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芦原温泉(37号・60号源泉混合)(あわらおんせん(37ごう・60ごうげんせんこんごう))

【あわらグランドホテル】




【住所】  福井県あわら市温泉4-2
【電話】  0776-78-5500
【料金】  800円

【泉種】
  弱アルカリ性ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉
       pH7.6 50.7℃ 36L/分 4.98g/kg H16分析(混合泉として)

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー・ブラシ・タオル小
【営業】  15時〜24時 不定休
【記録】  2009/11/23

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 気温9℃で良い天気の中、夕方4時より入泉です。昨日は濁河温泉で湯冷めして体調を狂わしてしまったので、体調を整えるべく利用してみました。近くには東尋坊など日本海が堪能できるエリア、ぜひ冬にしっかり雪装備を整えて行きたいエリアです。

 施設前の駐車場に車をとめるとすぐに係りの従業員が駆け寄り、「宿泊の方ですか」と確認されます。立ち寄り入浴を伝えると「駐車場はあちらをお使いください」とマイクロバスの止まっている少し離れた駐車場へ案内されます。残念ながら宿泊施設なのでこの待遇は仕方ないでしょう。

 施設内部は純和風で左手にフロント・正面にロビー・右側に小さな下駄箱が設置されています。女性スタッフが駐車場係りから情報を引き継いでおり、どうぞ靴はそのままでスリッパに履き替えてフロントで受付を行ってくださいとの事。接客はさすがにしっかりしています。

 フロントで入泉料を支払ってタオルをもらい「奥の下階に浴場はございます」との案内を受け、早速足拭きマットなどに案内がありますので迷うことなく脱衣所前まで辿り着きました。

 脱衣所は手前が男湯・マッサージ機と岩盤浴施設を挟んで奥が女性浴場と女性専用露天風呂となっています。男性には露天風呂がないのかな〜と思いつつ「朝倉門」と書かれた脱衣所内部へ向かいます。

 脱衣所内は観光ホテルらしい豪華な造りで、洗面台とBOXに籠が設置されたタイプのロッカーが設置されており、壁には本当に小さくコピーされた温泉分析表や利用状況表が掲示されています。浴場への入口は2箇所ありますが、片方の入口はかなり立派な建築物となっており、このホテルの演出に対する気合が感じられますな。

 浴場内は立派な面構えの入口から入ると正面にいくつかの湯船がそのまま水没したような内湯・右手に洗い場・左別部屋に壷湯とイベント水風呂にミストサウナ・さらに奥に進むと閉鎖的な空間での洗い場と湯船が現れます。

 洗い場は形だけの仕切りがありますが殆ど役に立ちません。しかしながら利用者に対して席数はかなり多く用意されていますので仕切りがなくても問題はありません。また装備もさすがに立派な観光ホテルだけあり、なんら不満はありませんでした。

 さっと全身を洗い後ろの内湯に浸かるのですが、横には大きな金の鯱モニュメントが設置されており「ここは名古屋なのか?」とツッコミたくなってしまいます。お湯はどの湯船も40℃ほどに設定されており、長湯が可能となっています。

 お湯の噴出し口は1箇所で、それらを同時にいくつかの湯船に供給しているので湯温も特徴も全く同じなのですが・・・。無色透明で塩化物温泉ながらかなりマイルドで薄い塩味で、苦味が微かに感じれらエグい味はありません。幾つかの湯船は浅いところから深いところまで色々なバリエーションがありますので、好みの場所を探してゆっくりしましょう( ´・ω・)o。

 その内湯の横にある五右衛門風呂と謳った壷湯は唯一の掛け流し利用となっており、湯温も40℃少々としっかりと長風呂させていただきました。なお他の湯船は全て未加水・循環・加熱・塩素消毒となっており、源泉を味わうにはこの湯船しかありませんのでじっくり浸からせていただきました。

 その奥のエリアはミストサウナを挟んで奥にあり、閉所恐怖症の方にはあまり向かないエリアになりますが、ジェットバスや打たせ湯があります。湯船で刺激が欲しい方にはこちらのほうが良いかもしれませんが、私は温泉をゆったり楽しみたいのですぐに壷湯に戻りました。


 男湯の露天風呂は残念ながらありませんが、代わりに展望風呂として「長生館」と云う名の別館の4階に設置されています。一旦服を着てロビーに戻り、フロント横の通路から生長館の4階まで上がります。

 「ひのき」と名前がつけられている展望露天風呂は「朝倉門」と異なり、誰も利用していません。脱衣所はさすがに規模が小さいものの、装備はしっかりしています。早速ここでも利用状況を確認しますが、循環・加熱・未加水・塩素消毒となっていますので先に入った「朝倉門」と変りません。

 浴場は左側に立派な湯船と右に洗い場と小さなサウナが設置されています。洗い場は狭いながら仕切りがしっかりしており、安心して利用できます。しかしながら先程すでに体を洗っておりますので利用はしませんでしたが。

 40℃ほどの湯温に設定された湯船に浸かると芦原温泉の温泉街がガラス越しに見え、この温泉地の雰囲気を感じることが出来ます。貸切状態の湯船と相まって、こりゃたまりませんな〜と思わず言ってしまいました。

 湯上りはロビーで新聞や雑誌・TVを見ながらゆっくりすることが出来ます。さすがに観光ホテルだけあって空間が広いので周囲に気を使うことはありませんな。

 湯上り感は弱いポカポカ感が得られ、3時間ほどその余韻を楽しむことが出来ました。塩化物泉としては大人しい湯上り感ですが、逆を言えば肌が強くない方でも楽しめる塩の温泉ですね。なお宿泊で利用される方には「あわらグランドホテルグループ」各旅館の温泉が、チェックインからチェックアウトまでの間で無料で利用出来るそうですよ。




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