気温26度の晴れ、すっかり夏の気温で午後3時からの入泉です。施設は輪中地帯にあり、横には大きな堤防があります。歴史や地理が好きな方は近くの「輪中の郷」にも行かれることをお勧めします。
さて、施設はその輪中の中で広々と敷地を持っています。さすがは年金関係の公共施設!
(再訪1では民間になりました)将来がちと心配になります(-_-;)
(再訪1では一生懸命広報活動を行っていました)。周りにはテニス場とグランドゴルフ場があり、常に利用者が出入りする結構な賑わいです。
施設正面の駐車場に車を止め、施設内に入ると小さな券売機が左手に置いてあります。どうやら受付開始の15時になると売切れの表示が消えるようです。すでに結構な人数のお客様がすでにロビーで待ってらっしゃいます。
(再訪1時は13時からの営業でしたが、4日後の10月1日からは11時30分からの営業となりました。再訪2ではこの小さな券売機ではなくなり、他の施設同様立派な機械になっていました)
ちょっと待っている間に地元の方が販売している野菜を拝見、農作物とは別に蛤などの水産物まで販売しているのにはびっくりです。
営業時間になり、券売機に人が15人位群がります。こんなに待っていたのか~Σ(゜□゜*)、大人気じゃないですか! なお、券を購入すると判るのですが、券は券売機から自分で切り離さなければなりませんので気をつけましょう。
(再訪2ではこの券売機は引退され、近代化されました)
早速入泉券を購入し、正面のフロントへ向かうと「入浴はお風呂のほうで入泉券を出してください」といわれます。早速入口から見て左へ曲がって15歩位進んだら今度は右へ曲がって真っ直ぐ進むと休憩所や脱衣所、番台らしくない番台が設置されており、番頭さんが待っています。
靴を脱ぎ下駄箱に入れてから、番頭さんに入泉券を提出するのですが、そのときに「貴重品は後ろのロッカーに入れてな~」と声を掛けてくれます。後ろを向くと100円リターン式のロッカーが並んでしますのでお金持ちの方はご利用ください(≧∇≦)/。
(再訪2では貴重品ロッカーが脱衣所入口に移動されました。)
脱衣所は洗面台と木製のBOXタイプのみで構成されており
(再訪2ではコインレスの鍵付きロッカーが半数ほど導入されていました)、ある意味温かみがありますなぁ(´ー`)ノ。壁にはしっかりと温泉分析表が掲示されており温泉であることをアピールしています。
さっと脱衣の後に浴場へ向かいます。入ると右に掛け湯・左に温泉利用の内湯・ジャグジーバスとあり、その手前と奥に洗い場があります。なお、奥にはミストサウナとサウナもあり、白湯の湯船もありますが、見てすぐに温泉ではないと判ります(^^ゞ。
(再訪3では水風呂以外温泉利用になりました)
洗い場は仕切りがなく、場所によって鏡やシャワーの有無がありますので注意が必要です。洗い場の間隔は普通の広さですが、多数あるので横同士座ることは無い様に思えます。ソープ類は匂いの強いお茶シリーズながらしっかり装備されていますので、タオルさえあれば利用が出来ますよ!
さっと洗って内湯の温泉に浸かります。お湯は40℃程で黄色というよりはオレンジに近い色をしており、かなりの塩素臭とその影に甘めの岩石臭がします。長島温泉とは言え、個人的には東京の黒湯の成り損ないのイメージがあります。
公共施設の為にたっぷり塩素を使っているためにお湯のよさが半減しているなぁ(T_T)
(再訪1・2以降では民営化され、前回ほどの塩素臭は感じられませんでした。公営・民営関係なしに偶々前回は塩素が多かったのかも知れません)
白湯利用の湯船は3つの湯船が1箇所に集まるように造られており、窓からは露天風呂が望めます。ただガラスの上側は曇りガラスになっているので、良い眺望とはとてもいえません。どうせ露天風呂も高い塀に囲まれているのであれば、曇りガラスはなくして欲しいものです。
(再訪3では水風呂以外温泉利用になりました)
露天風呂は41℃程のお湯が張られた湯船が1つのみで、創作されたコンクリート柱の空間で演出されているのですがそれがかえって圧迫感を感じます。
(再訪2ではそんな露天風呂に屋根が設置されました)
眺望は先にも書いたように高い塀に囲まれていますのでありませんが、のんびりできる空間はあります。なお塩素臭は内湯より強くなりますので、温泉を楽しむのであればお勧めしません。
(再訪1以降は内湯同様それほど塩素臭は強くありませんでした)
お湯の利用状況は加熱・塩素消毒で、表示はありませんでしたが循環で未加水と思われます。長島温泉の中でも濃い温泉を利用しているのですが、湯量は他の施設に比べてそう多くはなさそうです。しばらくお湯に浸かっているとしっかり体が温まり、時間が経つにつれて肌は弱いながら張りが得られました。
(再訪3では源泉が変わり、湯の色は黄色から薄い茶褐色に変わり、塩と鉄の混ざり合ったエグミが露天風呂では感じられましたが、内湯ではまろやかな塩気が殆どでした。)
湯上りはフロント近くのロビーか、入泉券回収処近くの休憩室でゆったりくつろげます。畳の部屋である休憩室では利用者が缶ビール片手に酒盛りが始まっておりました・・・(^^ゞ。
湯上り感は、汗をかくことなく肌がさらりとします。同じ長島温泉でも他のR-8号・R-20号とは明らかに泉質が異なり、弱いポカポカ感とサラサラコーティングが楽しめます。風に当ると夏向け・じっとしていると冬向けという湯上り感を得ることが出来ました。なお持続力は翌日朝のシャワーまでで消えてしまいました。
(再訪3では、湯上りも肌がしっとりとなり、ポカポカ感が就寝時まで持続しました。)