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くりひら温泉(神奈中・川崎片平源泉)
(くりひらおんせん)
【野天湯元 湯快爽快 くりひら】
【住所】
神奈川県川崎市麻生区片平8-2-1
【電話】
044-989-2644
【料金】
1050円(平日900円・会員割引あり)
【泉種】
弱アルカリ性ナトリウムー炭酸水素塩温泉
pH8.2 29.2℃ 237L/分 1.47g/kg H18分析
【備品】
リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】
9時〜翌1時 年中無休
【記録】
2010/09/23
【評価】
施設
★★★
お湯
★★★★
湯上感
★★★
料金
-
総合
★★★
【コメント】
大雨の中、日帰りで東京の実家に戻ったその足で評価させていただきました。なおこの施設はかなり時間的にも混み合っており、今回の写真は一部(殆ど)公式HPから拝借させていただきます。
川崎市の温泉としては始めて評価させていただくのですが、川崎市にしてはかなりの郊外になりますので周囲はまだ比較的新しい住宅街と畑が混在しています。そんなエリアを走る県道沿いに施設はあるのですが、暗い時間帯だと「ゆ」としか看板が見えませんので見落としに注意しましょう。
施設横の駐車場に車を停めて施設へ向かうのですが、殆ど駐車場は満車の状態なので人気施設であることがわかり
ます。早速駐車場から少し離れた位置にある施設入口から施設内部へ向かいます。
施設は正面に髪切処があるのですが、その手前にて下足を脱いで靴を持ったままその髪切処を180度ターンすると少ない下駄箱と券売機・フロントが現れます。下駄箱の空きが無くてウロウロしているとフロントの女性従業員が「下駄箱はこちらにもございます」と案内してくれましたが、その位置はフロントの裏手に位置しておりました。なぜこんな所に下駄箱が多数設置されているんだ・・・(-_-;)。
そんな下駄箱はコインレスの鍵付きロッカーになっており、その鍵を握りしめて券売機で入泉券を購入、フロントにてその下駄箱の鍵と入泉券を提出します。「ご利用は初めてですか?」と先ほどの従業員に確認されて館内のシステムを説明してもらいます。
館内は渡されるバーコード付きリストバンドで決済が可能なのですが、そのリストバンドは脱衣所の鍵を兼用しているわけではなく、脱衣所は好きな位置のロッカーをお使いくださいとのこと。これだと脱衣所以降2つのバンドを腕にはめる事になってしまうシステム、すぐさまそのバンドはデニムのポケットにつっ込みつつ、奥の脱衣所へ向かいます。
脱衣所の途中には食事処・休憩処・女性専用休憩処・足湯・岩盤浴・エステ等設置されており、足湯ではこの温泉である「黒湯」が楽しめるようになっています。でも全身浴出来る館内で足湯するってあまり意味が無いような気がしました。
そんな館内を進んでいくと突き当たりに暖簾が懸かっており、その奥に男女それぞれの脱衣所が設置されています。脱衣所内は細長い造りになっており、大小2パターンの鍵付きロッカーと洗面台・日焼けマシーンで構成されています。
そんな脱衣所の側面にはしっかりと温泉分析表と利用状況表が掲示されており、この地で掘削した温泉利用であることをアピールしています。この辺りは高校時代(15年前)までは長閑な農作地だったのに、時代の流れはここまで開発して温泉を掘ったか〜としみじみ思ってしまいました。
浴場は入ってすぐ左側に洗い場専用のエリアがあり、その奥に白湯利用の内湯とサウナ・外に天然温泉利用の各種湯船が設置されています。また洗い場は露天風呂の一角にある庵湯という桧風呂が設定された離れの建物内にも設置されていますよ(^o^)o
内湯は先に書いたように全て白湯利用となっていますので、今回はパスさせていただきました。ただこの内湯は施設の割にはコンパクトな造りとなっていますので、混雑時は露天風呂に自分の居場所を見つける他ありません。
露天風呂は壷湯・岩風呂・熱湯・寝湯・庵湯という離れの建物内に桧風呂で構成されており、岩風呂の一部と壷湯の手前は屋根が設置されていますので雨の日でもゆっくり浸かることが出来ます(もちろん桧風呂も室内なのでOKですが、露天風呂の雰囲気は味わえません)。
まずはちょうど空いていた壷湯からどっぷり浸かってお湯を堪能することにします。お湯は暗い為に評価としてはあいまいになってしまいましたが、濃いウーロン茶色でかなり黒く見えます。そのおかげでお湯の表面は周囲の風景を何でも映してしまう鏡のような状況を造り出しています。
しばらく浸かっていても体はなかなか温まらず、清涼感すら感じてしまうお湯は炭酸水素塩温泉らしいのですが、お湯の肌触りはヌルッと感じられ、そのトロトロなお湯は質感も感じられるので重曹が多く含まれていることがわかります。
お湯はどの湯船でも循環・加熱・未加水・塩素消毒となっており、加水されていないだけ良い郊外型温泉施設となっています。まぁ一般的なお湯の利用方法なので、掛け流しなどこれ以上は湯量が豊富で湯温も高くないと無理でしょう。
しばらく浸かった後に熱湯の湯船に向かうのですが、周囲より高い位置に設置され44.5℃ほどに設定された湯船はなかなか居心地良いものでした。しかも湯は爽快感が感じられるも、温度が高い為にしっかり体を温める事が出来ました。
その他の湯船は温度はどこも40℃程に設定されており、雨さえ降っていなければ長湯が可能な湯船が揃っています。しかしながらこの日は途中から大雨となり、最後は桧湯でゆっくりさせていただきました。
湯上りは和室の休憩処でゆっくり休むことが出来ます。しかしながら新聞やTVはありませんので長居するには退屈な休憩処でもありますので、相方や家族を待つ場合はそれなりの対策をしておきましょう。
湯上り感は肌がかなりしっとりとして、「美人の湯」であることがわかります。ただポカポカ感などは有りませんので「温泉で温まる」事を望むと肩透かしを食らう泉質ともいえます。でも見た目はかなり濃いウーロン茶色なので十分温泉に浸かったという満足感は得られるのではないでしょうか。なおこのしっとり感は翌日夜までしっかりと感じることが出来ました(´ー`)ノ。
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