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新姥子温泉(仙石高原開発株式会社供給源泉) (しんうばこおんせん)

【かんぽの宿 箱根】




【住所】  神奈川県足柄下郡箱根町元箱根159
【電話】  0460-84-9126
【料金】  800円

【泉種】
  弱酸性単純温泉
       
pH3.6 58℃ 湧出量不明 0.46g/kg H16分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・タオル小
【営業】  11時〜18時 平日不可 ※公式HP要確認
【記録】  2014/05/03

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★


【コメント】

 久々の新規評価は以前から3回ほどチャレンジして、ことごとく日帰り入浴対応日でなかったかんぽの宿。気温21℃で良い天気の中の午後に利用させて頂きました。

 場所は県道735号沿いにある温泉宿泊施設なのですが、すぐ近くの案内看板は芦ノ湖方面からは西側駐車場を目指してちょっとマイナーな道を教えてくれます。施設入口正面にも駐車場はあるのですが数台分しかありませんので、車寄せのためのスペースと考え良いでしょう。

 建物は年季が入った建物で、かんぽの宿らしく飾り気のないものとなっています。西側の駐車場から坂道を上り、近道と案内されている階段を上がると、施設入口に到着です。

 施設内部は右手にフロント・正面から左手にかけて売店・左手奥にソファが設置された談話コーナーがあり、芦ノ湖北側の景色を望むことが出来ます。フロントで女性従業員に立寄り入浴を伝え、タオルもついて800円になりますとのこと。タオル付きで800円、箱根の中では良心的価格ですなぁ。

 ここは3階なので、浴場はそちらのエレベーターで1階まで降りて下さいとの案内。さすが傾斜地に建設されている建物、入口が3階だったとは・・・早速エレベーターにて1階に位置する浴場へ向かいます。

 エレベーターを下りると左手に案内板が設置されており、左奥に浴場があることがわかります。突き当りまで進むと脱衣所の暖簾が現れ、右側に女・左側に男となっています。横には介護用の入浴専用車いすが置かれており、要介護の方も利用できるようになっているようです。

 脱衣所で靴を脱ぎますが、下駄箱はありません。靴を隅に寄せて脱衣所内部へ進みますが、そのあたりはかんぽの宿らしくコンパクトなコインレスの鍵付ロッカーと洗面台が設置されています。また数個ながら籠もありますので、荷物が多い方もなんとか対応できるでしょう。

 壁には温泉分析表と利用状況表がしっかり掲示されていましたが、ちょうど10年前のものが掲示されていました。こりゃもうすぐ更新されるなぁと、ちょっと残念になりつつ脱衣、浴場へ向かいます。

 浴場内は右手に洗い場・左手手前にバイブラーバス(白湯)・左手奥にメインの内湯・窓越しに見えるのが露天風呂となっています。浴場の広さは宿泊施設の浴場としては一般的な広さでしょう。ただ側面がガラス張りで採光が良く取れていますので、閉塞感は内湯では感じられません。

 洗い場は仕切りがないタイプで鏡やシャワーなどの快適装備は一通り設置されています。ただ私が使用した場所だけなのかもしれませんが、シャワーの出始めに湯温が安定せずに冷水が必ず数秒出るために、少々使いにくかったのは残念。

 メインの内湯は浴場の隅に設置されていますが、15人は同時に浸かれるサイズ。この日は他の利用者がほとんどいない状況なので、ゆったりと利用させて頂きました。

 お湯は40℃に設定されており、無色透明で微かな鉱石臭と塩素臭・微かな塩素味が感じられます。うーむ、あまり特徴が無いかなと思いつつゆったり浸かること数分。不思議と体がポカポカとしてきます。単純泉といってもやはり箱根の温泉は、何かしら特徴があるのだなぁと感心しつつ、半身浴に切り替えます。

 お湯の利用状況は加水・加温・次亜塩素酸ナトリウム消毒・循環濾過となっており、加温・加水の理由は入浴に適した温度に保つためとなっています。これは季節によって加温・加水を調整していると思われるので、入浴時期によって評価が変わってしまいそうです。

 また掲示には内風呂は循環装置の利用はなしと記載してありますが、理由欄にはなぜか衛生管理の為と書かれています。この手の施設でこの後記する小さな露天風呂の為だけに装置を導入するとは考え難いので、おそらく記載ミスでしょう。

 露天風呂は窓の外にあるので、どのような状況なのかがすぐにわかります。大人4人で満員御礼なサイズの露天風呂は周囲が目隠しで覆われていますので、眺望はありませんし、圧迫感も少々感じられます。

 お湯は内湯同様の40℃で、利用状況も表示では循環ろ過となっていますし、実際循環させています。この小さな露天風呂だけ循環ろ過装置を導入しているとは、考えにくいので内湯も設置されていると思われます。

 湯上りは3階の売店横にある談話コーナーで、景色を眺めながらゆっくりすることが出来ます。ただここはソファしかありませんので、仮眠などは向きません。また景色については箱根の山なので、悪天候時は何も見えない可能性も大いにあります。

 湯上り感は体がポカポカとしっかり温まり少々薄着になりたいと感じる程ですが、ここは湯冷めに注意ですね。この効果は1時間ほど持続し、その後倦怠感に変わっていきますので体力を消耗する温泉でもありそうです。



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