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鵜野森温泉(王様の湯源泉)(うのもりおんせん)

【ゆめみ処おふろの王様 町田店】




旧:相模原やまと温泉 【相模原やまとの湯】
2014年3月閉館→2015/06/18経営者変更・開業

【住所】  神奈川県相模原市鵜野森1-24-9


【電話】  042-767-2603
【料金】  930円(平日780円・会員は80円引き)

【泉種】
  弱アルカリ性ナトリウムー炭酸水素塩温泉
       pH不明 26.1℃ 湧出量不明 1.27g/kg H27年分析
        旧分析:弱アルカリ性ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩温泉
             pH8.0 30.8℃ 172L/分 2.58g/kg H16年分析


【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  9時〜24時 年中無休
【記 録】 2007/01/01 【再訪1】 2009/05/24 【確認1】 2014/08/08
【確認2】 2015/01/01 【再訪2】 2015/08/14 【再訪3】 2022/08/14


【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★★
料金
総合 ★★★


【コメント】
 
 元旦から実家近くの温泉に父親と入泉です。気温6℃・晴れの天気の中AM10時より入泉です。まぁ普段顔を合わさない父親とは良いコミュニケーションの場になります。

 今まで実家周囲には温泉は殆ど無かったのですが、最近急ピッチで温泉施設が造られています
(再訪1時には周囲数箇所に日帰り温泉施設が営業していることを確認)。なおこの施設、愛知県の三郷やまとの湯と経営母体は同じですが、自家源泉を持っているためローリー温泉ではなくしっかり天然温泉を楽しめます。(再訪2ではおふろの王様が経営する施設になりました)

 駐車場は元旦の一番風呂目当てに、10時という時間ながら八割方埋まっています。駐車場の誘導員に案内されて車を止め、2階に露天風呂の一部が見えるスーパー銭湯といった造りの施設に向かいます。

 施設内部は左手に100円リターン式下駄箱があり、正面にエステ・リラクゼーションサロン・髪切処が並び、その右横に券売機・右にフロント・食事処・談話コーナーが設置されています。さすがにスーパー銭湯が全国に出来た昨今、名古屋の複合温泉施設と何ら変わりません。
(再訪2ではコインレスの鍵付下駄箱・正面に券売機及び受付・右奥にマッサージ処等各種施設に変更されていました)

 下駄箱に靴を入れ券売機で入泉券を購入、フロントの女性スタッフへ下駄箱の鍵と一緒に提出します。ここで脱衣所のロッカーキーと元旦の記念品(タオル)を渡されます。昨年の記念品はは湯飲みだったなぁ(´ー`)ノ。

 受付奥の階段を上がるとマッサージ機が設置されたエリアと脱衣所の暖簾、その横にはベンチが置いてある空間が現れます。暖簾の奥の壁には温泉分析表と利用状況が表示され、その奥に脱衣所が広がっています。

 脱衣所ロッカーは大小のロッカーと洗面台・ベビーベットで構成されており、かなりの混雑となっています。フロントで渡された鍵番号と同じ番号のロッカーを探すのですが、子供が走り回っているので気を遣いました。

 早速周囲を注意しながら脱衣の後、混み合う浴場へ向かいます。浴場はスーパー銭湯としてはそんなに広くありませんが、天井が高いために圧迫感はそう感じません。入口近くの掛け湯で身を清め、奥に進みます。

 浴場左手半分が洗い場・右側真ん中に温泉利用の湯舟・右に水道水利用のジャグジー・水風呂とサウナがあり、正面はガラス越しに露天風呂が見えます。名古屋の普通のスーパー銭湯と同じ感じです(≧ω≦)/。

 洗い場は仕切がないタイプで、鏡やシャワーなど一通りの装備はさすがに揃っています。唯一の問題は温度調整が出来ないタイプのシャワーといったところですが、温度も特に問題はありません。またこの施設は赤ちゃん用の入浴グッズも設置されているのは、若いお父さんの味方です。

 右側中央に設置された温泉湯舟は東京の温泉の特徴である黒湯となっており、ウーロン茶色と言った方がわかりやすいかもしれません。これは東海エリアでは見かけない温泉ですね(´ー`)ノ。

