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敦賀トンネル温泉
(つるがとんねるおんせん)
【雪国グランドホテル】
【住所】
福井県敦賀市中80号1-3
【電話】
0770-22-4551
【料金】
1000円
【泉種】
アルカリ性単純温泉
pH9.8 25.5℃ 測定不能L/分(自然湧出) 0.13g/kg H28分析
【備品】
シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー
【営業】
7時〜10時・13時〜21時(不定休)
【記 録】
2022/12/17
【評価】
施設
★★★
お湯
★★★
湯上感
★★★
料金
★
総合
★★★
【コメント】
日本海の冬空冷たい雨が降る午後、気温3度の中利用させて頂きました。施設は敦賀湾と敦賀市街が一望できる高台に位置し、国道8号バイパスより少し山寄に登って行った位置にあります。なお駐車場は半分舗装・半分未舗装となっておりますので、雪のシーズンは注意が必要です。また雪の日はそれなり坂を登ってきますので、スタッドレスだけでなくチェーンも必要かも・・・。
施設は年季の入った昭和を感じる施設ですが、今となっては昭和の施設も貴重になってきていますので、このまま頑張って頂きたい施設とも感じました。夏の晴れた日であれば美しい風景と街並みが見えますし、冬は演歌の世界が広がる施設とも感じました。施設はお昼過ぎだったので省エネで休憩モード、木目調の内装に絨毯の内装は昭和そのもの、施設に入って右奥にフロントがあります。
受付で呼び鈴を押すと、奥から女性スタッフが対応してくれました。その場で入泉料を支払い、「ここは2階になりますので、浴場はこの下の1階になります」との案内を受けます。
受付横にあるエレベーターで1階に移動するのですが、エレベーターの壁に貼ってあるインフォメーションで各フロアの部屋番号とその部屋名が記載されており、部屋名は全て国内の有名地名(県庁所在地等)になっています。地域が偏っているのが気になりつつも1階に到着。薄暗い中を進み脱衣所の暖簾を潜ります。
脱衣所は入口を入ったところで靴を脱ぎ、下駄箱はありませんのでそのまま進みます。脱衣所の広さはホテルの規模に合わせた広さで籠式とBOX式の2種設置されており、壁には温泉分析表がしっかり掲示されています。ただ温泉の利用状況は掲示がなく、公式HPにも加熱している以外は掲示がありません。せっかくの温泉ホテル、情報開示も今の時代も大事ですよ・・・。あとはベビーベットや洗面台以外の椅子もホテルの装備面では欲しいところです。側面は窓になっているのですが、採光のための窓となっています。
私以外誰も居ない脱衣所でのんびり洗面台の装備や掲示物など確認して脱衣の後、浴場へ向かいます。浴場は長方形で左手前からL字に洗い場、正面から左にかけて大きな湯船が1つというシンプルな造り。湯船の横には大きな窓があり、敦賀の風景が一望できます。また正面には北陸新幹線の敦賀駅の工事が行われており、2023年度末の開業に向けて作業が行われているのが判ります。
洗い場は仕切りはないものの、照明や鏡も装備された洗い場で仕切りが無い分浴室全体が広く感じる造りとなっています。ソープ類も高価なものではありませんが基本をしっかりと抑えた洗い場であります(女性はどうなっているか判りませんが・・・)
ここでも貸し切り状態での利用の為、優雅に体を洗い唯一の湯船に向かいます。なお施設自体が崖地に建設されているため、露天風呂を造ってもバルコニー式になり、冬の悪天候時は耐えられないものになりますので内湯だけで正解と思えます。
お湯は40.5℃程で無色透明で弱い鉱石臭と塩素臭が感じられるのみ。アルカリ性が強いために肌がヌルっとすることもなくすぐに溶かされて、地肌がしっかりと感じられます。暫く無心でお湯に身を沈めます。
お湯の利用状況は先にも記したように掲示されていませんが、循環・加熱・未加水・塩素消毒であると思われます。源泉温度が低いので加熱しないと入れないですし、その熱を無駄にしないためにも循環するのが一般的です。只々アルカリ性で成分の少ないお湯ではありますが、その分ナチュラルで軽いお湯、いつも成分の濃い温泉を嗜む方には斬新なお湯に感じるかもしれません。外の風景を眺めつつ20分程ゆっくり堪能させて頂きました。
湯上りは脱衣所前に休憩エリアが無いので、ロビーでゆっくりしたいところではありましたが生憎この時間は省エネ中。よって駐車場の車の中でゆっくりさせて頂きました。
湯上り感はポカポカ感やすっきり感は無く、ただ肌が一皮向けてお肌の調子がいい感じ。この感覚が翌日朝まで持続しました。特徴が無い分肌に集中して評価になりましたが、ロケーションは素人でも楽しめ、温泉は場数を踏んだ玄人向けという施設でした。
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