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さがの温泉(天山の湯源泉)(せんすいのゆげんせん)

【天山の湯】





【住所】  京都府京都市右京区嵯峨野宮ノ元町55-4
【電話】  075-882-4126
【料金】  1000円(会員900円)

【泉種】
  中性ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉 
       pH7.23 34.3℃ 193L/分 15.76g/kg H16分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー・櫛・ブラシ
【営業】  10時〜翌1時 第3月曜日定休
【記録】  2010/06/12

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 気温33℃で良い天気の中、京都で観光スポットである嵐山の観光を終えた昼過ぎより入泉です。なお嵐山温泉もあるのですが、日帰り入浴は食事もしないと利用できないということで今回はキャンセルさせていただきました(足湯は駅のホームで有料にて利用できます)。

 施設は1階に駐車場と施設入口があり、広い土地が得られにくい京都ならではの都会的造りとなっています。その施設入口には源泉かオブジェとして流されており、透明ながら塩化物温泉らしいしょっぱい味が感じられます。

 そこらへんのス−パー銭湯より高級感ある入口から施設内部に入ると右手に階段とエレベーターが設置されており、空間が比較的広く造られておりますので雰囲気も悪くはありませんし閉塞感もありません。

 階段を2階に上がると靴を脱ぐ場所があり、左手にコインレスで利用できる鍵付き下駄箱・その横にマッサージ処とゲームコーナーと電動マッサージ機コーナー・右手にフロント・そのフロント奥に食事処と休憩処と図書室・フロント正面に足湯と脱衣所入口が設置されています。新しい施設の為なのか、施設は充実していますよ(^^ゞ。

 フロントで下駄箱の鍵と割引対象であるJAF会員カードを提出して、館内の財布にもなるバーコード付き脱衣所ロッカーキーを受け取ります。JAF会員の割引で200円引きで利用できるとは、施設会員ですら100円引きですのでお得ですね。

 なお清算は退館時になりますのでここでは支払いはありません。また温泉分析表はフロントの右側に掲示されており、脱衣所内部の温泉分析表より詳しいものが掲示されていますので気になる方はご確認くださいな。

 フロント正面にある脱衣所へ向かうのですが、その左側に足湯・右側に有料でドクターフィッシュのサービスが受けれるエリアが設置されています。こんなところで温泉利用の足湯を利用する人が果たしてどれ程いるのか判りませんが、無意味のような気がします(*_*)。

 脱衣所に入るとある意味貴重な日焼けマシーンがあり、その奥にロッカーと洗面台が設置されています。フロントで受け取ったロッカーキーの番号を確認して己のロッカーを探すのですが、大きなロッカーもありますので、荷物が多い方は受付時に申請したほうが良いかもしれません。また壁には温泉分析表も掲示されていますが、少々情報が少なくなっています。

 早速脱衣の後に奥の出入り口からアカスリ処の横を抜けて浴場へ向かいます。まずは内湯で掛け湯を行い内湯奥の洗い場へ向かうのですが、途中には内湯・ジェットバス・サウナ・水風呂・座湯が設置されておりました。

 洗い場は仕切り有りと無しの2パターン存在し、座るエリアによって備え付けのソープが異なります。そのソープは黒糖・アロマ・フルーツと種類が別れており、鏡やシャワーなどの快適装備も設置されていますのでなんら不満はありませんな。

 内湯は大きな湯船2つと座湯・水風呂全てが白湯利用となっており、利用者はあまり居りませんでした。サウナは横長な造りになっており中央には大きなモニターが設置されていますが、横に広い為に中央しか画面は見ることが出来ません。

 内湯は一通りさっと流して横の露天風呂へ向かいます。露天風呂は全て温泉なのですが、人工的に炭酸を投入した湯船・源泉利用の壷湯・岩風呂・寝湯・休憩処が設置されています。それぞれの湯船に立派すぎる屋根が設置されていますので、悪天候時でもゆっくり浸かることが出来ますが、街中ということもあり眺望は高い壁によってありません。

 手前右側にある湯船は近年流行が続いている「温泉に人工的に炭酸」を投入した「銀閣の湯」なる湯船ですが、お湯は無色透明で浴感も軽くなっております。他の露天風呂に比べて明らかに循環・濾過を行って、炭酸を加えた為に温泉成分が少なくなってしまっているのが判りますよ。

 もう少し奥に進むと右手に寝湯・左手に源泉利用の壷湯が設置されており、寝湯は常に満員御礼といった状態。個人的には壷湯が好きなので早速壷湯で源泉風呂を堪能します。

 この壷湯は2つ設置されておりどちらも美濃焼なのですが、その説明書きがしっかり書かれています。それでも岐阜県の多治見市を多治見町と表示するのはちょっと失礼な気がします。土地勘がないとこんなものでしょうかね〜。

 お湯はしっかり茶色の濁り湯で透明度は10cmもありません。匂いは塩の香りの裏にしっかり塩素臭が感じられ、塩化物温泉らしくすぐに体が温まっていきますので、逆上せには注意しましょう(´ー`)ノ。それでも京都の街中にこんな温泉があるのは全く知りませんでした。

 お湯の利用状況は循環・加熱・塩素消毒・未加水で、湯船によっては完全に鉄分を除去されています。湯量が193Lあるのですが、源泉風呂と謳う壷湯でも源泉掛け流しではありません。でも十分に温泉気分が味わえますので、源泉マニアで
なければ十分楽しめるでしょう。

 一番奥に壷湯と同じお湯を利用した大きな湯船が設置されています。こちらは「金閣の湯」と命名されており、茶色のお湯が満たされています。結局この金閣の湯と壷湯を往復して居りましたが、十分都会の温泉として楽しめました。

 湯上りは休憩処で新聞やTVを見ながらリクライニングシートでゆっくりすることが出来ます。さらにその横には小さいながら漫画がストックされている図書室があり、畳の上で転がることも可能です。こういう装備は個人的にとても大好きですし、火照った体を休めるにはちょうど良いですね。

 湯上り感は体全体がポカポカと1時間ほど感じられ、肌はしっとりサラサラ感が得られました。変な汗などは全く出ることがありませんでしたが、微かに塩の香りが残りますので、アフターに用事のある方は気をつけましょうね(´ー`)ノ。なおこの効果はその日の夜まで確実に続きました。




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