 3.5m四方程のサイズである湯舟に常時8人前後が入り、中央にはお湯の投入口が設置されていますので足が伸ばせません。また湯温は39℃前半に設定されており、みなさん長湯されています。

 お湯は先に記したようにウーロン茶色の透明タイプなのですが、透明度は15cm位で岩石臭とは異なる甘い香りと微かな塩素臭・甘味と微かな塩素味を感じられます。塩素臭は完全にお湯の独特な甘い味と香りに隠れてしまい、殆どわかりません。また肌では弱いヌルヌル感も感じられました。

 お湯の利用状況は循環・加熱・未加水・次亜塩素酸消毒とのこと。まぁ街の温泉なので利用者も多い為に循環利用は仕方ないですし、温泉資源を守る為には仕方ないですね。

 しばらく内湯でゆっくりした後に露天風呂へ出ますが、ここでもう一つのサウナも確認します。露天風呂は壺湯2つと15人ほど入れる岩風呂・寝転ぶ事が出来る座敷で構成されており、両方の湯船とも温泉利用でウーロン茶色のお湯が張られています。

 眺望は住宅街ということもあり高い壁のためありませんが、温泉と「でいらぼっち伝説」の説明が側面に掲示されています。湯温が41℃ほどに設定されている為に、皆さん半身浴をされながら雑談されています。

 しばらく地元のあまり方言の無い周囲の会話を聞きながら、名古屋周辺の方言に染まった己の言葉と比較します。文化とは面白いものですねぇ(^^ゞ。

 湯上がりは1階の食事処か入口近くの談話コーナーで、新聞を読みながらゆっくりすることが出来ます。それにしても常に人が出入りしている為に、かなりの人気施設であることが良くわかります。

 湯上り感は塩化物の方が強いようで、温まる湯上がり感です。冬向けと言う程ではありませんが、ポカポカ感は1時間ほどで消えて肌に残った甘い香りも3時間程で消えました。またアルカリ性のためか肌に弱いながら張りが出て、翌朝まで持続しました。

 色の割に結構アタリの弱いお湯ですので万人向けのお湯ではないでしょうか(≧∇≦)/。


【再訪1】


 気温20℃で曇りの天気の中、営業開始と同時に利用させていただきました。今回も内湯で漫画を読みながら利用されている方がおり、この地域の温泉利用文化を確認できました。

 初期評価に手直しを行い、内容を50%増量して充実させました。評価に変動はありませんが、お手軽温泉施設で人気が高いことは間違えありません。


【確認1】


 再訪しようと訪れたところ、既に閉館しておりました。ドアには「2014年3月で閉館となりました。」との趣旨が書かれており、今後のことは何も書かれていませんでした。

 理由は判りませんが、せっかくのお湯と施設がもったいないなぁ。


【確認2】


 施設の状況を確認。相変わらず施設はそのままの状態で放置状態です。


【再訪2】


 実家に帰省中、経営者が変わって営業を開始したとの情報を得て再訪しました。「やまとの湯」グループより「おふろの王様」グループに経営が移り、2015年6月に営業を始めたようです。

 今までのやまとの湯グループからおふろの王様グループに至るまで紆余曲折があったようですが、結局施設はほとんどそのままで1階のみ造りを変更した形での再出発となりました。変更点は下記の通りです。

 ・店舗名変更 相模やまとの湯→ゆめみ処おふろの王様 町田店
 ・源泉名変更及び再分析 相模原やまとの湯源泉→鵜野 森温泉王様の湯源泉
 ・料金 800円→930円
 ・露天風呂にTV設置
 ・1階内部構造を変更し、模様替えを実施
 ・外部看板かけなおし
 ・電話番号変更(042-701-4126→042-767-2603)

 2階の脱衣所及び浴場・露天風呂まで大きな変更はなく、あえて言えば露天風呂にTVが設置されて、温泉効能の説明板が新しくなったぐらいですね。せっかくの施設が再稼働し始めて本当に良かったと思いますが、入泉料が上がった為か利用者が少し少なくなったように感じられました。それでも利用者が多いのですが、ちょっと心配です。

【再訪3】


 コロナ禍を経て7年ぶりに再訪致しました。相変わらず利用者が多く、利用者の年齢層もかなり若めでありました。お湯・施設は特に変化なく、駐車場も殆ど空きが無い状況も変わりません。評価はそのままと致します。



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