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秦野温泉(秦野21号源泉)(はだのおんせん)

【秦野天然温泉 さざんか】




【住所】  神奈川県秦野市南矢名 2-13-13
【電話】  0463-78-0026
【料金】  750円(平日650円) 学割あり

【泉種】
  アルカリ性ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉

       pH9.1 33.9℃ 湧出量不明 1.55g/kg H22分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時〜23時 第3火曜日(祝日の場合は、第4火曜日)定休
【記録】  2016/08/13

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★
料金
総合 ★★★


【コメント】

 気温30度で曇りの天気の中、AMの利用で評価させて頂きました。この温泉評価帳を始める前に「丹沢湯彩 ほたる」という施設の頃に一度訪れたことのある温泉施設、10年以上ぶりの再訪で、現在の経営者になって初入泉・初評価となります。

 施設は山の中腹に位置しており、坂道を上って施設に到着します。駐車場はそこまで広くはありませんが、お盆期間中でも7割ぐらいの稼働状況でした。施設は比較的和風の造りですが、コテコテの和風でもありません。入口横には喫煙所が設置されており、暑い中でも数名が利用されていました。

 施設内は入るとサイドに100円リターン式の鍵付き下駄箱が設置されており、下足を下駄箱に入れた後に中央の階段で天井の高い箱型空間施設のメインフロアへ降りるようになっています。

 階段を下りて右前方に脱衣所と受付が設置されており、受付正面に券売機が置かれています。ボタンを確認すると「学割」のボタンが存在し、東海大学の学生を積極的に取り込んでいる施設であることが分かります。なお左奥には食事処、その手前にはマッサージチェアと休憩エリア・券売機周辺にはゲームコーナー・右に髪切り処が設置されています。

 購入した入泉券を受付のおばちゃんに渡して左横の脱衣所へ向かいます。入口は1つですが、突き当りで男女別に分かれます。下駄箱の鍵は自己管理になりますので、無くさないように注意しましょう。

 脱衣所は100円リターン式のロッカーが設置されており、大小2つのサイズがありますので、状況に合わせて利用しましょう。壁には温泉分析表と利用状況表が掲示されており、温泉利用施設であることが分かります。

 浴場内はかけ湯・右手に水風呂とサウナ、左手にメインの内湯とジェットバス・電気風呂・サウナ横から左奥側にかけて洗い場が設置されています。天井は高く側面も大きな窓になっている為に、内湯ながら開放感があります。

 洗い場は仕切り有・無しともに設置されており、利用する場所によってソープ類が異なっていました。装備はシャワー・鏡等快適装備は揃っていますので不満はありません。ボタン型のシャワーは押してから8秒ほどで止まり、標準的な水圧です。一通り体を綺麗にしていざ湯船に向かいます。

 内湯は大きなタイル張り岩風呂風湯船(一部バイブラーバス)と、ジェットバスと電気風呂を装備した湯船の2つが温泉利用の湯船となります。窓際の内湯はサイズも大きく、同時に25人位がゆったり浸かれそうなサイズであり、横の窓からは露天風呂の様子がよく見えます。

 残念ながらジェットバスと電気風呂には浸かりませんでしたが、大人しく温泉を味わうには個人的には不要であると考えております。窓際の湯船で暫く浸かり、ゆったりお湯を観察します。

 お湯は無色透明で弱い岩石臭と岩塩臭が感じられそれらを包むように塩素臭が感じられました。味は殆ど弱いながらも塩素消毒の味で微かにまろやかな塩味が感じられました。肌触りはしっとりとしたものであり、ヌルヌル・トロトロではありませんので特徴を求める利用者向きではありませんね。

 露天風呂はジャグジーバスと過去に2か所打たせ湯があったものが撤去された跡がある大きめの湯船の2つで構成されています。露天風呂からの眺望は残念ながら目隠しで風景がありませんが、空は望むことが出来ます。                                 ジャグジーバスの周囲には日焼け目的の方々10名ほどが、寝転がって日焼けに徹しておりましたが正直邪魔以外の何物でもありませんでした。

 お湯の利用状況は未加水・加温・循環ろ過・塩素消毒となっており、特に目立った特徴はありません。ただお湯は水風呂以外は温泉利用となっていますので、湯量がどれほどある井戸なのかわかりませんが、湯量は多いのかもしれません。

 またジェットバスやジャグジーも温泉利用なのはうれしいのですが、お湯の劣化が早いだろうなぁとも考えてしまいました。ただ東京に近いエリアの温泉に比べて利用者は少なく、安い価格設定はいいですね。                                    湯上りは高pHの為かサラサラではなく、しっとりとして古い角質が溶かされた感じがよくわかります。これで源泉風呂があったらもっとわかりやすいのでしょうが、無いものを言っても仕方ないですね。それにしても塩化物温泉の特徴であるぽかぽか感が、外気が30度を超えている為かほとんど感じられませんでした。

 なお写真は混雑の為、公式HPの画像を一部流用させて頂きました。



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