気温6℃で曇り空のもと、夕方4時より利用してみました。先日入泉したホテル 湯の本の露天風呂から見えた建物の施設であり、建物はなかなか洒落ています。でも無意味に施設の背が高いのは、存在をアピールする以外の何者でもありません。
施設前の駐車場が一杯でどこに止めようか迷っていると、女性スタッフが飛び出してきて案内してくれました(^^ゞ。駐車場は施設の裏にもあるとの事で、施設横の急な坂を下って表よりも広い駐車場へ車を止めます。
その駐車場の奥には離れの入浴施設があるようで、浴衣姿の方が数名吸い込まれて行きました。早速私も受付をするために施設のフロントへ向かいます。施設の入口横にはなぜか銅鑼が設置されています。いったい何に使うのさ(*_*)。
施設内部は外が洋風な造りに対して、内部は徹底的に和風の雰囲気を作り出しています。右手に喫茶コーナー、左手にフロントと売店・ホテルにありがちな女性用に浴衣を選ぶコーナーが設置されています。
フロントは男性従業員が対応していただけるのですが、その場で貴重品があれば預かりますとの事。お金持ちの方や心配な方はぜひ預けましょう。その場で入泉料を支払い、1階に下りてくださいとの指示を受けます。
どうやら話によると現在いるフロントは5階となっているようで、エレベーターで1階まで下りられるとのこと。後ろを見ると女性スタッフがすでにエレベーターを呼んでくれています。さすがホテルの対応といったところでしょうか(´ー`)ノ。でも離れのお風呂ではないところが少々残念ですが、料金が周囲に比べて安いので仕方ないですね。
エレベーターで1階に下がり、エレベーターホールを右に向くと脱衣所の暖簾がが少し見えますのでそちらに向かいます。なおパンフレットなど情報を集めてみると男女の浴場入れ替えは無いようです。
脱衣所内部は籠と洗面台で構成されていますが、全く人気がありません。宿としては離れの露天風呂がメイン施設になるのでしょうが、実際は大浴場なるもの朝の身支度にしか利用されないのでしょう。また入口の所には温泉分析表がしっかり掲示されていました。
早速脱衣の後浴場へ向かいますが、内部は左右手前に洗い場・奥に2つの湯船が設定されているのみで非常にシンプルです。左横はガラス張りになっていますが、小さな庭と山並みが少し見える位ですので採光程度といったところですね。
洗い場は仕切りが無いタイプで、さすがにホテルだけあってシャワーや鏡などの設備は整っています。ソープ類は座る場所によって異なり、炭ソープや馬油ソープが設置されていますので好みの場所にて利用しましょう。
湯船は内湯のみで2つありますが、どちらも同じお湯の状況で違いは湯船の大きさのみ。湯温は40.5℃程に設定されており、ゆっくりと浸かることが出来ます。
お湯は無色透明でこれといった特徴はありませんが、鉱石臭が微かに感じられます。さすがに他の周辺施設同様の放射能泉なので特徴を探すほうが大変ですが、私には放射能泉センサーが体内に内蔵(?)されていますので湯当りにて判断することにします。が、どうやら放射能は湯気と一緒にどこかに飛んでいるようで、放射能泉で湯当りする体は微かな頭痛反応のみとなりました。
お湯の利用状況は加水・加温・循環・塩素消毒となっており、加水の理由については「源泉100%だと肌に与える影響が大きい為」と掲示されています。このお湯で肌に影響を与えるとはとても思えませんし、他の周辺施設は源泉100%での利用となっています。ちょっと残念ですなぁ(*_*)。
側面の窓から見える風景を堪能しながらのんびりし、なんとか温泉を味わったなぁと思えてから浴場を後にしました。その間ず〜と貸切というのはすばらしいのですが、ちょっと寂しくもあります。
湯上りは残念ながらゆっくり休憩する場所は無く、喫茶コーナーでコーヒーを注文してゆっくりするほか場所の確保は出来ません。まぁホテルのお湯が立ち寄りで味わえるだけでも良いとしましょう。
湯上り感は先に書いたように微かな頭痛のみで、それ以外は肌も感覚もナチュラルでこれといった特徴はありません。万人向けでアフターに予定が入っている方や温泉が苦手な方には良いかも知れませんが、特徴ある温泉を求める方にはお勧めできませんね〜(
´・ω・)o。
なおその後の観察により、入口にある銅鑼は団体客が到着したときに鳴らす様です。KMK(ブランド名)の銅鑼(しかも純正スタンドまで装着)、天下一武道会チックに鳴らす意味あるのかなぁ(^^ゞ。