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天翔の湯源泉(てんしょうのゆげんせん)

【天然温泉 天翔の湯】




【住所】  京都府京都市右京区西京極大門町19-4


【電話】  075-316-2641
【料金】  450円

【泉種】
  中性ナトリウムー塩化物温泉 
       pH7.2 34.1℃ 165L/分 13.76g/kg H28分析

【備品】  ドライヤー(有料)
【営業】  14時〜24時 火曜日定休
【記録】  2022/05/04

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★★
料金 ★★
総合 ★★★★


【コメント】

 気温27℃で良い天気の中、京都で観光を終えた15時過ぎより入泉です。なお写真は混みあっており、一部公式HPより拝借いたしました。

 2006年に掘り当てた温泉を利用とのことで比較的新しい温泉なのですが、施設っは以前から公衆浴場(俗に銭湯)として利用されていましたので、温泉の歴史以上に年季が入っています。東京では大田区に温泉を利用した銭湯が多いのですが、京都でもあるのですねぇ。

 施設は5台分の駐車場と施設があり、広い土地が得られにくい京都ならではの都会的造りとなっています。その駐車場奥には温泉櫓があり、温泉施設であることが判ります。

 施設は外観だけは街の銭湯そのものであり、入ると左右にコインレスの鍵付き下駄箱と入れるだけの下駄箱が設置されており、正面に受付・左右に券売機が設置されています。またモニターで駐車場状況も映し出されています。

 券売機で入泉券を購入しますが、公衆浴場扱いなので京都府の定めた価格です。そのまま券を受付の女性スタッフに渡して横に見える脱衣場へ向かいます。

 脱衣所は意外と広くすっきりとした造りとなっており、コインレスの鍵付きロッカーと何も無い棚の2パターン存在します。洗面台の下にもロッカーが設置されているなど、少々不思議な造りとなっております。また壁には温泉分析表と共に温泉が湧出した際の新聞記事もパウチされた状態で展示されており、「温泉を使用した公衆浴場」をアピールしています。

 浴場は奥に細長く造られており、施設からして京都を感じることが出来ます。手前左右に洗い場・中央手前にに泡風呂・ジェットバス・電気風呂の湯船・その奥にサウナ・左奥に水風呂、その奥に水素風呂その横に露天風呂が設置されています。

 洗い場は仕切り無しでシャワーは固定式・備品はありませんので、ソープ類は用意して行く必要があります。鏡は設置されており、桶と椅子は隅に置いてありますのでセルフで準備・片付けを行います。銭湯の経験がないと少々不便に感じるかもしれません。

 内湯は全てが白湯利用となっており、男湯の利用者はざっと15人程おり、年代はバラバラなので地元に愛されている施設であることは確かです。また腕や背中に立派な和の模様が入っている方々も数名居られ、ここでも京都らしさ?を感じることが出来ます。(それも日本の文化だと思っており個人的には気にしませんが、気になる方はご注意ください)

 内湯は全て白湯の為パスして、さっと露天風呂へ向かいます。銭湯に露天風呂があること自体珍しいのですが、露天風呂は温泉利用となっております。湯船は1つのみで屋根が設置されていますので、悪天候時でもゆっくり浸かることが出来ます。なお街中ということもあり眺望は高い壁によってありません。

 お湯は40℃程でしっかり白茶色の濁り湯で透明度は10cm程。匂いは塩と鉱石の混ざった香りの裏に微かながら塩素臭が感じられ、味はエグミの少ない塩味となります。暫く浸かっていると塩化物温泉らしく体が温まっていきますので、逆上せには注意しましょう。
またお湯の利用状況は循環・加熱・塩素消毒・未加水と温泉分析表の下に表記されております。この湯船の場合は常に源泉を投入して、循環・ろ過・加温・塩素消毒を行いつつ投入された量と同じ分だけフローさせ廃湯する形式となります。

 よってHP等で「源泉掛け流し」を謳っていますが、実際は「放流・循環併用式」となっています。でも十分に温泉気分が味わえますので、源泉マニアでなければ十分楽しめるでしょう。

 湯上りは休憩処で休むことが出来るのですが、4名で満員御礼といった造りとなっています。利用は受付より2時間以内という約束事がありますので、ここで仮眠などは不可能です。まぁゆっくりお風呂入って髪乾かして2時間もあれば十分時間が余ります。

 湯上り感は体全体がポカポカと3時間ほど感じられ、肌はしっとりサラサラ感が得られました。塩でカバーされるためか汗は出ることがありませんでしたが、微かに塩の香りが残りますので、アフターに用事のある方は気をつけましょう。なおこの効果はその日の夜まで続きました。




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