入ってきます。コブシが回りますなぁ(;´Д`)。横の席ではオバちゃんが家からタッパーにて持参したスイカをみんなに振舞っています。

 湯上り感はポカポカ感が30分程持続し、その後はしっとり感に変わります。さすがに汗のためかアルカリ性の肌が張る感じは得ることが出来ませんでしたが、気持ちよく帰途に着くことが出来ました。なおこのしっとり感はその日中持続しました。
(再訪1ではポカポカ感が2時間・肌の張りは5時間ほど持続しました)

 病院併設の温泉は意外と空いていて穴場でした(^^ゞ。



【再訪1】


 名古屋エリアでは雪が舞う中、良い天気な三重県に向かいました。約3年半ぶりの再訪にて情報を更新いたします。変更点は下記のとおりです。

・入泉料560円が500円に値下げ
・洗い場のリンスinシャンプーが廃止

 以上2点が大きな変更です。あとは初期評価の文章と写真を手直ししますので、よろしくお願い致します。なおこの日の夜に横の病院で痛ましい事件が発生するとは思ってもいませんでしたが・・・。

以下ニュース記事より
25日午後8時20分ごろ、三重県四日市市山田町の小山田記念温泉病院で、入院中の同市諏訪町の無職、奥村貴徳さん(35)がぬれたタオルを顔にかけられ、死亡しているのを見回りに来た看護師の女性が発見、110番した。見舞いに来ていた父親(69)の行方が分からなくなっていることから、県警四日市南署は事情を知っているとみて探している。(毎日新聞)


【再訪2】


 約5年ぶりの再訪にて状況を確認致しました。変更点は脱 衣所ロッカーの扉が全て無くなり、鍵もなくなりました。また湯 上り感は3時間ほど汗が滲み出るような状況になり、ポカポカ良く温まるお湯だなぁという感想が一層強くなりました。

 あとは温泉分析表もサービスも施設も変化はなく、入泉料 も変化はありません。敢て言えば背中一面カッコイイ柄の入 った方も普通に利用できる施設なので、この日もお目にかかることが出来ました。



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