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芦之湯温泉
(仙液湯/底無しの湯・黄金湯2番混合)
・
箱根町供給温泉
(湯の花揚湯2号)
【きのくにや旅館】
【住所】
神奈川県足柄下郡箱根町芦之湯8番地
【電話】
0460-83-7045
【料金】
1000円(2時間)
【泉種】
仙液湯:
中性単純硫黄温泉
pH6.8 湯温不明 80L/分 0.61g/kg H20分析
底無しの湯・黄金湯2番混合:
弱アルカリ性単純硫黄温泉
pH7.6 34.7℃ 湧出量不明 0.62g/kg H10分析
箱根町供給温泉(湯の花揚湯2号):
弱アルカリ性カルシウム・ナトリウム・マグネシウム
ー硫酸塩・炭酸水素塩温泉
pH7.9 62.5℃ 湧出量不明 1.04g/kg S59分析
【備品】
リンスinシャンプー・ボディソープ・シェービングムース・ドライヤー・櫛
【営業】
12時半〜15時(平日は〜16時) 不定休
【記録】
2009/05/23
【評価】
施設
★★★★
お湯
★★★★
湯上感
★★★★
料金
★
総合
★★★★
【コメント】
曇りの天気の中、午後2時より立ち寄りました。身内の結婚式打合せのために土日帰省、スケジュールはタイトですがせっかくの機会は有効に活用します。なおこの施設は前にも入泉を試みたことがありましたが、その時は時間が合わず利用できませんでした。
施設横の駐車場に車をとめ、旅館ながら結構立派な施設に向かいます。入口には「2つの源泉入浴」が可能なことを謳った看板が出ていますが、正しくは2つの温泉・4つの源泉が正しい表記です。
施設内部は左に宿泊者用の下駄箱・左前面にフロント・右にロビーが設置されています。その場で靴を脱いでスリッパに履き替えて、フロントに向かい男性従業員に日帰り入浴を申し込みます。
しかし「15時までに退館していただくことになりますが、宜しかったですか?」と質問され、16時までの利用時間は平日のみということに気付かされます。まあまだ1時間ありますのでOKすると、「湯香殿」と「貴賓殿」の2つの浴場が利用可能との案内を受けます。
早速受付奥にある売店の正面に別棟に渡る通路がありますので、その先にある「湯香殿」に向かいます。脱衣所前には無料のマッサージ機とベンチが設置されており、温泉のウンチクを語ったボードもしっかり用意されています。
脱衣所内部は薄暗く籠と洗面台で構成されており、壁には利用状況表と温泉分析表が掲示されています。しかしながら籠は数が少ない上に風情の無いプラスチック製となっており、江戸時代から続く老舗旅館に似合わない風景となっております(*_*)。
時間が無いので急いで脱衣の後、浴場へ向かいます。浴場内部は正面に白いお湯が張ってある内湯・右手に洗い場・窓の外に露天風呂が見えます。天上は高くて閉塞感は感じませんが、シンプルなな印象を受けます。
洗い場は仕切りが無いタイプで、シャワーや鏡など一通りの装備が整っています。さすがにその辺は温泉旅館で抜かりはありませんな〜( ´・ω・)o。しっかり体を洗い底無しの湯・黄金湯2番混合利用の内湯に浸かります。
内湯は40℃程で白濁しており、白と少ないながら黒の湯の花が舞っています。また硫化水素臭もしっかり感じられますが、近くの元箱根温泉に比べると色も匂いも大人しいお湯となっております。しばらく外の露天風呂を眺めながらゆっくり浸かります。
ただ利用客が多い為か湯の花と一緒に体毛が浮いており、ちょっと幻滅してしまいました。お湯の利用状況は内湯で未加水・加温の為の循環濾過・加温・塩素消毒となっておりますが、だれか毛深い方が利用されたのでしょう。
露天風呂は岩風呂の「芦ノ湖周遊風呂」と壷湯の「神遊風呂」が設置されているのですが、岩風呂は掛け流しの箱根町供給温泉を利用している為、内湯とは異なり湯の花は殆ど無くあっさり・サッパリしたお湯が楽しめます。ただ中途半端な日除け?の屋根が一部に設置されており、スペースを無駄にしてしまっています。
壷湯は内湯同様混合泉を利用しており、こちらは完全掛け流しとなっています。ただ加温されていませんので、浸かるには正直辛いものがあります。また眺望は壁と緑はあるのですが、景色はありません。
そうこうしているうちに時間が結構経ってしまったので、急いでもう1つの「貴賓殿」にある浴場へ一旦服を着て移動します。その浴場はさらに奥の建物にあり、その途中には昭和35年の井戸の温泉分析表が掲示されています。
こちらも脱衣所前には温泉のウンチクを語ったボードが掲示されており、温泉を一生懸命売り込んでいます。脱衣所内は先の浴場より小さいのですが、窓から外の光が入ってきている為に明るく清潔感があります。また壁には温泉分析表と利用状況表がこちらもしっかり掲示されていますし、籠はプラスチックではありません。
窓からはなかなか風情のある露天風呂が望め、先程よりワクワクしながら脱衣・浴場へ向かいます。浴場内は風情のある内湯が左側・洗い場が右手・左外に露天風呂が設置されていますが、先に利用した浴場よりコンパクトな造りになっています。
洗い場は先の浴場と同じで仕切り無しのタイプで、一通りの装備が整っています。今回は洗い場をスルーして「底無しの湯」「十三番の湯」「達磨の湯」「仙液の湯」「黄金の湯」の名前が書かれた投入口のある内湯へ向かいます。
なおこの施設の温泉は利用状況表によると源泉は自家源泉が6本中3本・箱根町供給温泉1本の利用となっており、この日は「十三番の湯」「達磨の湯」「黄金の湯」の投入口からお湯が吐き出されていました。
利用状況で掲示されている内容は「仙液湯」は宿泊者専用施設で利用され、十三番の湯は温泉分析表の源泉名では存在無し・達磨の湯は存在しますが、利用していないことになっています。一体どうなってるんだ〜(;´Д`)。
掲示が違うのか湯船への投入口の明記が違うのか定かではありませんが、あまり情報どおりではなさそうです(T_T) 。でもお湯は間違えなく「湯香殿」の浴場より状況は良く、気持ちよく浸かれます。浴場が小さくても風情があると良いものですね〜。
露天風呂はここでも無色透明の「箱根町供給温泉」を利用しています。この温泉がまた予想外に良く、しっとりとした肌触りが味わえます。硫化水素臭がキツイ硫黄泉が駄目な方も、このお湯なら満足できるのではないでしょうか。また眺望も緑の庭が良く見えて、「湯香殿」の浴場より状況は良いですね。
お湯の利用状況は未加水・加温・循環濾過・塩素消毒となっており、温泉資源と加温する為の燃料を有効に利用されています。ゆっくりするのであれば、「貴賓殿」のほうが風情があってお勧めです。
湯上りは2つの浴場の中間にある、休憩用に開放されているホールで水分補給しながらゆっくりすることが出来ます。しかしながらこの日は退館時間が迫っていた為に残念ながらゆっくり出来ませんでした。
湯上り感は硫化水素臭がしっかり体に残り、その後の予定に支障が出そうな程でした。2つの温泉を同時に利用した為に正確ではありませんが、肌はしっとりしますがポカポカ感は殆どありません。
2つの温泉が堪能できる温泉施設はお湯や施設はそれなりなのですが、情報をまとめるには情報が豊富すぎて混乱する施設でもありました。
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