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法恩寺温泉(ほうおんじおんせん)

【温泉大浴場 ささゆり】




【住所】  福井県勝山市勝山170-70
【電話】  0779-87-0081(ホテルハーヴェストスキージャム勝山)
【料金】  800円(19時以降500円)

【泉種】
  中性含鉄・硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)
       pH6.6 39.7℃ 78.4L/分 11.45g/kg(ガス含む) H19分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  12時〜22時 不定休(公式HP確認の事)
【記録】  2010/10/30

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★


【コメント】

 気温16℃で雲の天気の中、昼過ぎより利用させて頂きました。久しぶりの福井県に浮かれつつ、東海北陸道の白鳥インターから中部縦貫道経由で向かうのですが、施設手前で法恩寺山有料道路で往復800円支払う事になります。

 施設は「スキージャム勝山」の一角にあり、冬はスキー場のオアシスとして利用される温泉施設です。また同じ施設内にはホテルやプールも在り、夏はパラグライダーやカヤックといったアウトドアまで楽しめます。

 広い駐車場に車を停めて施設に向かうのですが、大きい施設の何処に向かったらいいのか少々迷ってしまいました。何とか看板を見つけて施設内に入ると温泉の案内がしっかりあるので従うのですが、温泉施設前では「この日の温泉受付はホテルのフロントで行います」との案内が貼ってありました。

 同じ建物内ながら少しはなれた場所にあるフロントにて、男性スタッフに声を掛けて入浴を申し込みます。「入泉料は800円になります」との案内で入泉料を支払い、紙製の磁気カードを受け取ります。

 男性スタッフの説明によるとこの磁気カードがないと温泉施設へは入れないようになっており、その場所に着いたらドアにカードを挿し引いてからドアを開けてくださいとのこと。珍しいシステムですな〜。

 早速入浴施設の入れるだけ下駄箱に靴を入れ、階段かエレベーターで上のフロアに上がると先ほどのロックのかかったドアが現れます。なんなくカードキーでロックは解除でき、その奥に進むと脱衣所の暖簾が現れます。

 脱衣所は籠と貴重品ロッカー・洗面台で構成されており、かなりゆったりとした造りになっています。それでもきっとスキーシーズンは利用者で混みあってしまうんだろな〜、などと考えつつ脱衣を行います。

 なお壁には温泉分析表と利用状況表も掲示されていますので、気になる方はご確認ください。また壁にはほかにも恐竜で観光客を呼び込もうとがんばっているポスターが数枚掲示されていました。さすが日本一の規模を誇る恐竜博物館が近くにあるだけありますな(^o^)o

 早速脱衣の後に浴場へ向かいます。浴場は右手に洗い場とサウナ・左手に白湯利用のジェットバスや深湯、正面に大きな温泉利用の内湯にそのガラスの外に露天風呂が設置されています。

 洗い場は席数がかなり多く、仕切りが無いタイプでシャワーや鏡など一通りの快適装備が整っています。ただ桶と椅子は所定の場所に置いてありますので、使ったら必ず元に戻しましょう。また一部には高級ソープである「馬油シリーズ」も置いてありますので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。

 早速体を洗って窓際の大きな内湯にドップリ浸かります。湯船は岩風呂風に造られており、40℃に設定された無色透明なお湯が張られています。いや〜これは長風呂が出来る湯温でガラス張りの側面からは景色はありませんが、十分な採光は出来ているのでゆっくり考え事をするにはいいですね。

 お湯は先にも書いたように無色透明で、弱い塩とカルシウムが混ざったような独特の味と鉱石臭と塩素臭が感じられます。しばらく浸かっていると体の芯からよく温まり、お湯のヌルッとした肌触りが楽しめますよ。

 しばらく内湯でお湯と戯れた後に、窓外にある露天風呂へ向かいます。露天風呂は1つの岩風呂に石で作られた恐竜のモニュメントが横に設置されています。湯温はこちらも40℃程なのですが、季節的にはもう少し温度が高いほうがしっかり温まると思われます。

 この露天風呂からの眺望は塀によって下のほうが見えませんが、周囲の山を望むことが出来ます。スキー場ということもあり、なかなかいい景色を得られることが困難なのかもしれませんが、悪天候時は景色があっても何も見えない事を考えれば諦めがつくものですなぁ。

 お湯の利用状況は循環・加熱・加水・塩素消毒となっており、加水の理由は「高濃度泉の為」となっています。確かにスキー場だと温泉マニアは殆どいませんので、濃い温泉だと肌の弱い方にはとても入れたものではないのかもしれません。

 しかしながら分析表によると源泉は黒色の濁り湯ということなので、そこまで色々な成分をろ過しなくても・・・と思ってしまうのは私だけでしょうか(*_*)。まぁこういう場所の温泉施設なんで、見た目綺麗なお湯が優先されてしまうのでしょう。

 湯上りは館内に点在する休憩スペースでゆっくり休むことが出来ますが、スキーシーズンはきっと混雑が予想されますので覚悟が必要かもしれません。また館内の自販機は観光地価格となっていますので、購入されるときは財布に余裕が必要ですよ(;´Д`)。

 湯上り感はポカポカ感としっとり感がしっかり感じられ、加水された温泉ながらしっかり温泉らしさを感じることが出来ました。もし濾過・加水されていない温泉ならどれだけ効果が得られるのか恐ろしさすら感じますが、リゾート施設の温泉としては湯上り感がしっかり感じられる温泉でした。



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