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元箱根温泉(箱根町営第7号蒸気井)(もとはこねおんせん)

【Hotel Ra・Kuun】




【住所】  神奈川県足柄下郡箱根町元箱根103
【電話】  0460-83-6244
【料金】  1200円

【泉種】
  弱酸性単純硫黄温泉(硫化水素型)(蒸気に水道水を混合した蒸気造成泉)
       pH3.7 77.0℃ 造成量不明 0.43g/kg H17分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時30分〜20時 (宿泊客は9時30分〜10時30分以外利用可)
【記録】  2006/12/31

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★★★
料金 -
総合 ★★★★


【コメント】

 大晦日に実家に戻る途中、気温3℃で晴れの中、16時から立ち寄ってみました。この元箱根温泉を利用しているホテルは芦ノ湖から国道1号で東京方面に少し上ったところにある洋風ホテルで、見た目は温泉利用施設には見えませんが施設前には日帰り入浴可能の看板が小さく出ています。周りは季節柄箱根駅伝の準備が急ピッチで行われています。

 施設横の駐車場に車を停め、施設入口を入ると男性従業員が待機するフロントが正面にあります。またさすがにリゾートホテル、ピアノの自動演奏が行われており、雰囲気を出しています。


 フロントにて大晦日ながら日帰り入浴が可能かどうか確認、OKをもらいましたので入泉料1200円を支払い、貴重品をフロントに預けタオルを持っているか確認された上で受付が完了です。なおこのホテルのHPで日帰りの時間(8時〜20時)や料金(1000円)が記載されていますが変更前の古い情報のようです。

 「そこの階段を下りて奥に進むと脱衣所があります」との説明があったので入口左手の階段を下り、左手に進むと脱衣所が現れます。


 脱衣所前で靴を脱ぎ(下駄箱は無いので靴はその場で脱ぎっぱなし)、中に入るとザル籠と硫黄臭がお出迎えしてくれます。脱衣所は籠の置いてある棚と洗面台で構成されており、そんなに広くありません。ホテルの規模からしても少しコンパクトに造られているように思えます。

 比較的コンパクトな脱衣所から浴場も大きくはなさそうだなぁと思いつつ、籠の状況から貸切状態であることを確認して浴場に入ります。あぁ貸切ってすばらしい!!。


 浴場に入ると硫黄臭と湯気がお出迎えしてくれます。有効視界3mぐらいでしょうか。見た目お湯の雰囲気は私の中では長野にある乗鞍温泉の硫化水素臭を無くした感じという感想です。

 洗い場は仕切のないタイプで、席数は少ないものの一通りの装備は整っていますが、ホテルにありがちな豪華装備でもありません。まぁ豪華さより温泉がメインの施設なので、不要な豪華さは逆に雰囲気を壊してしまいますね。早速さっと体を洗い、湯船に入ります。

 湯船は内湯に1つ、露天に1つとなっており、内風呂で大人6人・露天で4人が定員といった大きさです。まぁ貸し切りなのでまったく狭さを感じませんが4人位で入浴すると狭いと感じるかも知れません。

 お湯は微白濁のお湯で硫黄臭・硫黄味で微かに硫化水素臭も感じられます。あぁ日本人がイメージする温泉とはこんな感じかなぁと思えるお湯です。利用状況は加水・未加熱・循環・塩素消毒となっており、意外と普通の利用状況です。塩素臭はさすがに硫黄と微かな硫化水素の香りに負けて、全く感じることが出来ません(´ー`)ノ。

 露天風呂の眺望は、狭いながらも箱根の山並みが立ち上がると見えます。このときは今年最後の日没を拝むことが出来ました。

 湯上りは硫黄の香りが残り、肌はしっとりしながらもざらついた感じになります。休憩場所が一応ラウンジになっているのですが、誰もいなくてピアノがひたすら自動演奏・・・早々にこの施設を出る事にしました。ただラウンジから芦ノ湖の眺望は良い感じです。


 なお硫黄臭は翌日の風呂まで消えることはなく、弱酸性で肌のざらついた感じも翌日朝まで持続します。この温泉は後に予定がある方にはオススメできませんが、温泉目的の方にはお手軽で良いのではないでしょうか?(箱根の温泉は金額高いですから〜)。



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