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越前温泉
(越前3号(南部)源泉)
(えちぜんおんせん(えちぜん3ごう(なんぶ)げんせん))
【露天風呂 日本海】
【住所】
福井県丹生郡越前町米ノ66-97
【電話】
0778-39-1126
【料金】
520円
【泉種】
弱アルカリ性ナトリウムー炭酸水素塩温泉
pH不明 37.7℃ 湧出量不明 3.37g/kg H26分析
旧分析:弱アルカリ性ナトリウムー炭酸水素塩温泉
pH不明 37.7℃ 湧出量不明 2.47g/kg H16分析
【備品】
リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】
7時〜20時 (平日は9時〜20時)
木曜日定休(夏季及び冬季は第1・第3木曜日定休)
【記録】
2008/11/24
【再訪1】
2023/11/12
【評価】
施設
★★★★
お湯
★★
湯上感
★★★
料金
★
総合
★★★
【コメント】
気温8℃で曇りの天気の中、午前10時半より入泉です。国道305号沿いにある温泉施設で、横には「越前町営国民宿舎かれい崎荘」があります。
(再訪1では閉館し、建物が無くなっていました)
横には日本海が広がっており、近くの漁火同様に絶景が拝めるのでは・・・と期待をしながら、車を施設横の駐車場に車を止めて施設へ向かいます。
なおこの施設は早朝から営業しているので、早い時間から活動されている方には非常にありがたい施設になっているようです。でも9時半から10時半は清掃時間の為、入浴不可となっています。朝行かれる方は営業時間に気をつけましょう。
(再訪1では変な清掃時間は無くなっていました)
施設内は右手に下駄箱と券売機・左手に受付・正面に脱衣所の暖簾と休憩エリアが設置されています。下駄箱は鍵なしの透明な蓋付きとなっており、ちょっと珍しいタイプです。下駄箱に靴を入れ、券売機で入泉券を購入してフロントへ向かいます。
フロントでは女性スタッフが対応してくれますが、入泉券を受け取るだけで結構事務的です。その辺が町営といったところなのでしょうが、これからは公共運営施設でも愛想は必要ですよ〜。
早速脱衣所へ向かうのですが、フロント横の横に伸びる通路が気になります。どうやらこの通路は横の国民宿舎につながっており、宿泊利用者が利用出来るようになっています。
(再訪1ではその通路は途中で行き止まりとなっていました)
脱衣所内はコインレスの鍵付きロッカーと洗面台で構成されており、入口横には温泉分析表と利用状況が掲示されています。
(再訪1では最新の分析表はフロントの上部に掲示されていました)
ロッカーは大きめのロッカーなので、上着などもしっかり収容できますよ。意外と上着ってロッカーに入らなかったりするんですよね。
脱衣の後横の浴場へ向かいますが、浴場は大きな窓のおかげで曇りの天気ながら明るく開放感があります。浴場内は左から正面にかけて洗い場・右手に大きな1つの湯船・右手前外に露天風呂が設置されています。
洗い場は仕切りが無いタイプでソープ類は珍しく回転台の上に載せられているために、クルッと回すと取りたいソープが現れます。
(再訪1ではその回転台は無くなっていました)
鏡やシャワーなど一通りの装備が整っていますので、なんら不満はありません。
内湯は側面が大きな1枚ガラスになっている為に、開放感が得られます。窓の外には日本海がシッカリと見えるのですが、防波堤が少し邪魔をしますので感動するまでは至りませんでした。
お湯は41℃程に保たれており、浸かっている限りでは肌触りなどに特徴は殆どありませんでしたが、無色透明で弱い鉱石臭と塩素臭・渋い苦味を感じることが出来ます。海の横なので多少の塩味が入るかと思っていたのですが、全く感じられませんでした。個人的には少しくたびれたお湯だなぁと感じながら日本海を眺めます。
お湯の状況は循環・未加水・加熱・塩素消毒となっており、ちょっと残念な施設となっています。利用状況表の中には「車両で搬送」と明記されており、何処から持ってきているのか源泉住所を確認すると同じ町内の住所です。
(再訪1では車両運搬の表示が無くなりました)
しかしながらその後地図で確認すると井戸は施設から2km程離れて居りますので、パイプ送湯ではなくローリー送湯施設となったのでしょう。くたびれたお湯と感じたのはこれが原因だったようです。
露天風呂は内湯の半分ほどの大きさで、横に細長く造られています。屋根は無いので雨・雪の天候では辛いでしょうが、目の前の日本海の眺望と潮風に吹かれると普段の都会生活から開放されますよ。
湯上りは休憩エリアでゆっくり新聞を読みながらくつろぐ事が出来ます。窓からは露天風呂と同じ風景が見られ、今にも泣き出しそうな雲が冬の日本海を演出しています。ゆっくりしている間にも数名の来訪者がおり、そこそこ利用者が居るようです。しかもその客層は観光客がメインで、他の施設に比べて若めでした。
湯上り感は殆ど匂いが残らず弱いポカポカ感と、肌はサッパリした感じが得られます。この効果はポカポカ感が1時間・肌のサッパリ感は4時間ほどで消えてしまいますが、冬の湯冷めには注意しましょう。
帰り際にふと施設横に回ると大きなタンクをくくりつけたトラックが、施設の貯水槽横に横付けされています。ちょっと寂しい気分になりながら帰路に着きました。日本海に蟹を食べに来たら、手軽に寄れる日本海が望める温泉施設といったところでしょう。
【再訪1】
約15年ぶりの再訪にて状況を確認致しました。変更点は下記の通り
・入泉料が500円⇒520円に変更されていました。
・休館日が第1・3木曜日定休⇒毎週木曜日定休
(夏休み・冬季期間は今まで通り変更なし)となりました。
・営業時間は6時30分〜22時 ⇒ 7時〜20時(平日は9時〜)となりました。
・温泉分析表が更新されていました。
(公式HPと実際の施設掲示では源泉名が異なるのが気になりますが・・・)
・横にあった「国民宿舎 かれい崎荘」は閉館・取り壊しとなっていました。
15年という時間が経過したにもかかわらず、そこまで変化が無いのは一安心です。このまま永く営業してほしいものです。
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