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九頭竜温泉(くずりゅうおんせん)

【平成の湯】




【住所】  福井県大野市下山63-2-24
【電話】  0779-78-2536
【料金】  500円

【泉種】
  アルカリ性単純温泉
       pH不明 26℃ 湧出量不明 0.43g/kg(ガス含む) H11分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時〜21時 火曜日及び元旦定休
【記 録】 2010/01/09

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★
湯上感 ★★
料金 ★★
総合 ★★★


【コメント】

 気温1℃で曇りの天気の中、PM6時より利用させていただきました。世界三大恐竜博物館と称される「福井県立恐竜博物館」の帰りに温泉情報誌を活用して寄ってみたのですが、すぐ横に同じ系列のホテルがあるためにめちゃくちゃ混みあっていました。

 なお経営母体は近江鉄道で、滋賀県のかもしか温泉も関係施設であるようです。鉄道会社も色々手広くやっておりますなぁと思いつつ、この評価文を書いていきます。

 国道158号沿いから少し入ったところに温泉施設があるのですが、宿泊施設が立派な上に周囲に建物はありませんので迷うことはありませんでした。ただ周囲は雪に覆われている豪雪地帯になりますので、冬はしっかりと雪装備を整えてから向かいましょう。

 施設前の駐車場に車を止め、純和風の施設内部へ向かいます。施設内部は左手に入れるだけの下駄箱、右手に券売機と受付が設置されており、正面左右に脱衣所の暖簾と2階に休憩エリアが設置されてされていますが、そんなに大きい施設ではありません。

 早速券売機で入泉券を購入、受付のおばちゃんにその場で渡して下駄箱経由で正面左手の脱衣所へ向かいます。なお左奥には別の休憩エリアがあり、自販機も設置されています。また2階へ上がる階段の壁には大きく温泉分析表が掲示されていますが、H元年と少々古い分析表となっております。

 脱衣所内はコインレスの鍵付きロッカーと洗面台で構成されており、入口にはH11年の温泉分析表が掲示されています。中は宿の食事前ということもあって劇的に混み合い、奥に進むのがやっとの状態でした。

 ロッカーは通常のロッカーより少し大きいサイズで、鍵もしっかり掛かるタイプ。しかしながらコートなど入れる余裕は全くありませんので、冬は上着を車に置いて行ったほうがよさそうです。

 少し脱衣所が空くのを待ってから脱衣をはじめますが、ここまで人口密度が高い時間帯に利用してしまった私に非があるとしかいえません。宿泊施設がある温泉は食事前の利用を避けましょう。またスキー客が多いために子供も多いので落ち着きがありません。

 浴場内部は湯気であまり視界が良くありませんが、左手に洗い場・正面から右手にかけて2つの内湯・外に露天風呂で構成されています。全体的にコンパクトな造りですが、照明はピンポイントタイプが多いためかそんなに明るくありません。

 洗い場は仕切りが無いタイプで、シャワーや鏡など一通りの装備は整っています。しかしながら洗い場でも順番待ちの状態、ぜひともまだ一人では体の洗えないお子様は、混みあっている時に親と一緒に利用しましょうね。なんとか体を洗って2つあるうちの広い湯船へ向かいます。

 大きい湯船は10人程浸かると満員御礼サイズで、お湯は41℃程に設定されており比較的深めの湯船で肩までしっかり浸かることが出来ます。

 そんな湯船のお湯は無色透明・無味無臭で見た目には特徴が殆どありませんが、肌は微かにヌルッとした感じとともにこれまた微かですが肌に張りが得られました。温泉としては湯温・総硫黄で温泉法に適合しており、硫黄の香りがするかと思いきや何も感じられませんなぁ。

 お湯の利用状況は未加水・加温・循環・塩素消毒となっており、これといった特徴はありません。まぁこの手の施設では一番多い利用状況なのですが、廃湯状況からもそんなに湯量が多いわけではなさそうなので仕方が無いのでしょう。

 もう一つの内湯は小さく2人も入れば一杯のジェットバス装備湯船となっています。湯温も43.5℃程あり少し高めの温度設定、誰も利用していませんでしたのでしばらくそこでしっかりと温まり露天風呂へ向かいました。

 露天風呂は内風呂から階段で少し降りた位置にありますがかなり薄暗く、足元もあまり見えない状態となっておりますので注意が必要です。もう少し明るくしてもらったほうが安全では?と思うほどに暗く、周囲は壁と雪以外何も見えませんが屋根はしっかり装備されています。湯船は岩風呂調で40℃程に設定されており、12人程が浸かれるサイズです。

 ここでは子供が雪を湯船に入れて解けるのを楽しんでおり、お父さんではない関係者がどうやって注意するべきか困り果てていました・・・普通に怒れよ〜(-"-)。

 時間が経ち19時近くになると急に人が少なくなり、本来の温泉施設の姿であろうゆったりとした時間が流れ始めます。やはり温泉はこうでなくてはゆっくり出来ませんなぁ(´ー`)ノ。

 湯上りは2階の休憩エリアでゆっくりすることが出来ますが、この休憩所は午後7時にて閉鎖されてしまうとのことで、受付反対側の休憩エリアでゆっくりします。

 湯上り感は少しサッパリ気味で、肌が少し張った感じになる以外はこれといって特徴がありません。弱い夏向けな湯上りなのかなぁと湯冷めに注意しながら愛知に向かって運転をし始めましたが、湯冷めすることなく帰ってこれました。

 温泉はぜひ混みあう時間を避けて利用したいものですね〜。



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