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濁河温泉(市営G泉・濁河温泉・市営泉源の混合湯)(にごりごおんせん)

【市営露天風呂】




【住所】  岐阜県下呂市小坂町落合2376-1


【電話】
  0576-62-3373
【料金】  600円

【泉種】  中性ナトリウム・カルシウム・マグネシウムー硫酸塩・炭酸水素塩温泉
       pH6.5 54.0℃ 759L/分 2.75g/kg H27分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ
【営業】  10時〜17時30分(8月は18時30分) 第2・第4水曜日定休 冬季休業
【記録】  2023/10/22

【評価】

施設 ★★
お湯 ★★★★★
湯上感 ★★★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 気温8度で晴れ天気の中、午後1時より入泉です。10年前に噴火し、多数の犠牲者を出した活火山である御嶽山の中腹、標高1800mの位置に存在する温泉郷。ここに辿り着くには車やバイクといえども、ちょっとした精神力が必要です。夏は時に猿の襲撃・冬は道が雪に埋もれますので、相応の装備をして行きましょう。(春は新緑・秋は紅葉が楽しめます))

 この施設は県道に面していますが、建物は駐車場の奥に隠れていますので、看板を見落とすと判りません。それでもこの日は天気も良く、紅葉シーズン。しかももうすぐ冬季休業に入る施設ということもあり、駐車場にはたくさんの車が止まっていました。駐車場横には壁越しに男性露天風呂が設置されており、男性客の会話が聞こえてきます。

 施設は駐車場奥にあるのですが、入口は駐車場から見えるわけではなく、右側に回ると入口が現れます。施設内は左側に受付・右側に入れるだけの下駄箱・右側奥にTVが設置された和室、正面左右に脱衣所入口があります。受付のおじいさんに声をかけると何人?と確認されて、その場で入泉料を支払います。受付を終了したら靴を脱いで施設に上がります。

 じつはこの施設はこの温泉評価を始める前に利用したことがあり、正確には約20年ぶりの再訪となります。今回は利用者が多く、写真は20年前に訪れた際の写真を使用させて頂きます。(雪が積もっているものが20年前の風景)でも施設は殆ど変化がないなぁと感動してしましました。

 木を多く使われた脱衣所は、BOXタイプの脱衣ロッカーと貴重品ロッカーで構成されています。床には露天風呂の落ち葉が足裏にくっついて入って来たと思われる落ち葉が数枚落ちており、秋が感じられます。

 施設名からも分かる通り、露天風呂しかないこの施設。脱衣所から露天風呂へ直結となっており、足元は水分を含んだ落ち葉が多数落ちており、足に張り付いてきます。

 洗い場は4席のみで仕切りが無いタイプ、シャワーは装備されていますが、鏡や照明はありません。ソープ類は普通の拘りが無い業務用のソープで結構匂いが残りますが、この匂いは露天風呂なのですぐに拡散してしまいます。時期によっては冷たい風を受けながら洗うことになるので、体調の悪い方は注意しましょう。ささっと体を洗って湯船に向かいます。

 露天風呂は大きな1つの形状を2つに分けた造りになっており、片方の一部に屋根が設置されています。周囲は岩が設置されていますが、基本コンクリートで湯船が造られており、「なんとなく岩風呂風」といったところでしょう。露天風呂に浸かって周囲の紅葉した森林を眺められる露天風呂、眺望はそんなにありませんが、ちゃんと季節は感じられますよ〜。

 お湯は40℃程で半透明な茶色と微かな緑が混ざったような濁り湯で、透明度は80cm、鉱石臭と味の裏に微かながら微かな硫黄と鉄分の味のが味わえます。匂いはほとんどないのですが、鉱石臭の裏に微かに鉄分の匂いがします。過去他の周囲施設で温泉を堪能させて頂いておりますが、どこの施設よりも温泉成分としては少ないお湯と思われます。温泉分析表の内容は大きく変化していませんが、もしかしたらこの数年の間に成分が変動しているのかもしれません。

 お湯の利用状況は掛け流し・未加熱・未加水・未消毒らしいのですが、施設のどこにも記載がなく、受付さんは来客対応に忙しくて確認出来る状況ではありませんでした。

 湯上りは脱衣所外の受付横和室やベンチやで、ゆっくりすることが出来ます。下界より気温が10度近く低いので、10月ながら既に石油ストーブが稼働しており、石油の匂いが冬の到来を告げているような気分にしてくれます。

 湯上り感は軽いポカポカ感、肌はしっとりのち地肌がしっかり感じられるザラザラ感が現れるといった感じで、しっかり体に影響しています。しかしポカポカ感は1時間で消え、今度は軽いサッパリ感が現れます。匂いは微かに鉱石臭が残りました。



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