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箱根湯本温泉(湯本14号・81号混合)(はこねゆもとおんせん)

【弥次喜多の湯】




【住所】  神奈川県足柄下郡箱根町湯本694
【電話】  0460-85-6666
【料金】  900円(2時間)

【泉種】
  アルカリ性単純温泉
         
pH8.8 45.0℃ 湧出量不明 0.49g/kg H24分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時〜21時 木曜定休
【記録】  2012/08/13

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★


【コメント】

 気温27℃で曇りの天気の中、実家からの帰宅途中に評価させていただきました。国道1号を山に向かって箱根湯本駅を通過、商店街の隅に看板を見つけることができます。

 国道1号から少し裏路地に入った場所に施設はあるのですが施設手前の路地に看板案内がありませんので行き過ぎに気を付けましょう。

 施設前に有料駐車場があるのですが、施設利用で2時間無料なシステム。ただこの駐車場の出入り口に大きなコンクリートの塊がありますので、車を擦らないように!(目の前で車が凹むのを見てしまいました)

 施設は以前宿泊メインだったようですが、現在は日帰り入浴と素泊まりの宿として運営との事。早速施設に入ると入り口横に小さく料金説明を英語で表示されているのを発見、さすが観光地箱根は国際的だと感心してしまいます。

 施設内に入った途端に女性従業員から声を掛けられます。立寄り入浴を伝えると下駄箱はこちらですと案内され、同時に他の利用者を送り出していきます。下駄箱は100円リターン式で、下の段は少し背の高い靴も入る箱もありました。

 すぐ後には券売機が設置されており、別の従業員の指示に従って迷うことなく購入できます。なお素泊まりの場合でも宿泊料をこの券売機で購入するスタイルなので、あまり見かけないシステムですね。

 受付では購入した入泉券と下駄箱の鍵を提出し、脱衣所の鍵を受け取ります。この作業は男性従業員2名で処理していましたが、残念ながら愛想というものはなく事務的に淡々と処理していました。

 脱衣所は受付のさらに奥にあり、女性は少し奥まった場所に入り口があります。脱衣所内は普通サイズのロッカーと洗面台のみで構成されており、ロッカー同士の間隔が少し窮屈な感じを受けます。

 ロッカー側面にはしっかりと温泉分析表と利用状況表も掲示されていますので、興味のある方はご確認ください。

 浴場内は左側が洗い場・右側に唯一の内湯・奥にサウナ2種類、右外に露天風呂各種が確認できます。建物内はそんなに広くはありませんので、湯船のメインは露天風呂に設定しているのでしょう。

 洗い場は仕切りが無いのですが、鏡やシャワーといった快適装備はしっかり設置されていますので不満はありません。ソープ類は柑橘系の匂いでしたが、後に残るような匂いではありませんでしたので温泉の邪魔にもなりませんでした。

 早速手始めに41℃程に設定された8人程が利用できるサイズの、露天風呂が見える窓際に設置された内湯の湯船から浸かります。側面にはジェットが装備されており、流れが有るためにゆっくり浸かるには落ち着かない湯船となっています。

 お湯は無色透明でアルカリ性のためか少々ヌルっとする肌触りですが、すぐに肌は溶かされて地肌を感じるようになります。微鉱石臭の裏に塩素臭、味は匂いに準じたものではありますが、微かな粉っぽさも感じられました。

 利用状況は循環濾過・時期によって加水・時期によって加温・塩素消毒となっており、そんな特徴のある利用方法ではありません。源泉温度が45℃なので時期によって加温と加水を行うのは、ラジエターによる放熱・断熱材を巻いた配管の切り替えによって対処できますので少々安直のような気がしますな。

 しばらく内湯で体を温めた後に露天風呂へ向かいます。露天風呂は掛け湯・岩風呂・2つの樽風呂・檜風呂・休憩エリアで構成されていますが、この日は樽風呂の1つがブルーシートで覆われ使用禁止になっていました。また内湯ではなく露天風呂のみに掛け湯があるというのも珍しいですね。

 露天風呂はどの湯船も内湯より少し温度が低く40℃の温度に設定されており、利用状況も同じです。夏の期間の為に露天風呂を少し温度を高くする設定はされず、外気温の為に少し温度が下がったのかなぁと思いつつ各湯船に浸かってみます。

 どの湯船からも高く作られた白い壁と側面に植えられた緑と空のみ望める空間になっており、山々の眺望はありません。しかしながらお盆の時期に利用者が常時10名程なので、どの湯船にもゆったり浸かれるのはいいものです。

 またこの日は途中で雨が降ってきたのですが、露天風呂はその湯船にも屋根がありますのでゆっくり浸かることが出来ました。強い日差しから豪雨まで、標高は低いのですが山の天気は変化しやすいですからねぇ。

 湯上りは受付前を通り過ぎて下駄箱左側にある休憩エリアのベンチでゆっくり休むことが出来ます。なおこの施設にはカラオケルームや貸切風呂も設定がありますので、興味のある方は施設にご確認下さい。

 湯上り感はサラッとした肌触りと弱いポカポカ感を得られましたが、30分程でなぜかこの効果が薄れて清涼感が得られました。ただ土砂降りの中、車に戻ったので少々感覚が変わってしまっているかもしれません。



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