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土岐口温泉(ときぐちおんせん)

【土岐よりみち温泉】




【住所】  岐阜県土岐市土岐ヶ丘4-5-3(テラスゲート土岐内)


【電話】  0572-55-4126
【料金】  950円(平日850円)

【泉種】  アルカリ性単純弱放射能温泉
       pH9.9 Rn49.61 29.2℃ 81.7L/分 0.13g/kg H25分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー・ブラシ
【営業】  9時〜23時 第3火曜日定休
【記録】  2015/08/09 【再訪1】 2018/11/23 【再訪2】 2023/08/05

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 「アウトレットモール土岐」の南側近くに2015年4月にオープンした施設で、日曜日の16時より入泉・評価となりました。それにしてもアウトレットモールの近くに「テラスゲート土岐」として温泉+地域セレクトショップ+スーパーの組み合わせとは便 利でいいですね。

 しかもこの「テラスゲート土岐」はNEXCO中日本開発株式会社の運営となっておりますので、そう簡単には事業から撤退しないことでしょう。温泉施設も末永く楽しめそうです。

 駐車場はそれなりに確保されているのですが、そこは複合施設の駐車場ということで、それなりに混んでいます。誘導の人が居ますので指示に従って駐車しましょう。

 施設は現代のスーパー銭湯といった佇まいで、施設内に入るとコインレスの鍵付下駄箱があり、左奥に施設内部へ進む入口があります(右奥は退館時の出口となります)。その入口奥には右側にカウンター・正面から左側にかけて休憩エリアと食事処となっており、右側は岩盤浴と退館時清算カウン ター、正面奥には熱帯魚の水槽とゲームコーナーも設置されています。

 受付では女性スタッフに「下駄箱の鍵は自己管理でお願いします、入浴のみのご利用しょうか?」と確認されて、館内の決済に使用するバーコードバンドを受け取ります。「このバンドは脱衣所のロッカー番号とは関係有りませんよ」といわれながら、受付を後にします。

 脱衣所と浴場は2階へ上がるよう指示がありますので、そ の案内にしたがって階段を上りますが、足腰が悪い方用にエレベーターも設置されています。2階に上がるとそこにも休憩エリアが設置されており、左右に男女それぞれの脱衣所があります。正面にはエステの受付があり、奥で施術してもらえるような構造になっています。

 脱衣所は施設相応に広く、利用者もかなり多くいらっしゃいます。入るとすぐ横にかなり広いパウダールームが設置され ており、ドライヤーとアメニティが並んでいますので、女性の方はとても助かるのではないでしょうか。

 ロッカーはコインレスの鍵付ロッカーとなっており、サイズも 数種類ありますので好みのロッカーを利用しましょう。なおこ のロッカーは他の施設とは異なり、表面のデザインが施設のイメージに合わせて加工してあります。これは他の施設には ないこだわりですね。

 ベビーベットもしっかり装備されていますので、若い方でも利用しやすい施設となっています。 さらに壁にはしっかりと温泉分析表が掲示されており、温泉利用施設であることをアピールして います。

 さっと脱衣の後に浴場へ向かうのですが、入ってすぐに掛け湯があり、右手に洗い場・左側にサウナ及びあかすり処、 奥に各種湯船及び露天風呂があります。内湯は残念ながら温泉利用の湯船はありません。

 洗い場は仕切りがあり、使用する場所によってソープ類が 異なりますので注意しましょう(2種類あり)。シャワーや鏡といった一通りの快適装備が揃っており、なんら不満はありませ ん。さすが新しい施設といったところでしょうか。

 しっかり体を洗い一通り内湯の状況を確認しますが、先に 書いたように温泉利用の湯船は内湯にはありません。出来 ればお湯の利用状況を各湯船に書いてもらったほうがわか りやすいと思いますが、如何でしょうかねぇ。

 露天風呂は「超炭酸風呂」・「かけ流しの湯」・「展望温泉」 の3つが温泉利用となっています。ここは一番状況の良いコンパクトな「かけ流しの湯」とその下流である大きな「展望温泉」で評価することにしましょう。「超炭酸風呂」は・・・もう別物 です。

 なお景色は基本北側に面した湯船でなければ、塀しか見え ません。また温泉利用の湯船には屋根がありますので、風 が強くなければ問題なく利用できますよ。

 お湯は41℃程で微白濁・無味・微かな塩素臭となっており、 超炭酸風呂は無色透明な状態となっています。まぁこのエリアは成分の濃い温泉ではなく、放射能泉の必須成分である ラドンの量で勝負といったエリアですので、見た目や匂いの特徴はどうしてもありませんね。

 お湯の利用状況は加温・循環ろ過・消毒・加水なしとのことですが、消毒はどのようなタイプ なのかは不明でした。湯量が毎分81.7Lなので、男女それぞれ3つの湯船に使うのが妥当だと 思いますし、温泉を楽しむための限界でもあると思います。

 なおpHは9.9あるのですが、肌に張りが強く出ることもありません。そういってるうちに頭痛の症状・・・湯当たりを起こしてしまったようです。放射能泉は私の体を湯あたりさせるので、しっかりラドンは含まれています。

 こうなると長湯はあまり出来ないので他の白湯利用湯船は 利用せず、温泉利用湯船のみ浸かって浴場を後にしました。 脱衣所に戻り、改めてパウダールームの広さにビックリしつつ休憩エリアに向かいます。

 湯上りは2階の休憩エリアか、1階の休憩エリアで休むこと が出来ます。湯あたりの症状が出ている私は水分だけ補給 し、そこそこに退館させて頂きましたが比較的ゆったりした造りの施設であることを確認しております。

 湯上り感はイベント湯や炭酸泉に浸からない限り、身体的 に温まる・さっぱりするということはなく、肌がパリッとする・し っとりとするということもありません。ただラドンを感じられる方のみ、温泉らしさを感じられるというちょっと難易度の高い温泉でした。

 最後に公式HPやパンフレットでは、泉質が「アルカリ性低張性温泉」と謳われているのは如何なものかと思います。しっかり正しい泉質で「アルカリ性単純弱放射能温泉(低張性)」と表記しなおすべきでしょう。


【再訪1】


 約3年ぶりの再訪で状況を確認しました。相変わらず露天風呂ながら源泉風呂での放射能泉効果は強く、湯あたりでヘロヘロになりました。お湯は変わりはありませんが、脱衣所に日焼けマシーンが1台設置され、洗面台横にはブラシが設置されました。

 あえて改善点を挙げれば、源泉風呂横にイベント湯を設置するのは避けて頂けると良いですね。この日はイベント湯の甘い匂いが漂い、源泉風呂に浸かりながらも違和感を感じてしまいました。


【再訪2】


 約5年ぶりの再訪にて状況を確認致しました。相変わらずの人気施設で近くに他の温泉施設が開業してもあまり影響を受けていない様子。変更点は下記の通り。

・温泉分析表が館内どこにも掲示されていませんでした。(ダメでしょ・・・)
・入泉料が900円⇒950円に変更されていました。
・営業時間は9時〜24時⇒9時〜23時に変更・定休日は不定休⇒第3火曜日に変更
・この日は展望露天風呂の横が「パインアメ」の風呂、これは温泉が堪能できません。
・個人的な放射能泉の特徴である湯当たりと湯上りの脱力感が殆どありませんでした。

 今回温泉分析表が無かったので、次回再訪時はちゃんと掲示されていると良いなぁ。



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