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仙石原温泉(元箱根26号・47号)(せんごくはらおんせん)

【箱根高原ホテル】




【住所】 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根164
【電話】 0460-84-8595
【料金】 900円

【泉種】
 元箱根26号
      中性ナトリウム・カルシウム・マグネシウムー硫酸塩・炭酸水素塩温泉

       pH7.0 55.8℃ 96L/分 1.35g/kg H16分析

     元箱根47号
      弱アルカリ性単純温泉
 
         
pH8.1 27.0℃ 湧出量不明 0.34g/kg H19分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・剃刀
【営業】  11時〜16時 不定休
【記録】  2010/12/30

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 気温2度で曇りの天気の中、実家に帰省途中に立ち寄りました。県道沿いにホテルの看板と立ち寄りの時間と金額も掲示されているので、かなり立ち寄りやすい宿泊温泉施設となっており、私以外にも多くの日帰り入浴客が多く居りました。

 施設は県道から少し入ったところにあり、学校等の合宿にも対応できるような大規模で立派な施設。駐車場も広々と施設前に採られていました。早速駐車場の一角に車を止めて施設入口へ向かいます。

 施設内部は正面にフロント・左手に売店とロビーが設置されており、フロントの男性従業員がすぐに声を掛けてくれました。受付時間より少し早いとのことですが、入泉料を支払いながら利用方法を説明してくれました。

 説明によると浴場はエレベーターで下に下りて頂くとあります。内湯と露天風呂があるのだが源泉は別々のものを利用しています。その内湯と露天風呂は別のところにありますので一旦服を着てから移動してください。露天風呂は12時〜利用できますとの事。

 しばらくロビーで時間まで新聞やTVを見ながら時間を潰し、時間になったらエレベーターで下に下ります。脱衣所はそのエレベーターホールの横が入口となっており、その暖簾の奥に男湯・女湯・貸切風呂・露天風呂の順番であります。

 まずは先に利用できる内湯の脱衣所に向かい、入れるだけの下駄箱に靴を入れて脱衣所に入ります。内湯の脱衣所は籠と洗面台で構成されており、壁に温泉分析表と日本温泉協会の温泉利用証が掲示されています。

 内湯の温泉分析表によれば、この内湯は元箱根26号源泉が利用されており、その源泉は自家源泉であるとの事。これは楽しみと思いつつ、いそいそと脱衣を行います。

 浴場は左右両サイドに洗い場と、中央に円形の湯船のみといった造りで昔の温泉スタイルがしっかりそのまま使われています。側面は全面ガラス張りになっている為に全体的に明るく、閉塞感は感じられませんが小さな庭以外に眺望はありません。ぜひ側面の庭ももう少し奥行きをとって魅せる日本庭園になっていればなぁ(*_*)。

 洗い場に仕切りはありませんが、鏡やシャワー・照明など快適装備はしっかり設置されていますのでなんら不満はありません。その辺りはさすがホテルと言った装備なのですが、出来れば匂いの無いソープ類を置いてもらったほうが温泉の良さをもっと感じられるところでしょうか。

 さっと体を流して中央の湯船にドップリ浸かります。岐阜県の羽島温泉の老人福祉センターや海津温泉の長寿の湯と似たような円形の湯船は、その日初めて会った方とも世間話に花が咲かせ易いですね。

 お湯は無色透明で鉱石臭と微かな苦味が感じられる意外には特徴はありません。それでも41℃程に設定されたお湯はしっかりと体を温めてくれて、炭酸水素塩泉の特徴である清涼感は殆ど感じることが出来ません。

 お湯の利用状況は未加水・未加熱・未消毒の掛け流しで「極上」そのもの、湯船の縁からは随時投入された量の温泉が溢れ出しています。この1つの湯船でちょうど良い湯量になるように調整しているんだろうな〜と感心しつつ20分ほど浸かって体をしっかり温め、露天風呂へ向かうために一旦服を着ます。

 露天風呂は時間が早かったのですが、既に掃除も完了して他の利用者が利用している状態でした。脱衣所前にこちらも入れるだけの下駄箱が設置されており、内部は蓋なしのBOXロッカーと洗面台が設置されていますが内湯に比べてコンパクトな造りです。

 壁に掲示されている温泉分析表を確認してから露天風呂に向かうのですが、この露天風呂は洗い場は在れどソープ類と鏡はありませんので、体を洗いたい方は先に内湯から入ると良いでしょう。岩風呂風に造られた湯船には青白いお湯が張られており、単純泉ながら見た目の特徴があります。

 この露天風呂は元箱根47号を利用しているのですが、こちらも自家源泉と謳っています。ただお湯の利用状況は源泉温度が低いことから加温・循環濾過・消毒・未加水となっております。やはり湯温が低いと光熱費の関係で加熱の上、循環濾過施設が必須になるのでしょう。

 なおこの露天風呂は周囲の森が眺望でき、開放感はあります。また浸かる位置によってお湯の温度が異なりますので、自分好みの場所を見つけてゆったり浸かりましょう。

 湯上りはロビーのソファで来た時同様に、TVや新聞を見たり読んだりしながらゆっくりすることが出来ます。また横のお土産コーナーで特産品を購入して、楽しむのも良いかもしれませんね(^o^)o。

 湯上り感は弱いポカポカ感が得られ、肌は地肌がしっかり感じられる肌触りになっていました。この湯上り感は露天風呂が最後に浸かった湯船としての感想なので、内湯を最後
に浸かるとまた異なった感想になるかも知れません。



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