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あやべ温泉(あやべおんせん)

【二王館】




【住所】  京都府綾部市睦寄町在ノ向10

【電話】  0773-55-0262
【料金】  600円

【泉種】
  弱アルカリ性ナトリウムー炭酸水素・塩化物冷鉱泉 
       pH7.72 20.5℃ 3.5L/分 1.78g/kg H30分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時〜21時 第2・第4月曜日定休(祝日の際は翌火曜日)
【記録】  2020/09/21

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★★
料金
総合 ★★★


【コメント】

 2020年3月より猛威を振るう新型コロナウイルスの第2波が下火になり、ようやく移動自粛後の休みを利用して京都府の舞鶴を日帰り観光、その帰りに立ち寄りにて利用させて頂きました。

 なお利用者が多く、一部公式HPの写真をお借りしましたが、肝心な温泉利用内風呂の写真が無い状況となっております。あらかじめご了承下さい。

 施設は山間部というよりは里山の1つに作られた施設で綾部市の公営施設となります。駐車場は広く取られておりますが、温泉施設・宿以外にもマレットゴルフ場もあるので、今回の利用時には殆ど空きはありませんでした。今年の春までは空いている状況での施設しか利用してこなかったので、かなりドキドキしながら施設へ向かいます。

 施設内部はまずスタッフが検温器を持って待ち構えており、体温のチェック・手の消毒を行ってから内部へ進みます。施設内部は入って右手に券売機とカウンター、左手にお土産コーナー・正面奥に食事処が設置されています。1万円対応・複数枚購入非対応の券売機で入泉券を購入・フロントに提出すると、腕時計式バンド型脱衣所ロッカーキーを渡してくれます。

 受付は以上で終了しそのまま右奥の渡り廊下を進み、別棟の入浴施設棟へ向かいます。その別棟の入口に下駄箱は入れるだけの棚が設置されているのですが、この日は利用者に対して数が不足しており、下駄箱横のベンチ下にまで靴が10組以上置いてある状況。これはコロナウイルスの第3波が発生しても、クラスターが発生しても致し方ないように思えます。

 そんな入浴施設棟は左手に脱衣所入口・右手に休憩エリアとマッサージ処・正面奥にコミックが大量に置いてあるスペースとなっています。

 脱衣所内部は大きな鍵付きロッカーとベビーベット・洗面台で構成されており、脱衣所内に常に3名程が滞在している状況。下駄箱の状況からみれば予想外に少ないように感じます。なお壁には温泉分析表が掲示されていましたが、H20年の古いものが掲示されていました。

 そそくさと脱衣の後、浴場へ向かいます。浴場は右手に洗い場・左手前にサウナと水風呂・左手中央に温泉利用湯船・正面窓外に露天風呂・左手温泉利用湯船のガラス板奥に薬湯が設置されています。

 洗い場は仕切りが有るタイプで、鏡やシャワーなどの快適装備は一通り揃っています。ただ照明は浴場内の全体照明しかありませんので、少々暗く感じる場所もあります。ソープ類は匂いがキツイものではありませんので好感が持てます。しっかり体を洗って内湯の温泉利用湯船に向かいます。

 温泉利用湯船は内湯の1つのみで、薬湯・露天風呂は白湯利用となっています。さらっと様子のみ伺ってみると、露天風呂は建物の内側ながら壁がなく、開放感を得られるタイプ。悪天候の時でもゆっくり浸かっていられるのは助かります。また景色は周囲の森林と空を眺めることが出来ます。内湯の薬湯は人気がないのか利用者が一人のみという状況。さすがに温泉が目的なので浸かることありませんでしたが、薬湯ながら匂いを感じることは出来ませんでした。

 温泉利用湯船は大人が12人以上浸かれるサイズで、中央横から40℃に設定されているお湯が投入されています。お湯は微かに塩素臭のする透明なお湯で、重曹のぬるっとした感触が得られます。ただ湯量が毎分4Lに満たない湯量ですので、男女各1つの湯船を維持するのがやっとである事は確かです。

 お湯の利用状況は循環・加熱・加水・塩素消毒となっており、施設からすれば仕方ないのですが、それでも重曹らしさは感じられますので本来の源泉は素晴らしいものでしょう。でもこの浴槽を公式HPは宣伝しないのは何故なんだろう・・・。もったいないなぁ。

 湯上りは脱衣所周辺の休憩スペースで漫画を読みながらゆっくりすることが出来ます。ソファに座ってふと壁を見ると、そこにH30年度版の温泉分析表と利用状況が掲示されていました。館内の温泉分析表掲示は最新のものに統一してほしいものです。湯上りの肌はもちもちとして、肉体的な疲れは解放されません。帰りの運転に影響出ることなく、愛知まで戻ることが出来ました。



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