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さんさん愛ランドたけふ温泉(さんさんあいらんどたけふおんせん)

【しきぶ温泉 湯楽里】




【住所】  福井県越前市白崎町68-8
【電話】  0778-25-7800
【料金】  600円(6時〜8時の朝風呂・17時以降は550円)

【泉種】
  弱アルカリ性ナトリウムー炭酸水素塩温泉
      pH不明 37.7℃ 湧出量不明 2.28g/kg H26分析
        ※旧分析:弱アルカリ性ナトリウムー炭酸水素塩温泉 pH7.86 36.4℃ 279L/分 1.87g/kg H16分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  6時〜23時 第2水曜日定休
【記 録】 2012/01/14 【再訪1】 2018/11/17

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 久しぶりに雪見風呂がしたいなぁと日本海側に車をぶらっと走らせ、行き着いた温泉施設です。気温2℃で小雪が舞う中、お昼前後に利用させて頂きました。

 途中高速道路はチェーン規制がかかっておりましたが、道路に雪が積もることなく施設までなんら支障なく到着です。立地は国道8号に看板が出ており、その看板どおりに進んでいくとその施設へ到着します。保育園や老人ホームといった施 設に隣接する公共の温泉施設なのですが、宿も併設しており近くの「鷹巣荘」や「露天風呂 日本海」を運営している会社がここでも実業務にあたっています。

 ただこの施設の駐車場は施設の規模から考えるとあまりにも収容台数が少なく、路上駐車される方が多く見受けられました。近くに民家がないとこんなものかなぁ・・・。

 施設内部は左から食事処・広いロビーに受付・売店・会議 等が行われる施設となっています。正面奥にコインレスの鍵付き下駄箱が設置されており、正面横に1台の券売機 が設置されています。そこで入泉券を購入・女性スタッフの待つフロントへ向かいます。入泉券と下駄箱の鍵ををスタッフへ提出するのですが、JAF等の割引がありますので確認したらその割引差額分の現金
(再訪1では脱衣所ロッカーキーも)を渡されます。

 受付を済まして売店横の浴場へ繋がる通路へ向かいます。売店横で靴を脱ぎ、渡された鍵と同じ番号を探しそこに靴を入れます。実はこの施設は100円リタ ーン式ではなく、下駄箱と脱衣所のロッカーキーは共用タイプなのです。
(再訪1では別々に変更されていました)

 そこで靴を下駄箱に入れ、奥へ進むと閉鎖された階段とその左右にエレベーターが設置されています。階段を見ると「この距離は登るの辛いな〜」というレベル、そこを左右の斜行エ レベーターなるもので上がっていき、別棟へ移動するのです。

 その斜行エレベーターは途中ガラス越しに景色が望めるようになっているのですが、小雪が舞うような天気では何も望 めません。普段とは異なる動きをするエレベータに戸惑いつつ、入浴施設がある離れへ移動します。

 離れは受付のある建物から山側の高い位置に建てられ、 展望が良いことを売りにしています。内部は休憩エリアに軽食コーナー・左右に脱衣所が設置されており、休憩エリアは 既に利用者で満員な状態となっていました。

 早速脱衣所へ向かうのですが、脱衣所も利用者が多くてしばらく指定された番号のロッカー周辺が空くのを待ってから 利用します。そんなロッカーは下駄箱と同じ鍵
(再訪1では別々の鍵)で開閉し、大き さも通常より大きいもの。中にハンガー2本が設置されていますが、服はロッカーの下に擦って折れてしまいますので意味がありません。

 壁にはしっかりと温泉分析表と利用状況表が掲示されており、天然温泉をしっかりと利用していることが判ります。しかしもう少し源泉名である「さんさん愛ランドたけふ温泉」をシンプルな名前にして欲しいですな。

 浴場にさっと移動してかけ湯をしつつ、浴場の状況を把握します。右手からサウナ・水風呂・露天風呂出入口・洗い場・ 正面に寝湯・右手に35℃〜45℃の各種温度の内湯が設置されています。

 洗い場は仕切りが有る列と無い列があり、仕切り有りの方はかなりゆったりとした造りになっています。おそらく仕切りの 無いほうの2席分を1席で使っているように感じられました。装備としては鏡やシャワーはもちろん装備されていますが、プッシュボタン式のシャワーは一旦止まると次出すときに短時間ながら冷えたお湯が出てくるのが 少々残念。
(再訪1では温度が安定しましたが、3秒で止まりました)

 内湯は側面がガラス張りになっており、雪がちらちら降る天候でもしっかり採光されているために、閉塞感は感じられません。しかしながら「展望露天風呂」と謳われている施設でも、冬の寒空では景色が周囲の森と雪しかありません。

 湯船は寝湯を除いて6個に分かれており、それぞれ温度が異なります。早速片っ端から40℃・43℃・45℃・38℃・35℃の 湯船の順番で浸かり、最後に中央にあるジャグジーバスに浸かります。それぞれの湯船は45℃の高温湯を除いて6人以上が浸かれる程のサイズであり、足を伸ばして浸からせて頂きました。

 通常であればお湯の評価はここで書くのですが、今回は引き続き露天風呂まで一気に書いていきます。露天風呂はサウナ横の水風呂奥に出入り口があるのですが、正直目立ちません。おそらく初めての方だと、気づかない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 そんな露天風呂は大人3人で一杯になり、横には仕切りな しで打たせ湯が2人分設置されています。こりゃどうやっても 露天風呂利用者が居る中での打たせ湯利用は、飛散するお 湯で迷惑が掛かってしまいます。

 お湯は無色透明で微かな鉱石臭と塩素臭・微かな塩味と苦 味を感じられます。肌は内湯では肌の地肌がしっかり判る肌触りになるのですが、源泉掛け流し利用の打たせ湯のみヌ ルヌル感が味わえました。

 そんなお湯の利用状況は打たせ湯のみ未加温・未加水・ 未消毒の源泉かけ流しで、あとの湯船は循環濾過・未加水・加温・塩素消毒となっています(但し35度の低温湯のみ未加温ですが)。

 この施設では打たせ湯がこの施設で一番良いお湯だったとは予想外でした。おそらく打たせ湯だけヌルヌル感が得られたのは、循環湯と源泉湯の違いではないかと思われます。 あとは露天風呂に他の利用者さえ居なければ心置きなく源泉が味わえますよ。
(再訪1では打たせ湯は中止、ベンチを置いて足湯に変わりました。)

 湯上りは脱衣所前の休憩エリアでゆっくりしたかったのですが、利用者が多く場所が空いていなかったのでフロント前の ロビーで新聞を読みながらゆっくりさせていただきました。
(再訪1では場所に余裕があり、休憩エリアでゆったり横になることが出来ました)

 湯上り感は肌のしっとり感が半日継続し、湯上り直後にポカポカ感・しばらく時間をおいて清涼感が感じられました。しかしお湯以上にインパクトがあった「斜行エレベーター」が気になる方 は、一度行かれてみてはいかがでしょうか?


【再訪1】


 約7年ぶりの再訪にて状況を確認いたしました。早朝・夕方以降の利用料金が変わり、温泉分析表も更新。そして受付周りのレイアウトも変わり、下駄箱と脱衣所ロッカーキーが一緒だったのが別々になりました。さらに露天風呂にあった打たせ湯は、利用が中止され足湯に変更されました。

 お湯は以前よりヌルヌル感が増し、内湯の湯船でも感じることが出来るようになっていました。評価を変更しようか迷いましたが、そのままとします。



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