大雨の中、20時より仕事帰りに利用してみました。主要道路から少し入ったところにあるのですが、正直夜は何の施設か判りません
(再訪1時、昼でも正面まで行かないと温泉施設とはわかりませんでした)。
施設の周囲に設置された駐車場に車をとめて施設へ向かうのですが、右横には足湯が設置されており、遅い時間にもかかわらず常に人が居る状態です。地元に人気の温泉施設、早速評価させていただきます。
施設の正面に立って初めて「阿下喜温泉」という文字が見えました。概観は温泉施設に見えないのでちょっと安心です。 施設内に入ると以外に広い空間が広がっており、左右にコインレスの鍵付下駄箱が設置されています。
この施設は健康増進施設ということで、下駄箱あたりからどうも「スポーツセンター」らしい雰囲気を醸し出しています。下駄箱に靴を入れ、奥の2台ある券売機にて入泉券は購入します。
券売機反対側には体験ホールなるモノがありますが、夜なので誰も利用していない様子です。そのまま右の通路を進み、女性スタッフの待つ受付へ向かいます。受付の職員がまたスポーツ施設らしい服装、受付反対側にはトレーニングルームもありました。
受付では「100円持ってますか?中のロッカーは戻ってくるけど100円玉が必要ですよ」と声を掛けてくれます。おもてなしはありませんが、非常に親切な受付です。早速受付横の脱衣所へ向かいますが、男女の浴場入替は無いそうです。
脱衣所ロッカーは100円リターン式、ロッカーは全て普通の大きさでスーツはシワになります。また公共施設だけあり、ベビーベットもありますので赤ちゃんとお父さんの組み合わせでもOKですよ~(´ー`)ノ。
なお脱衣所内部は非常に明るく、健康施設にありがちな「湿布の香り」がありませんので、ようやく普通の温泉施設に来た~と言う気持ちにさせてくれます。また壁には温泉分析表や利用状況表もちゃんと掲示されていました。
浴場は奥に細長く、右側にサウナと洗い場・左手にコンパクトな水風呂と温泉利用湯船2つ・奥に露天風呂が設置されてます。掛け湯を行い、席数の多い洗い場に向かいます。
洗い場は仕切りが無いタイプで、シャワーや鏡など一通りの便利装備が整っています。ただ一部湯舟と洗い場が近くにありますので、シャワーに気を遣います。またソープ類はお茶シリーズの為に匂いが強めですので、匂いが苦手な方はソープ類を持参していきましょう。
さっと体を洗い、湯舟にゆっくり浸かります。水風呂以外は温泉利用で高温湯(43℃)と低温湯(41℃)にて構成されています。入って直感的に「温泉だけどナチュラル」と感じつつ、しばらく今日を振り返りながらお湯を味わいます。
お湯は無色透明で微かな塩素味の裏に鉱石味・塩素臭の裏に鉱石臭を感じられます。これといって特徴の無いお湯ですが、アルカリ性の特徴である突っ張り感を感じることが出来ました。
お湯の利用状況は加温・昇温の為の循環・未加水・電解次亜塩素酸消毒となっています。まぁ源泉温度が29℃なので加温循環は仕方ありません。意外と街中にある温泉施設としては比較的良い状況とも思えます。
内風呂でしっかり温まった後、奥のドアを開けて露天風呂へ向かいます。露天風呂は結構コンパクトな空間に設置されており、高い塀で囲まれているために景観はありません。また屋根がありませんので、この日大雨が降っている中で入るのはサウナ上がりの方だけでした。なお横のベンチ上には屋根がありますので逆上せたらここで休みましょう。
湯上がりは施設奥にある食事処か、さらに奥にある休憩エリアでTVや新聞を読みながらゆっくりすることが出来ます。奥の休憩エリアはギャラリーも併設されており、その時々のアートを楽しむことも出来ます。
湯上り感はアルカリ性の効果で、肌がツルツルサラサラに仕上がります。特徴がない成分のため、アルカリ性の特徴が際立ちます。なお翌日昼までは肌がサラサラな感覚が継続しました。
安くて誰でも安心して入れる泉質、地元に人気な施設であることがわかります(´ー`)ノ。